栴檀の木の剪定は冬に!手入れ・育て方・花と実についても紹介します

栴檀の木の剪定は冬に!手入れ・育て方・花と実についても紹介します

甘い香りを漂わせる栴檀の木は、公園や住宅街などあらゆる場所に自生しています。白や淡い紫の花を咲かせ、多くの丸い実をつける栴檀の木を見かける機会は多いのではないでしょうか。

栴檀の木は、町で見かけるだけでなく、庭木として育てられることもあります。そして、庭木として栴檀の木を育てる場合は、正しいお手入れをしていなければ、美しい姿を保つことができません。

ここでは、栴檀の木の剪定の時期や方法、特徴や育て方について詳しく解説していきます。栴檀を長く美しく育てるための参考にご覧ください。

栴檀の基礎知識

栴檀の木は、日本や中国などが原産の木です。暖かい地域に育つ木で、日本では九州や四国などに多く分布しています。

木材や漢方として使われるなど、人の生活にもなじみのある栴檀はどのような木なのか、栴檀の木の特徴についてご紹介しましょう。

栴檀の特徴

栴檀の特徴

栴檀の木は、樹高が高い種類が多く、大きいものは15メートルほどにまで成長します。しかし、なかには樹高の低いイッサイセンダンという種類もあり、庭木として選ばれることが多いです。

病害虫の被害にあいにくいので、比較的育てやすい木でもあります。暖かくて日あたりのよい場所を好むので、庭に植える場合は、なるべく日陰に入らない場所に植えることをおすすめします。また、寒さにはあまり強くないので、植え付けなどの根をいじる作業は、4月ごろの暖かい時期におこないましょう。

小ぶりでかわいらしい花が咲いて香りもよいので、鑑賞するための木としては最適です。ただし、成長が早い種類でもある栴檀の木は、剪定をおこなわなければ、すぐに大きくなってしまいます。適度に剪定して、育てやすい大きさを保ちましょう。剪定の詳しい方法については後述します。

栴檀の花と実

栴檀は、美しい花やたくさんの実がなることが特徴です。栴檀の木の開花期は、5~6月です。花の色は白や淡い紫をしていて、小ぶりのかわいらしい花が咲きます。いくつもの花が重なるほど近くにまとまって開花するので、遠目にも開花の様子が見えて美しい姿です。また、開花期に感じられる栴檀の甘い香りは、香水の原料にもなっています。

実のなる時期は開花後です。最初は緑の丸い実が枝先にたくさん実り、10~12月に熟して淡い黄色になります。栴檀の実は、周りの果肉や果肉に包まれた内側の核の部分があかぎれなどの薬として使われていて、人の生活にもなじみのあるものです。ただし、栴檀の実には毒があります。誤って口にしてしまうことのないようにしましょう。

栴檀を育ててみる

栴檀の特徴がわかったところで、庭木として育てるために必要な情報をご紹介します。栴檀の木を植える時期や、日ごろおこなうべきお手入れ内容について解説しますので、下記を参考に育ててみましょう。

栴檀を植える時期

栴檀を植える時期

暖かい地域に分布する栴檀の木は、寒さに弱い傾向があります。そのため、植え付けのような根を扱う作業は、4月ごろの暖かい時期におこなう必要があります。

ただし、種をまいて栴檀の木を増やしたい場合は、時期が少し異なり、秋ごろに熟した実をとってすぐにまきます。栴檀は乾燥に弱いので、種が乾燥しないようすぐにまくのです。すぐにまけない場合は、乾燥しないよう湿らせて冷暗所で保管し、植え付けと同じ4月ごろにまきましょう。

水やり・肥料

基本的に水やりをおこなう必要はありません。しかし、あまりにも土が乾いてしまうと、土の栄養を吸収することができなくなり、成長の妨げになります。真夏の炎天下の続く時期や、長期間雨が降らなかったときなどは、土の表面がじんわり濡れるくらい水やりをしましょう。

水やりはあまり気をつかわなくてもよいですが、肥料は必要です。春にきれいな花を咲かせるために、1~3月と11月に緩効性の肥料をまいて、十分な栄養を与えるようにしましょう。

水と肥料のほかに、剪定も必要です。栴檀の木の剪定について、適した時期や方法をしっかりと覚えておきましょう。

栴檀の剪定はやりすぎに注意

栴檀の木の剪定は、頻繁におこなう必要はありません。その理由は、成長していくなかである程度自然に樹形が整うからです。しかし、庭木として育てるうえでは、理想の樹形や大きさがあるという方もいるので、適度に剪定をおこなって、育てやすい形や大きさを保つ必要があります。ここでは剪定に適した時期と正しい剪定方法を解説します。

剪定時期

剪定時期

栴檀の木は、冬になると休眠期を迎えます。休眠期には木の成長がゆるやかになるので、剪定後に大きく樹形が変わることがありません。翌年に向けて樹形を整えるのは12~3月の暖かくなる前までにおこないましょう。

剪定方法

基本的には伸びすぎた枝や地面の方向に伸びる枝、密集して伸びている枝などの不要な枝を切る程度で十分です。太い枝を切ったり、大量の枝を切ったりして、大きく形を変える必要はありません。

もし誤って太い枝を根元から切ってしまうことがあっても、栴檀の木は成長が早いので、すぐに新芽が出てきます。幹を傷つけないようにだけ注意して、剪定をおこないましょう。

剪定には、太い枝を切る剪定バサミや細い枝を切る植木バサミ、幹ほどの太い枝を切る剪定用のこぎりを使用します。用途に合わせて使い分けましょう。

剪定の際の注意点

栴檀の木は樹高が高いので、はしごや脚立に乗って枝を切ることになります。安定した場所でおこなっていたとしても、素人が高所での作業をおこなうのは危険です。転落することのないように高所での作業は業者に任せましょう。

また、剪定には専用のハサミやのこぎりなどの刃物を使用します。少し手元が狂っただけでも、刃が体に当たるなどしてケガをするおそれがあります。慣れない道具を扱う場合は慎重に作業しましょう。

転落やケガなどは、自分で業者に依頼すれば避けられるリスクです。自分で作業をおこなうことに不安のある方は、業者に相談しましょう。

剪定に困ったら業者へ

栴檀の木の剪定は、業者に依頼しておこなうこともできます。業者への依頼は、ケガや事故のリスクもなく、安全に作業できるのが最大のメリットでしょう。

ここでは依頼の際に気になる費用や業者選びのポイントについて解説します。納得のいく業者選択ができるよう、しっかりと確認しておきましょう。

剪定の費用相場

剪定の費用相場

剪定の費用相場は、木の大きさによって決まります。樹高3メートル未満の低木、3~5メートルの中木、5~7メートルの高木、それぞれの費用相場をご紹介します。

低木は約1,000~5,000円、中木は約6,000~10,000円、高木は約15,000~20,000円です。7メートルを超える木は、別途見積りとしている業者がほとんどなので、直接業者に連絡して、見積りの依頼をする必要があります。

なお、上記の金額は作業費の目安です。出張費や枝の処分費は別でかかる可能性があるので、その点も業者への確認が必要になるでしょう。

業者選択のポイント

業者選択の際に気になるポイントは、大きくわけると見積りと対応の2つです。それぞれどのような点に注目すべきなのかを解説します。

見積り
見積りは、内容と金額のわかりやすさが重要です。見積りには、作業費や出張費などの項目ごとの費用が記載されています。しかし、専門用語などが多用されていたり、何に使われているのかわからないような費用が記載されていたりする場合もあります。

しっかりと内容を確認し、必要な費用について、不明点や疑問点がないようにしておきましょう。

対応
業者に作業を依頼するまでには、「相談内容を話す」「見積りを出してもらう」など、いくつかのやりとりがあります。そのなかで、質問に対する明確な答えが返ってくるか、丁寧な言葉遣いをしているかなどを判断し、対応がよいと感じる業者に作業を依頼しましょう。

上記のようなポイントを兼ね備えた業者は、数多く存在します。そのため、自分で探そうと思うと、数が多いぶんだけ手間がかかってしまうでしょう。それを、お住まいの地域やお悩みに応じてご紹介するのが弊社のサービスです。

また、業者選びのポイントである見積りは、剪定の依頼を実際にしなくても費用がかかる場合があります。その点、弊社の加盟店は見積りを無料でおこなっているので、剪定の依頼が完了するまで費用がかからず、安心して業者を選ぶことができるのです。

そのほか、小さな疑問やご相談は、無料相談窓口にていつでも対応可能となっていますので、ぜひご利用ください。

まとめ

栴檀の木は、かわいらしい花や甘い香りで癒しを与えてくれます。しかし、実に毒があることや寒さに弱いことなど、栽培に必要な知識がなければ、庭木として長く育て続けるのは難しいでしょう。

また、栴檀の木の剪定についても、自然に樹形が整うから大丈夫だと思っていると、どんどん大きく成長し、自分では手の付けられない状態になることが考えられます。適した時期に正しい方法で剪定をおこなって、より美しい栴檀の木を楽しみましょう。

日ごろのお手入れは難しいことではありませんが、剪定は慣れない人にとっては難しい作業になります。自分で剪定をおこなうことに少しでも不安のある方は、無理せず業者に依頼しまして、美しい栴檀の木を育てましょう。

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