ツゲの剪定はいつ・どのようにやる?庭木と生垣で異なる方法も解説

ツゲの剪定はいつ・どのようにやる?庭木と生垣で異なる方法も解説

ツゲは萌芽力が強いため、年に2回の剪定が必要です。剪定の仕方は、庭木で育てているのか、生垣で育てているのかによって変わります。正しい剪定方法を知っておくことが、ツゲの健やかな成長につながるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

ツゲを自分で剪定することは可能です。しかし、枝が伸び過ぎている・樹形が崩れ過ぎて自分で剪定するのは難しいなどの場合は、剪定業者に依頼をしてみるのもおすすめです。ツゲの剪定を業者に依頼するメリットはたくさんあります。剪定について気になることや質問がある際は、一度相談をしてみてはいかがでしょうか。

ここでは、ツゲの剪定時期と正しい剪定方法をご紹介します。「剪定をして見栄えをよくしたい。でも自信がない……」「ツゲが大きく成長しすぎてしまって、困っている」そんな方はぜひ参考にしてみてください。

ツゲの剪定時期と控えたほうがいいタイミング

「自宅で育てているツゲが茂ってきた……」「伸びてきた枝を短く剪定したい……」などといったことをお考えの人はいらっしゃいませんか?ツゲは育てる環境にあまり影響されない特徴がありますが、萌芽力が強い植物であるため、定期的な剪定が必要となります。

しかし、いつ剪定してもいいわけではありません。じつは剪定に適さないタイミングというものがあるのです。ここでは、ツゲの剪定時期に関することをご紹介します。剪定作業に取り掛かる前に、一度ここで確認をしてみましょう。

ツゲの剪定は年2回

ツゲの剪定は年2回

ツゲは萌芽力が強いため、葉が密集しやすい樹木です。さらに年中樹形を楽しむことができるのが特徴としてあります。そのため、芽生えやすいツゲは定期的な剪定が必要なのです。

ツゲの剪定はおもに、6月と9月ごろにおこなうのが適切です。6月は春に伸びた新芽の成長が穏やかになる時期となるため、剪定のタイミングとして最適となります。

9月ごろになると、気温が低下し始めます。ツゲは冬になると休眠期に入るため、冬の間は木の成長が止まります。外気温が低下し、休眠期が近づくにつれて剪定によるダメージを修復する力が衰えていきます。そのため、休眠期より前の9月ごろに剪定をおこなう必要があるのです。

控えたほうがいいタイミング

先ほどツゲは年に2回の剪定が適切だと紹介しました。しかし、ツゲの健康状態が悪く、弱っている際は剪定を控えたほうがよいです。

ツゲの健康状態は、葉の見た目で確認することができます。葉や芽が褐色に変色している・斑点がみられた場合、害虫や病気による被害に遭っていることが多く、弱っている可能性が高いです。ほかにも葉の成長が遅いと感じた際は控えたほうがよいでしょう。

通常、剪定をすることで木を大きく成長させることができます。しかし、樹木が弱っている際は、剪定された枝を修復する力が弱っていることが多いです。そのため、剪定を誤ってしまうと衰弱しやすく、最悪の場合は枯れてしまうこともあるのです。

ツゲが衰弱する原因として、害虫や病気、日照不足や根の健康状態などが考えられます。剪定をする際は、一度葉や枝の状態を確認してから取り掛かるようにしましょう。

剪定をしないとどうなる?

ツゲの木を剪定せず放置すると、いくつかのリスクが生じてきます。

まずひとつ目に、枝の萌芽力が強いことによって、枝や葉が伸びて樹木全体が茂ってしまうことがあります。枝や葉が伸びることで風通しが悪くなり、樹木全体に日差しが差し込みづらくなってしまうのです。風通しが悪くなると、害虫が発生しやすくなり、病気も生じやすくなるため注意をしましょう。

ふたつ目は、枝がたくさん残っていることで栄養が分散されてしまい、樹木全体が弱りやすくなります。ツゲの木を元気に育てるには、適度に枝の数や長さを調節することが大切なのです。

樹形を整えて見栄えをよくしたい・剪定をするタイミングがわからないといった場合は、剪定のプロに任せてみてもいいかもしれません。剪定のプロであれば、さまざまな樹形を作ることに対応可能です。また、剪定時期を間違えるなんてこともないといえます。自分の望みどおりの樹形のツゲを、正しいやり方で作ってもらえるでしょう。

剪定お助け隊では、剪定に関する相談や質問に24時間電話に対応しております。電話での相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

ツゲの剪定方法は「庭木と生垣」で異なる

ツゲの木は庭木や生垣として育てることができます。それぞれ剪定に使う道具や方法が変わってくるため、取り掛かる前に確認をしておきましょう。自分で剪定するのが心配・不安といった際は、プロに任せるのもおすすめです。まずは剪定で必要となる道具についてみていきましょう。

まずは道具を準備しよう

まずは道具を準備しよう

ツゲの剪定では、樹木の大きさや剪定する範囲によって道具を使い分けます。剪定時は枝に触れるため、肌を露出していると切ってしまうおそれがあります。軍手をしてケガを防ぎましょう。

庭木の場合は、「剪定ハサミ」や高い箇所の剪定に最適な「刈り込みハサミ」がおすすめです。樹形によっては手が届きづらい場所を剪定することもあるかもしれません。その際には脚立を利用してみてはいかがでしょうか。

ツゲは庭木のほかに、生垣として育てることもできます。生垣の場合だと庭木と違い、広範囲を剪定することが多くなります。そのため、剪定ハサミではなく、「電動バリカン」を使用することで効率的に作業をすすめることが可能です。

剪定方法:庭木の場合

庭木としてツゲを育てる場合は、丸みのある玉づくりや玉散らしといった樹形が多いです。樹高が高くなるため、剪定をする際は樹木のバランスに注意して整える必要があります。

樹木の上下を同じように剪定してしまうと、枝や葉が伸びたときにアンバランスな形となり、台風などによる強風によって倒れてしまうおそれもあるため危険です。樹形をよくする剪定方法として、上部分を強めに刈り込んでボリュームを減らしましょう。

その反対に、下部分は浅めに刈り込みをおこないます。浅めに刈り込みことで、見た目が重くなり、上下のバランスがよくなります。樹形を整えると同時に、樹木の内部も剪定をして風通しをよくしましょう。上から下の流れで剪定することで、作業がしやすく、剪定後の掃除もラクにできるため、おすすめです。

剪定方法:生垣の場合

生垣を剪定する際も、庭木と同様に上下でバランスを整えながら剪定をおこないましょう。しかし生垣の場合、庭木と違ってさらに枝や葉が密集しているため、より細かな間引きが必要となります。

しかし、道路などからの目隠しとして育てている場合は、間引けばよいというわけでもありません。必要以上に枝を間引いてしまうと、視線を遮る効果が薄れてしまう可能性があるためです。

ほかにも、剪定後は内部に切った枝や葉を取り除くことを忘れないよう注意しましょう。取り除き忘れると、せっかく剪定をしたのに風通しが悪いままの状態となるおそれがあります。

業者に依頼するメリットって?

成長しすぎたことで樹高がある・樹形が乱れ過ぎて、自分では対処しきれないといった人はいませんか?そういった場合は、業者に選定を依頼することをおすすめします。無理に剪定をすると、ケガや落下などのリスクが高くなり危険です。

下記では、ツゲの剪定を依頼するメリットについて紹介します。業者に任せようか悩んでいる人がいましたら、ぜひ参考にしてみてください。

  • ケガをする危険性がない
  • 失敗する心配がない
  • 剪定をする時間を、ほかのことに使える
  • 剪定後の見栄えがよい
  • 剪定後の後片付けが必要ない

剪定を業者に依頼した場合、「日当制」と「時給制」、「単価制」の3つのタイプに分かれます。日当制でかかる費用相場は、約15,000~30,000円です。時給制でかかる費用相場は、約1時間あたり約2,000~3,000円となります。

単価制で樹木の剪定にかかる費用は、木の大きさや本数によって変動するので注意をしましょう。庭木と生垣の剪定でかかる費用について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【庭木の場合】(1本あたりでかかる費用)

・低木(0~3m未満)
約3,000~4,000円

・中木(3~5m未満)
 約6,000~8,000円

・高木(それ以上)
 約15,000~20,000円

【生垣の場合】

・1m未満
  約500円

・1~2m未満
  約1,000円

・2~3m未満
  約2,000円

・それ以上
  約3,000円(大きさによる変動)

ツゲの剪定を業者に依頼する場合、まずは見積もりを出しましょう。剪定に対応する業者はいくつも存在します。そのため、複数の業者で実際に依頼してかかる費用を見積もることで、よりお得な業者を選ぶことができるからです。

ほかにも事前に見積もりを出すことで、依頼後に追加費用を請求されるのを防ぐこともできるため、事前に見積もりを出してもらうことをおすすめします。

弊社では無料で事前に見積もりが出せるのに加えて、無料で現地調査も実施しております。業者に依頼するのが初めてで心配だと感じている方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。

ツゲの木を元気に育てるためのコツ

ツゲを元気に育てるためには、正しい手入れの仕方が必要不可欠です。ツゲの特徴と手入れ方法を把握して、よりよい環境づくりを心掛けましょう。ここで、最適な環境と害虫への対策について確認してください。

ツゲの特徴を知っておこう

ツゲの特徴を知っておこう

ツゲは樹高1~3mほどに成長する低木です。季節によって葉の色を変えるのが特徴で、花が咲く3~4月ごろには、葉が黄色く色づきます。開花が終わると緑が映え、冬は褐色に変化していき、1年飽きずにその姿を楽しむことができるでしょう。

ツゲは枝や葉の成長は遅いものの、萌芽力は非常に強い木です。そのため、剪定を怠ってしまうと樹形が乱れやすく、育てる際には定期的なお手入れが必要になります。

ツゲとよく似た樹木としてイヌツゲがあります。成長する速度が遅いツゲとは違い、イヌツゲは成長が早いです。花や葉の見た目も異なっており、開花時期も違います。ツゲの花は3~4月の間に開花をし、淡い黄色をした花を咲かせます。ですがツゲの花は花弁がなく、中央にある雌花の周りに、雄花が数個あるのが特徴です。葉は、茎に対して向かい合うようについています(これを「対生」という)。

それに対し、イヌツゲは5~6月に花を白い花を咲かせます。さらに雌花と雄花を別々の花株につける雌雄異株なのが特徴です。葉はツゲとは違い、茎に対して一枚ずつ互い違いについています(これを「互生」という)。

名前はよく似ていますが、ツゲとイヌツゲは違う樹木となります。この際に一度、違いを確認してみてはいかがでしょうか。

1.育てる環境

ツゲは日陰でも育つ樹木です。しかし、日当たりが悪いと葉の色が悪くなるおそれがあるため、色合いを良くしたい場合は日当たりの良い環境で育てるのがよいでしょう。

基本的には日当たりのよい場所を好むので、元気に育てるには日光が重要となります。また、ツゲは寒さに弱いため、寒冷地で育てるのには不向きなので注意をしましょう。

2.水やりや肥料

ツゲを庭に植えて育てる場合は、水やりはほとんど必要ありません。夏の暑い時期や、日照りが続いた際は水をあげるようにしましょう。肥料は2月に与えるのがおすすめです。

与える肥料としては、油粕や腐葉土、もしくは堆肥を土に混ぜ込むのが有効です。土に混ぜる際は、根を傷つけないよう気をつけましょう。根に傷がつくと生育に影響を及ぼすおそれがあるので注意しましょう。

3.害虫への対策

ツゲに発生しやすい害虫として、ツゲノメイガやハマキムシがあげられます。枝や葉が茂り、風通しが悪くなるとハダニが発生することもあるので、気をつけましょう。ツゲノメイガやハマキムシはツゲの葉を食べます。葉が食害を受けてしまうと見た目が悪くなり、早めな対策を怠ってしまうと枯れるおそれもあるため危険です。

ツゲの木が弱り、枯れるのを防ぐためにも、日ごろの手入れとツゲノメイガやハマキムシの早期発見が重要となるのです。ツゲノメイガを発見た際には、オルトラン水和剤やスミチオン乳剤といった薬剤を散布しましょう。ハマキムシの場合は、スミチオン乳剤のほかにマラソン乳剤も有効です。

ツゲで害虫を予防するには、剪定がとても重要となります。剪定をするタイミングがない・上手に剪定できる自信がないなどといった場合は、剪定業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか。弊社では、無料見積もりや相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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