びわの種の育て方~種まきから日ごろのお世話、剪定まで~

びわの種の育て方~種まきから日ごろのお世話、剪定まで~

びわは比較的栽培が簡単な果樹なので、初心者にもおすすめです。びわが育てば実を収穫することができますし、葉はお茶にして楽しむこともできます。

このコラムではびわの種の育て方をご紹介します。最初の種まきから、ゆくゆく必要になってくる剪定についてまでご紹介していくので、こちらを参考にびわを育ててみてください。

びわの種の育て方

びわの種の育て方は簡単です。食用のびわの種を使って種まきができるので、びわを食べたら、残った種で試してみてください。

びわに適した環境

びわの種の育て方~種まきから日ごろのお世話、剪定まで~

びわは暖かい気候を好むので、日当たりのよいところに植え付けるとよいでしょう。寒さには少し弱いですが、12~2月頃に花を咲かせます。この花に実が成るので、花を落とさないように注意が必要です。耐寒性のある品種ならよいですが、耐寒性が低い品種の場合は、冬は鉢植えを室内にいれるなどして対処するのがよいでしょう。

また、びわは湿気が苦手な植物です。そのため土は水はけがよいものを選ぶようにしてください。

種まき

種は食用のびわの残ったものを使うことができます。よく水洗いして果肉を落としましょう。土には3cm程掘ったところに埋めてやるとよいです。

また、脱脂綿やスポンジなどを使って発根させてから植え替えるという方法もあります。初根させるには、種の茶色い皮をむきます。そして脱脂綿またはスポンジを入れた容器に乗せ、種の半分くらいまで浸かるように水を入れます。これで発根したら、まずは小さな鉢に植え付け、苗木がしっかりしたら、大きな鉢や庭に植え替えることができます。

水やり

びわは湿気が苦手なので、庭植えの場合に水やりはほとんど不要です。夏に雨が降らない日が続くなどして、よっぽど乾いたときのみ、水やりをしましょう。鉢植えの場合は、土の乾き具合を見て、たっぷりと与えてください。

肥料

肥料は年に3回与えます。時期は3月・6月・9月がよいです。肥料は速効性化成肥料か有機質肥料を使いましょう。

おいしい実を収穫するために

ここまでびわの種の育て方をご紹介してきましたが、おいしい実を収穫するには次のようなお手入れも大切です。

病害虫

びわの種の育て方~種まきから日ごろのお世話、剪定まで~

びわはがん腫病・灰班病などの病気、モモチョッキリなどの害虫の被害にあうことがあります。

・がん腫病
細菌性の病気です。この病気に一度かかった部分は直らないので、もし発症してしまったら、その部位を切り落とすしかありません。症状としては葉に褐色の斑点、幹にこぶができるなどがあります。

・灰班病
葉に灰色の斑点があらわれるのが灰班病です。また、実にも斑点が発生することもあります。症状が進むと木が弱ってしまいます。

・モモチョッキリ
5~6月に発生し、果物を食害する害虫です。摘果のあとで実に袋をかけて侵入を防げば、びわを食べられることはありません。

摘蕾・摘果

花の蕾を摘むのが摘蕾、実を摘むのが摘果です。びわはたくさんの実をつけるのですが、それらをそのまま育てていると、ひとつあたりの実の大きさが小さく、味も薄くなってしまいます。そのため、摘蕾と摘果をして、数を減らし、ひとつの実に多くの栄養が行き渡るようにするのです。

びわはたくさんの蕾がまとまってできます。ひとつの房に段のように蕾がつくため、摘蕾では下の段をいくつか残して、上の段をすべて摘んでしまいます。

摘果は実が大きくなりはじめる3~4月頃におこなってください。ひとつの房に1~3個ほど実が残るように摘んでしまいます。摘果が終わった段階で、残った実に袋をかけてやると、害虫予防になりますし、鳥に実を食べられてしまうことも防ぐことができます。

剪定

びわが大きくなると枝や葉が混みあい風通しが悪くなったり、日当たりが悪くなったりしてしまいます。湿気を嫌い、日当たりがよい環境を好むびわにとって、この状態はよくありません。そのために欠かせないのが剪定です。

剪定で適切な環境を保つことで、おいしい実を収穫できるようにもなります。しかし、びわの剪定は少し難しいところがあるのです。

剪定はプロに任せるのがおすすめ

びわの種の育て方~種まきから日ごろのお世話、剪定まで~

栽培にコツがいるものが多い果物のなかでも、びわは比較的栽培が簡単な植物です。しかし、剪定だけは唯一難しいところがあるのです。

まず剪定の時期ですが、木の成熟度によって異なってきます。びわの種を植えてから実をつけるまでに8~10年ほどかかり、その間の剪定は2月頃がよいとされています。一方、実をつけるようになったびわの剪定時期は8~9月頃と、季節もまったく違うのです。

また、剪定のときに仕立てる樹形が、品種によって異なってくるのです。「茂木」などの品種のびわは、枝がまっすぐ伸びる特徴があるので、変則主幹形という横に枝が伸びる形に仕立てていきます。また、「田中」などの横に枝が広がる品種のびわは、盃状系といって、盃の形のような樹形がよいとされています。このように、びわによっても剪定の仕方が違うため、素人には少し難しいところです。

しかし、びわは実だけではなく、葉もお茶として楽しめる植物です。びわ茶にはがん予防の効果もあるといわれています。

びわの種の育て方は比較的簡単ですので、剪定は業者に依頼してみてはどうでしょうか。弊社では剪定を任せることができる業者をご紹介しています。剪定のことでお悩みのことがあれば、いつでもご連絡ください。

剪定1本から剪定します!剪定後の処理もいたします!見積もり後のキャンセル可能!24時間365日、日本全対応!

無料通話0800-805-5728

メールで無料相談

各種クレジットカードOK、調査見積もり無料