ベニカナメモチは生垣に最適!鮮やかな赤色の新芽を存分に楽しむ方法

ベニカナメモチは生垣に最適!鮮やかな赤色の新芽を存分に楽しむ方法

ベニカナメモチは、鮮やかな赤い新芽を出す植物です。枝が密集して成長することと、見た目が華やかで美しいことから、生垣として庭に植えている人も多く、住宅街で目にする機会が多いのではないでしょうか。

本記事は、そんなベニカナメモチの特徴や育て方、病害虫対策について解説します。また、ベニカナメモチの生垣をつくろうと考えている方のために、ベニカナメモチの生垣には欠かせない剪定方法もご紹介します。

美しいベニカナメモチの生垣を長く楽しめるよう、ご紹介する方法をできることから取り入れていきましょう。

ベニカナメモチってどんな植物?

ベニカナメモチを育てようと思っても、ベニカナメモチがどのような植物か詳しくは知らないという方もいるのではないでしょうか。ベニカナメモチの特徴を理解し、より一層楽しく育てて鑑賞しましょう。

ベニカナメモチの特徴

ベニカナメモチは生垣に最適!鮮やかな赤色の新芽を存分に楽しむ方法

ベニカナメモチは、バラ科の常緑広葉樹です。一年中枯れることはなく、4~5月に赤い新芽を出すことが特徴的です。樹高は、大きく育つと10メートルほどまで成長しますが、基本的には2~4メートルほどで育てられることが多いでしょう。

有名なのは鮮やかな赤い新芽ですが、5~6月には白く小さな花が咲き、12月には赤い実をたくさんつけます。葉が枯れることはなくても、季節によってさまざまな姿が見られるベニカナメモチは、庭に植えて鑑賞するのに適した植物といえるでしょう。

レッドロビンとオオカナメモチとの違い

ベニカナメモチは、カナメモチとオオカナメモチという品種をかけあわせてつくられています。カナメモチは日本に自生する褐色の新芽を出す木で、枝が密集して成長します。対してオオカナメモチは、中国原産の鮮やかな赤色の新芽を出す木で、カナメモチよりも葉が大きいのが特徴的です。

ベニカナメモチとは、カナメモチの密集して成長する枝と、オオカナメモチの色鮮やかさを兼ね備えた、生垣のためにつくられた木なのです。

そして、ベニカナメモチに見た目がそっくりな、レッドロビンという木があるのですが、かけあわせている木は同じです。ベニカナメモチとレッドロビンの違いは、病害虫への耐性です。ベニカナメモチが病害虫の被害を受けやすい種類だったために、病害虫の被害を受けにくく改良されたものがレッドロビンと名付けられています。

ベニカナメモチは生垣に最適

ベニカナメモチの枝は、密集して成長するため、枝同士に大きな隙間ができません。さらに、常緑樹なので冬でも葉が落ちず、目隠しの役割を果たす生垣には最適なのです。

また、通常は4~5月が赤い新芽の時期ですが、こまめに剪定をおこなえば、一年中赤い新芽を出し続けることができます。目隠しとしてだけでなく、家のなかから鑑賞する植物としてもおすすめです。

ベニカナメモチは萌芽力が強い!

萌芽力の強いベニカナメモチは、一度剪定をおこなっても、長期間そのまま放っておけば、すぐに枝が伸びて樹形を崩してしまいます。枝が伸び放題では、見栄えの悪い生垣になってしまうので、こまめなお手入れが必要です。

そういった失敗のないよう、適度に剪定をおこないましょう。仕事や育児で忙しくてこまめに剪定をするのが難しければ、業者に依頼するという方法もあります。弊社の相談窓口は、24時間対応していて料金も不要です。いつでもお気軽にご相談ください。

ベニカナメモチを美しく保つには“剪定”が大切

整った樹形を保ち、常に赤く美しい新芽を出すためには、剪定が不可欠です。とくに、生垣の場合は人目につくことも多いので、しっかりと整えておきたいところです。

剪定をおこなう目的とその方法を知り、適切に管理しましょう。また、剪定をしているだけでは美しいベニカナメモチは育ちません。剪定以外にもベニカナメモチの成長に関わるお手入れをご紹介しますので、日ごろのお手入れの参考にしてください。

剪定をする目的って?

ベニカナメモチは生垣に最適!鮮やかな赤色の新芽を存分に楽しむ方法

ベニカナメモチの葉は、剪定後に出る新芽だけが赤く色づき、その後は緑色に代わって残っていきます。つまり、剪定をおこなわなければ、ベニカナメモチの赤い新芽を見ることはできないのです。一年中赤い新芽が楽しめるように、後述の手順を守って正しい剪定をおこないましょう。

剪定の手順

ベニカナメモチの剪定は、整えた樹形から飛び出した枝を切ったり、混み合った枝を減らしたりする程度であれば、基本的にいつおこなっても問題ありません。

しかし、樹形を変えるような刈り込みをおこなう場合は、適した時期があります。それは、3月・6月・9月です。ベニカナメモチは成長が早いので、年に3回ほど剪定をおこなわなければ、一年中赤い新芽を保つことがせきません。

赤い葉だけでなく緑の葉も楽しみたいという方や、何度も剪定をするのは大変という方は、年に1回でもかまいません。その場合は、新芽が成長しきった状態になる6月か9月に剪定しましょう。

ベニカナメモチの剪定には、剪定用のハサミを使用します。以下の3つのハサミを用意しましょう。

・刈込バサミ
樹形を整える刈込の際に使用する、柄の長いハサミです。

・剪定バサミ
太めの枝を切るのに使用するハサミです。2枚の刃の形や大きさが違っていて、太い枝がよく切れるようになっています。

・植木バサミ
細い枝を切るのに使用するハサミです。刃先が細く、細かい枝先の調整にも使えます。

道具がそろったら手順を確認しましょう。ベニカナメモチを生垣にしている場合は、高さがきっちりそろっているのが美しい状態です。生垣の端から端にタコ糸のような太めの糸を張って高さを決め、糸より少し低くなるように刈込しましょう。

上部がまっすぐそろえられたら、側面を剪定します。切った枝が下に落ちることで、整えた枝に傷がつくことがないように、上から下の順で剪定をおこないましょう。

剪定以外のお手入れも大切に

剪定のほかに重要なお手入れは、水やりと肥料です。ベニカナメモチは、乾燥にも比較的耐えられますが、基本的には適度に湿度のある状態を好みます。土が乾ききらないように、土の表面にじわっと水が出るくらい水やりをしましょう。ただし、植え付けてから2年以上経てば、雨だけで成長するようになるので、雨の少ない時期以外は水やりの必要はありません。

肥料は、2~3月に根元に遅効性の肥料をまきます。寒さに強い木ではないので、4月に美しい新芽が出るように、栄養補給をしておきましょう。ただし、木の成長具合を確認して、成長スピードも落ちることなく元気な状態であれば、無理に与える必要はありません。

正しいお手入れでベニカナメモチは美しく色づきます

剪定や水やり、肥料などのお手入れを正しくおこなうことで、美しいベニカナメモチは保たれます。しかし、刈り込み剪定のタイミングを間違えたり、元気のないベニカナメモチに肥料を与え忘れたりすると、鮮やかな赤い新芽が出ないことがあります。

一年中美しいベニカナメモチの生垣を楽しみたいという方は、冬には肥料を与え、定期的に剪定をおこないましょう。ただし、水やりや肥料を与えることは、あまり手間のかかることではありませんが、剪定までひとりでおこなうのは難しいという場合もあるかもしれません。

すべてのお手入れをおこなうのが難しい場合は、剪定だけでもプロに任せましょう。剪定業者は全国に数多く存在しますが、弊社にご相談いただければ、お住まいの地域や必要なお手入れ内容に合わせて、適切な業者を迅速にご紹介することができます。

ベニカナメモチを育てるときは“病害虫”に注意!

正しくお手入れしていても、ベニカナメモチの木が傷んでしまうことがあります。その原因となるのが病害虫です。

ベニカナメモチに発生しやすい病害虫とそれらへの対策を知り、健康で美しいベニカナメモチを育てましょう。

ベニカナメモチに発生しやすい病害虫

ベニカナメモチは生垣に最適!鮮やかな赤色の新芽を存分に楽しむ方法

ベニカナメモチは病害虫の被害にあいやすい木です。どのような被害が出るのか、病気と害虫にわけてそれぞれ解説します。

・害虫
ベニカナメモチに発生しやすい害虫は、アブラムシとハマキムシです。アブラムシは、ベニカナメモチの特徴でもある新芽や葉のうらに寄生し、葉の栄養を吸って葉を弱らせます。

ハマキムシも葉のうらに寄生して葉の栄養を吸うのは同じですが、ハマキムシに吸われた部分は、葉緑素が失われて白くなります。

どちらも害虫の数が少なければ、大きな被害ではありませんが、被害範囲が広がると木の成長の妨げになるので、早めに駆除しましょう。

・病気
ベニカナメモチに発生しやすい病気は、うどん粉病と褐斑病です。うどん粉病は、葉の表面に白い粉のようなカビが生える病気です。被害が広がると、葉が光合成をおこなえなくなり、木の成長の妨げになります。

褐斑病は、湿度の高い場所で発生しやすい、葉に褐色の斑点が発生する病気です。病気が発症した部分は徐々に枯れて落ちてしまいます。

病害虫を防ぐためにできること

病害虫の被害は、放っておくとあっという間に進行し、木の成長に大きな悪影響をおよぼします。害虫には殺虫剤、病気には殺菌剤を使用して、早めに対処することが大切です。

また、被害が出てしまうと、症状が出た部分は元に戻すことができないので、定期的に木の消毒をして、病害虫を防ぐことをおすすめします。症状を見て対処法がわからない場合などは、木の消毒をおこなっている業者に相談するのもよいかもしれません。

自分で対処できるか不安ならプロへ!

ベニカナメモチに不可欠な剪定ももちろんですが、あわせて病害虫の対策をおこなうことができれば、より健康で美しいベニカナメモチを育てることができるでしょう。

しかし、すべてのお手入れをおこなうためには、ほとんど一年中休むことなくベニカナメモチのお手入れをするという状態になりかねません。剪定と木の消毒は、業者に依頼すればまとめておこなってくれる場合があるので、業者のサービスを活用してみてはいかがでしょうか。

剪定から木の消毒までおこなう業者は、弊社が厳選してご紹介します。業者をいちから探す手間はなく、サービス内容や見積りなどを比較検討できるので、納得のいく業者選びができることでしょう。

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