フェイジョアの剪定は春!育て方・果実の収穫・お手入れも解説します

フェイジョアの剪定は春!育て方・果実の収穫・お手入れも解説します

庭で育てられる果樹として人気のあるフェイジョア。中南米が原産のフェイジョアは、赤と白のコントラストが鮮やかな花を咲かせ、甘酸っぱい実をつけます。

美味しい実をつけるフェイジョアを育てるには、定期的な剪定が必要です。正しい剪定ができているかで実つきの良し悪しが決まるといっても過言ではありません。

ここではフェイジョアの剪定方法をご紹介します。また、フェイジョアを長く楽しむためにも、育て方の基本やかかりやすい病害虫なども解説していきます。

フェイジョアの剪定方法

美味しい実をつけるためにはフェイジョアを剪定しましょう。ここからは、フェイジョアの剪定方法についてご紹介していきます。

剪定はなぜ必要?効果について

フェイジョアの剪定方法

剪定をしなくても植物は育ちます。しかし、健康的に育てるためには剪定が欠かせません。剪定が必要な理由と効果についてみていきましょう。

剪定とは「不必要な枝を切る作業」のことです。不必要な枝を切ることで、風通しや日当たりがよくなります。そのため、病害虫が発生しにくくなる効果があるのです。

さらに、定期的に剪定をおこなえば、枝が伸びっぱなしになりません。理想の高さやボリュームを保ちたいのであれば、定期的な剪定が欠かせないお手入れです。

また、不要な枝を切ることで栄養が十分にいきわたり、成長を促進させたり、花つきや実つきがよくなったりします。

剪定に必要な道具

フェイジョアの剪定に必要な道具をご紹介していきます。

  • 剪定ばさみ:直径2センチほどの枝を切れる
  • 植木ばさみ:細く細かい枝を切れる
  • 剪定ノコギリ:剪定ばさみで切れない太さの枝を切る
  • 高枝剪定ばさみ:脚立やはしごがなくても高い場所を切れる
  • 脚立やはしご:高い位置にある枝を剪定するときに使用する
  • 軍手:作業で手をケガしないように保護する
  • 癒合剤:剪定した切り口から雑菌が入らないようにする塗り薬

すべての道具を用意する必要はありません。ですが、フェイジョアは1.5~3メートルぐらいの高さまで成長するため、脚立や高枝剪定ばさみなど用意しておくと便利でしょう。

剪定の時期・方法

フェイジョアの剪定は3月上旬から4月中旬におこないます。この時期に剪定をおこなうのは、花芽のタイミングが関係しているからです。8月から9月になると、翌年に咲く花芽が伸び始めます。3月上旬から4月中旬の時期を逃すと、花芽ごと切り落とすことになるため、花芽のタイミングに合わせて剪定をおこないましょう。

植え付けてから1~2年までは、「枝数を増やすこと」「樹形を整えること」を念頭において剪定をおこないます。主幹をまっすぐに伸ばすことを意識し、新しく伸びている枝は1/3に切り詰めるようにしていきましょう。

枝葉が茂るようになったら、切り戻す剪定ではなく、間引く剪定をしていきましょう。混みあった枝や細い枝、枯れ枝、内向きに伸びている枝、株元から伸びる枝などは、枝元から切り取って間引きます。とくにフェイジョアは、株元から枝がたくさん伸びやすいので注意しましょう。

しだれ気味の枝は大きい果実をつけます。そのため、しだれ気味の枝は剪定しないようにしましょう。また、枝先に花芽ができるため、全体を刈り込むような剪定は避けてください。

フェイジョアの剪定は、方法さえ知っていれば、自分で剪定することも可能です。しかし、「育ちすぎてしまったため、樹高が高くて作業に危険がともなう……」「切る枝の本数が多い……」「剪定をできる時間がない……」「木の状態が悪くて心配など……」といった悩みから、自分で剪定をおこなうのは難しいと感じる方もいることでしょう。そのような場合は、無理に自分でおこなおうとはせずに、剪定業者へ依頼するのがオススメです。

弊社へご連絡いただければ、庭木のメンテナンスをおこなう剪定業者をご紹介いたします。剪定実績が豊富な業者に任せれば、的確な方法でフェイジョアを剪定してもらえるので安心です。

育て方のポイント|病害虫対策|果実について

美味しいフェイジョアの実をつけるために必要なのは、剪定のお手入れだけではありません。日ごろのお手入れから健康的に育てることが重要です。

「フェイジョアが元気ないな……」そう思ったら、日ごろのお手入れが間違っている可能性があります。今一度、本コラムを参考に、育て方の基本を確認してみてください。

フェイジョアを育てるための基礎知識

育て方のポイント|病害虫対策|果実について

より長くフェイジョアを楽しむために、ここからは育て方の基礎知識をご紹介いたします。

水やり

地植えで育てる場合は、根つくまで夏に水やりをして、枝をよく生長させましょう。根ついたら、降雨だけで育ちます。庭木は植え付けから1年から1年半までは、根つきがよくなく吸水する力が弱いです。

鉢植えは土の表面が乾燥してきたら、たっぷりの水を与えましょう。鉢底から水が流れ出るぐらいの量がよいです。夏場は土が乾きやすいので、1日に2回与えるのが最適といえます。

水切れを起こすと、せっかく実った果実の生長が止まったり、未熟のまま落ちてしまったりすることになります。あまりに乾燥がひどいようでしたら、ワラを敷いてあげると乾燥から守ることが可能です。根が地面の浅い場所に張るため、根元から木を囲うように敷きましょう。

肥料

植え付けをするときに、緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。また、しかるべき時期に有機肥料、または植え付けたときと同じ緩効性化成肥料を与えましょう。庭植えの場合は3月と10月、鉢植えの場合は3月と7月、10月に与えてください。たくさん肥料を与える必要はありませんが、肥料は花つきや実つきに影響します。

用土

フェイジョアは水はけがよい土を好みます。地植えで育てる場合、水はけが悪いと感じたら、川砂を1割ほど混ぜることで解決することができます。鉢植えで育てる場合は、赤玉土小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜ合わせたものを使うとよいでしょう。

育てる環境

フェイジョアは日光を好みます。そのため、地植えと鉢植えどちらも日当たりがよい場所で育てましょう。日照時間が多いと、美味しい果実ができます。

日ごろのお手入れは実つきや花つきに直結します。そのため、お手入れを怠ってしまうと、実の生長が止まってしまったり、品質が落ちたりします。日ごろのお手入れから気をつかい、甘酸っぱい果実を楽しみましょう。

気をつけて!注意するべき病害虫

フェイジョアは比較的、病害虫に強い植物になります。ですが、油断はできませんので注意しておきましょう。注意するべき病害虫は以下のとおりです。

病気:うどん粉病

葉がうどん粉をまぶしたように、白く粉を吹く病気です。うどん粉病になると、うまく光合成をすることができなくなります。そのため、枯れてしまうことがあります。

害虫:アブラムシ・コウモリガ

アブラムシは葉や枝、幹に寄生する害虫です。植物の養分を吸うため、フェイジョアが弱ってしまいます。また、アブラムシを媒介して、葉が真っ黒になるすす病を引き起こすことがあります。

コウモリガは木の幹に入って食害する害虫です。食害をされると、養水分の流通ルートが断たれるため、弱ったり、枯死したりします。どちらの害虫も見つけたら、早めに殺虫剤を散布しましょう。

また、病害虫は定期的な剪定で予防することができます。そのため、面倒だからと剪定作業をサボらずおこなうようにしましょう。

甘酸っぱい果実を実らすためには?

フェイジョアを育てるうえで楽しみなのが、甘酸っぱい実を食べることだと思います。ここからは、甘酸っぱい実をたくさん実らして楽しむ方法を解説していきます。せっかく果樹を育てているのですから、美味しい実を少しでも多くつくれるようにしましょう。

摘蕾

枝先に咲く花は実がついても、十分に成長しません。そのため、枝が伸び始めて新しいつぼみができるようになったら、枝元に近い花を2つ残して、枝先の花は摘み取るようにしましょう。

人工授粉

フェイジョアは1本だけでは実がつきにくいです。そのため、植えている品種と異なる木を植え、果実を実らせる木と花粉用の木でわけましょう。開花時期になったら、花粉がたっぷりついたおしべを摘み取り、果実を実らせる用の木に咲いためしべに花粉をつけていきます。筆や綿棒などで花粉をこすりつけるとよいでしょう。

収穫

フェイジョアの実は、見た目で収穫のタイミングをはかるのが難しいです。そのため、実が自然に落下するまで待ちましょう。自然に落下した果実は完熟しています。頃合いをみて、地面にブルーシートを敷いておくとよいでしょう。10月から12月が収穫時期になるため、10月頃には敷いておくのがおすすめです。

追熟について

もし収穫した実が堅かったなら、室内で1~2週間ねかしておきましょう。だんだん芳香を放ち、柔らかくなってきます。また、冷蔵庫で保管しておけば、1か月ほどもちます。

フェイジョアは剪定以外にもこまめにお手入れをしなければなりません。果実をつけるとなれば、育てるフェイジョアの本数が増え、お手入れも大変になります。普段のお手入れで手がいっぱいなら、剪定だけでも業者へ依頼してみてはいかがでしょうか。

弊社では、剪定の経験と知識が豊富な剪定業者をいつでもご紹介しております。フェイジョアを健康的に育てるためにも、お手入れでわからないことがあればご相談ください。

フェイジョア剪定は業者依頼が楽!メリットと依頼のポイント

フェイジョアの剪定は意外と手間がかかり大変です。剪定作業に自信がない、剪定の手入れが面倒という方は、業者に依頼すると楽です。ここからは、剪定業者に依頼するメリットや依頼するときのポイントをご紹介していきます。

依頼をするメリット!

フェイジョア剪定は業者依頼が楽!メリットと依頼のポイント

業者に剪定を依頼すると、以下のようなメリットがあります。

  • 仕上がりの完成度が高い
  • 定期的なお手入れを依頼できる
  • 剪定作業が早い
  • 地域や木の状態に合わせた剪定をしてもらえる

業者に剪定を依頼すると、素人が作業するより確実に仕上げることができます。植物に関しての知識が豊富だからこそ、剪定でより健康的に育つよう促すことも可能です。素人が下手に作業をしてしまうと、弱らせてしまったり枯死させてしまったりすることもあるので、確実に剪定作業をおこないたい方は業者に頼るといいでしょう。

業者選びのポイント

業者選びを失敗してしまうと、希望通りの剪定をしてもらえなかったり、お金を余分に取られてしまったりします。そうならないように業者選びのポイントをみていきましょう。

料金が明瞭

料金が明瞭であれば、どの作業にどれぐらいのお金がかかるのか一目瞭然です。不明瞭な料金明細を出してくる業者はどの作業にどれぐらいのお金がかかるのか判断できません。そのため、余分にお金を取られてしまっても気づくことが難しくなります。

料金体系に注目

日当制の業者であれば、1日の中で満足いくまで手直ししてもらうことができます。時給制であれば、業者の腕次第になるため、費用によってバラつきが出てきます。また、ゆっくり作業されれば、そのぶん費用が高くなるでしょう。単価制は時間制ではないので、余分に料金がかかるようなことは少なくなります。

作業実績が豊富

作業実績がある業者を選べば、どのような木に対しても的確に剪定をしてもらうことが可能です。さまざまな経験を得てきた業者ほど、どのような状況の剪定にも対応してもらえるでしょう。

業者を選ぶときは、いきなり1社に限定するのはやめておきましょう。複数の業者から相見積りを取って比較することで、業者の質を比べたり、費用の相場を知ったりすることができます。

いくらかかる?剪定依頼の費用相場

剪定作業を業者に依頼をすると、「日当制」「時給制」「単価制」の3種類の料金体系で計算されることが多いです。日当制は1日でいくらという考え方で料金が決められています。日当制 の相場は1人あたり1日の作業で15,000円~30,000円ぐらいが相場です。

時給制は1時間にいくらという計算方法で料金を出します。時給制 の相場は2,000円~4,000円ぐらいが相場です。

単価制は何メートルの木1本でいくらと決められています。庭木の大きさや難易度で料金が変わってくるのが特徴です。単価制 の場合の費用相場は低木(高さ3メートル未満)で3,000円~4,000円程度。中木(高さ3メートル~5メートル未満)は6,000円~8,000円程度、高木(5メートル~7メートル未満)は15,000円~20,000円程度です。

本コラムを読んで、業者に依頼するメリットに必要性や魅力を感じた場合は、業者に相談してみてはいかがでしょうか。弊社はお客様の要望にあった剪定業者をご紹介することができます。現地調査や見積りを無料でおこなっている業者の手配することが可能です。お気軽にご相談ください。

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