蝋梅は剪定を失敗すると花が咲かない…正しい時期・方法・切るべき枝

蝋梅は剪定を失敗すると花が咲かない…正しい時期・方法・切るべき枝

細やかできれいな花が咲く蝋梅は、見た目を美しく保つためにも剪定が大切です。しかし、蝋梅の剪定は複雑であり、時期ごとに剪定する方法や目的が異なります。蝋梅を健康的に育てるためにも、適切な剪定方法を知っておくべきかもしれません。

この記事では、蝋梅の剪定時期や方法を中心に紹介します。また、肥料や水やりの方法、蝋梅の増やし方についても解説しています。適切な育て方を知ることで、蝋梅に美しい花を咲かせることも夢ではなくなることでしょう。

蝋梅(ロウバイ)の剪定によい時期は3つ

蝋梅の剪定に適している時期は3月頃と5~6月頃の春、11月頃の秋です。これらの時期に剪定をおこなうのは、蝋梅をうまく育てるための理由があります。そこで、3つの時期に剪定をおこなう理由や、剪定時期を間違えた場合について見ていきましょう。

剪定時期が適している理由

剪定時期が適している理由

3月頃は蝋梅の葉や花が落ちて、古い枝が枯れます。古い枝からは新しく花芽がつかないので、この時期に剪定して取り除きます。また、蝋梅の根元から大きく飛びだす枝(通称:ひこばえ)も、蝋梅の栄養を奪う原因となるので、成長が盛んになる前の3月頃に切り落としましょう。

5~6月頃になると、蝋梅の枝の伸びが緩やかになります。そのため、5~6月頃に木の形を整えておくと、しばらくの間は蝋梅の形をきれいに保つことができるのです。

そして、11月頃の開花前では、見た目を悪くしている枝を間引いていきます。蝋梅は12月から花が咲きはじめるので、11月頃に余分な枝を剪定して見た目を整えておきましょう。

3つの時期以外で剪定するとどうなる?

3つの時期以外で剪定すると、蝋梅が弱ったり花のつき具合が悪くなったりします。

3月頃の剪定では、ひこばえなどの大きな枝を取り除く強剪定をおこなうのですが、時期がずれると蝋梅が弱りやすくなるのです。強剪定は木に大きな切り口をつけるので、ダメージが大きく、耐えるためには体力が必要です。そのため、体力の消費が少ない休眠期に強剪定をおこないます。

また、6~7月頃からは、蝋梅の花芽がつきはじめます。そのため、5~6月頃の剪定が遅れると、枝を剪定したときに花芽ごと切り落とすことがあるのです。さらに、11月頃の剪定でも、開花してから剪定すると花を切り落としやすいので、剪定の時期はできるだけずらさないようにする必要があります。

剪定時期を逃しそうなら業者へ相談

剪定時期が来たとき、剪定する時間が取れないことがあると思います。そんなときは、剪定業者に任せれば、蝋梅を剪定する時間をほかのことに使えます。知識や経験が豊富な業者であれば、時期や蝋梅の状況に適した剪定をおこなってくれるでしょう。

しかし、理想の業者を探すのが難しい場合もあると思います。そんなときは、弊社のサービスを利用すればすぐに剪定業者を見つけることができます。弊社は全国に加盟店がありますので、お住まいの場所に対応した剪定業者をすぐに向かわせられるでしょう。

もし、弊社の利用方法について気になることがあれば、お気軽にご連絡ください。

蝋梅(ロウバイ)の花が咲くように剪定する方法

蝋梅が花を咲かせるためには、剪定して生育環境を整えることや、枝を更新することが重要です。この項目では、蝋梅の剪定方法の基本や、花が咲かなくなる理由について紹介します。自力でうまく剪定できなかったときの対処法もありますので、参考にしてみてください。

基本の剪定方法

基本の剪定方法

どの時期でも共通して取り除く枝は、蝋梅に密集している枝や古くなった枝です。密集している枝があると、枝どうしがぶつかり合って木が痛むことや、日当たりや風とおしを悪くしてしまいます。日当たりや風とおしが悪くなると、病原菌や害虫が発生しやすくなることや、蝋梅が成長しにくくなるといった悪影響を引き起こすのです。

また、古くなった枝も根元から切り落とします。古い枝からは花が咲きにくいので、できるだけ取り除くようにしましょう。

そして、3月頃では伸びすぎた枝や、根元から生えるひこばえを剪定します。長く伸びすぎた枝は、枝の根元から20cmほど残るように、剪定ばさみや太枝切ばさみなどで切り取りましょう。

また、根元から生えるひこばえは剪定のこぎりなどで根元から切り落とします。長い枝やひこばえを放置すると木の栄養を取られてしまうので、蝋梅をうまく育てるためにも取り除きましょう。

蝋梅が古いと花が咲かなくなる?

蝋梅の木を植えてから年月が経っていると、枝の元気がなくなり、やがて花が咲かなくなることがあります。枝は、年月とともに枯れてしまうのです。そのため、もう一度花が咲くようにするには、古い枝を剪定して新しい枝を伸びるようにすることが大事です。

とくに花が咲きやすい、成長してから1年ほどの枝を残すようにして、数年以上伸びていた古い枝を切り取るようにします。注意点としては、古い枝を切り取る本数は、新しい枝を残す本数と同じぐらいにしておきましょう。枝の本数が大きく増減すると、幹から枝へと流れる栄養量が変わるので、蝋梅の生育に影響を引き起こすことがあるのです。

自力での剪定がうまくいかないときは

もし、剪定しても蝋梅の花が咲かず、元気がない状態でしたら、一度剪定業者に任せて生育環境を改善するのがよいでしょう。剪定業者なら、蝋梅の調子が悪い原因を探して、解決してくれるはずです。

弊社では、庭木1本からでも依頼を受け付けています。費用が気になる方は、無料見積りで具体的な作業内容と料金がわかりますので、一度お問い合わせください。

新春に美しい花を咲かせるために~基本の育て方を確認~

美しい花を咲かせるためには、蝋梅の剪定だけでなく日頃から適切な手入れをおこないましょう。水やりをはじめとする日頃の手入れは、生育に大きくかかわってきます。この項目では、蝋梅の特徴を再確認した後、「水やり」「肥料やり」「増やし方」「病害虫」について紹介していきます。

蝋梅の特徴

蝋梅の特徴

蝋梅は、黄色い花を咲かせる中国原産の樹木です。植物の種類は「ロウバイ」として扱われており、「梅」の仲間ではありません。花にはロウソクの蝋がついているようなつやがあり、甘い香りを発する特徴があります。

蝋梅は見た目が美しいだけでなく、暑さや寒さに強いため、初心者でも育てやすく人気が高い樹木です。湿気が多いところは苦手ですが、水はけがよい土や日当たりがよい場所で育てれば、蝋梅の生育に問題ないことが多いです。

水やりの方法

基本的には、蝋梅は水やりをしなくても育てることができます。自然に降る雨が、水やりの代わりとなるのです。ただし、植えはじめの蝋梅は地中から水を吸う力が不十分なので、2週間ほどは水やりをしておきましょう。また、地表が乾きにくいようにワラや不織布を地表に被せておくのもよいです。

肥料やりの方法

成長を促すために、4~5月頃と12月頃にゆっくりと栄養が溶け出す緩効性肥料を与えます。緩効性肥料を与えておくと、数ヶ月は蝋梅に栄養が蓄えられるので、蝋梅が長期間育ちやすくなります。4~5月頃の肥料やりは6~7月頃の花芽をつきやすくして、12月頃の肥料やりは12~2月頃に咲く花を咲きやすくするためです。

蝋梅の増やし方

家庭での蝋梅の増やし方は、種をまいて育てる方法が一般的です。種まきは9月頃が適しており、やり方は以下の手順でおこないます。

  1. 9月頃に実を回収する。(蝋梅の実は夏~秋頃に熟す)
  2. 回収した種を赤玉土(小粒)か種まき用土に、種の3倍ほどの深さまで埋める。
  3. 土が乾くたびに水やりをする。
  4. 発芽した後、通常の蝋梅の葉である本葉が3~4枚ほど生えたら、より大きいサイズの鉢へ植え替える。

この手順をおこなえば、植えてから5年ほどで蝋梅の花が咲くようになります。もし、鉢植えから地植えに植え替えるときは、根の2倍ほど大きい穴を掘って、植えつけるとよいでしょう。植えつける時期は、11~3月頃が適しています。

病害虫にも注意!

蝋梅の生育環境によっては、病害虫の被害にあうことがあります。

蝋梅に発生するおもな病気は、葉の表面に白い菌が発生するうどんこ病であり、蝋梅の光合成を邪魔してきます。光合成は蝋梅が成長するためにはかかせないので、邪魔されると花や葉が枯れるおそれがあるでしょう。

また、害虫被害としては、丸いカイガラムシなどが寄生することがあります。カイガラムシは蝋梅の枝に張りつき、蝋梅の樹液を吸ってくるのです。樹液が吸われる期間が続くと、蝋梅は弱っていき、花や枝などの育ち具合が悪くなってしまいます。

対策としては、病原菌や害虫を駆除できる薬剤をまくだけでなく、日頃から手入れをしておくことが重要です。うどんこ病の菌やカイガラムシは多湿の場所で発生しやすいので、剪定で風とおしや日当たりをよくして、湿度を低く保てば予防になります。

対処が難しいときは業者へ

さまざまな病害虫対策や剪定などの手入れをおこなうのは、時間や体力的に難しいことがあります。また、蝋梅に異変があったとき、何が原因かを探るのも困難なときがあるでしょう。

そういった蝋梅の悩みごとは、業者に対応してもらえば自力で対処する必要もなくなります。対処法を間違えて状況を悪化させるリスクも考えると、蝋梅に異変が起きたときは業者に任せるのが安全なのです。

弊社では、24時間年中無休で依頼を受け付けています。個人で対処しきれない問題が起きた場合は、いつでもお問い合わせください。

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