ヒイラギナンテンの剪定|開花を目指すなら時期が重要!基本の育て方
ヒイラギナンテンは自分で剪定することができます。しかしながら、正しい時期に正しく剪定をおこなわないと花が開花しなくなり、背ばかり高くなってしまうおそれもあります。
ヒイラギナンテンの花をきれいに咲かせるには、正しい剪定を知っておく必要があります。また、ヒイラギナンテンを元気に育てるためにお手入れをすることも大事です。
そこで今回は、ヒイラギナンテンの剪定方法とお手入れ方法を詳しくご紹介します。正しく剪定やお手入れをおこなって、きれいな状態を保ちましょう。
目次
ヒイラギナンテンの剪定【いつどうする?】
ヒイラギナンテンの剪定は、3月か6月がよいとされていて、とくに3月がおすすめです。3月であれば、芽吹きが始まる前なので強剪定に向いているからです。強剪定とは、太い枝を根元から切り落としたり、大量の枝を切り落としたりする剪定方法のことです。
6月に剪定をするのもよいですが、花の芽が夏ごろつくため夏前に剪定してしまうと花芽を切り落としてしまうおそれがあります。花が咲かなくなるという心配があるので、できることなら3月の方がおすすめです。
では、ヒイラギナンテンの特徴を知ったうえで、剪定はどのようにおこなうのがよいか説明していきます。
ヒイラギナンテンの特徴と剪定をする必要性
ヒイラギナンテンは、とげのあるヒイラギのような葉とナンテンのような実のつけかたをすることから、「ヒイラギナンテン」と呼ばれています。ヒイラギナンテンは4月から6月に実がつき、横には広がりにくく高さがどんどん大きくなるという性質があります。
そのため、樹形をきれいに保たせながら育てるには、毎年必ず剪定が必要です。剪定をおこなわないと、上に枝が伸びるばかりで横に枝が出てこなくなるため、見栄えが悪くなってしまいます。また、花は昨年伸びた枝に花芽をつけ咲きますので、新しく枝を出させることによって花もつきやすくなります。
ヒイラギナンテンの剪定方法
ヒイラギナンテンの剪定は、混みあっているところの枝や枯れた枝を切り落とすのが基本です。切るときは幹の付け根から切りましょう。混みあっているところをばっさり切り落とすと、見栄えがよくなります。
また、枯れた枝は花芽もつけにくので、残しておいてもあまり意味がありません。そのため、剪定で切り落としてしまいましょう。
また、樹形を保つための工夫として、整えたいところは枝の先からみて一節ほどの部分で切るとよいです。切り口から出てきた芽が大きくなりすぎた場合は、好みの大きさに切ってしまっても問題ありません。
ヒイラギナンテンの剪定に関して不安なことがありましたら、弊社にご相談ください。弊社では剪定に関するお悩みをなんでもお聞きしております。また、弊社には全国各地にある剪定業者が加盟しておりますので、ご依頼をいただければお住まい近くの業者を紹介することも可能です。
剪定のプロである業者に依頼をすれば、ヒイラギナンテンの花をきれいに咲かせられる剪定をおこなってくれるでしょう。弊社に相談していただければ、お見積りまでは無料です。無料相談窓口は24時間年中無休でお電話を受け付けておりますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。
ヒイラギナンテンを長く楽しむ【お手入れ方法】
ヒイラギナンテンは、ゆっくり成長するため手入れがしやすい植物だといわれています。しかし、ヒイラギナンテンを長く楽しむためには、管理する場所や水やりの方法や肥料などを正しく知っておいたほうがよいです。
お手入れ方法を間違ってしまうと、枯れてしまうおそれもありますので、どのようにヒイラギナンテンをお手入れするとよいのか一緒に確認していきましょう。
ヒイラギナンテンにとってよい場所とは
ヒイラギナンテンを育てるのに適した場所は、半日陰(時間帯によって日向になったり日陰になったりする場所)がよいです。
ずっと日陰だと、花が咲かなくなることや、紅葉すべき時期に紅葉しないというおそれがあります。紅葉しないということは、うまく成長していないという証拠です。長くヒイラギナンテンを楽しむためにも日陰は避けたいものですね。
日向に置くことでもヒイラギナンテンは育てられますが、西日のような強い直射日光が当たり続けるような場所は避けましょう。日光によって葉の色が抜けてしまうだけでなく、枯れてしまう原因にもなるからです。「葉の色がきれい」というのが特徴でもあるヒイラギナンテンなので、葉の色を守るためにも直射日光は避けましょう。
水やりと肥料
ヒイラギナンテンは、正しく水やりと肥料を与えることによって、いつまでもきれいな状態を保つことができます。それぞれの方法は、以下のとおりです。
・水やり地植えの場合は、水やりに関してそれほど気にしなくてよいです。しかし、夏の強い日差しが当たる日は、朝か夕方の涼しい時間に水やりが必要です。
鉢植えの場合は、土が乾いてきたら水をあげましょう。とくに、春から夏はヒイラギナンテンが成長する時期なので、水を必ずあげましょう。水をあげるときは、鉢の底から水があふれだすくらいが目安です。
ただし、水をあげすぎると根腐れしてしまうおそれがあるため、土が乾いていない場合は、わざわざ水を与える必要はありません。
・肥料ヒイラギナンテンに肥料を与える場合は、3月と12月にあげます。緩効性の化成肥料か油かすと骨粉をまぜたものを肥料に使います。緩効性の化成肥料とは、ゆっくりと肥料の効果が出る肥料のことです。
緩効性の肥料や天かすと骨粉をまぜたものを与える理由は、ゆっくりと肥料の効果1年をかけて十分にいきわたらせるためです。十分に肥料の行きわたった土から栄養を取ることによって、新芽や花芽も増えることや、ヒイラギナンテンを元気にさせることができます。また、根も強く張らせることができます。
肥料は、絶対にあげなくてはいけないというわけではありませんが、育ちがよくなるので元気がないと感じたら肥料をあげましょう。
ここまで、ヒイラギナンテンの剪定とお手入れ方法をご紹介してきましたが、ほかの植物に比べてヒイラギナンテンは比較的育てやすい植物です。日当たりや根腐れなどに注意するだけでうまく育てられます。
うまく育てることができたら、ヒイラギナンテンを増やしてみるのも一興でしょう。ここからは、ヒイラギナンテンの増やし方について紹介していきます。
ヒイラギナンテンを増やしてみよう
ヒイラギナンテンを増やすためには、いろいろな方法があります。自分に合った方法で上手に増やしてみましょう。ヒイラギナンテンを増やす方法はそれぞれ以下のとおりです。
種まき
ヒイラギナンテンは、4月から6月ごろに紫色の実をつけるので、熟して濃い紫色になった実から種を取りましょう。種の周りについた果肉はきれいに水で洗うなどして取り除きます。きれいに種だけにできたらそのまま植えましょう。
すぐに種まきをするのが難しい場合は乾燥させないように、密封した容器などに入れて保存し、気候が暖かくなってくる3月ごろに植えてもよいです。
挿し木
ヒイラギナンテンは、挿し木で増やすことも可能です。挿し木とは、株の一部を切り取って根を張らせて増やす方法のことです。挿し木をおこなう場合は、6月ごろおこないましょう。挿し木のやり方は以下のとおりです。
- 元気な枝を10センチくらいの長さに切ります。
- 葉は2.3枚残すくらいにして、ほかの葉は取り除いておきます。
- 切った枝を30分ほど水につけておきます。
- 赤玉土の小粒を鉢に入れて、水につけておいた枝をさす。
- 水やりをおこない、日陰で管理します。
- 根が張ってきたら、地植えに移し替えてもよいです。
まとめ
ヒイラギナンテンの剪定について今回はご紹介しました。正しく剪定をおこなうと、うまく花が咲かせられることがわかりましたね。しかし、ヒイラギナンテンは放っておくと背が高くなってしまうこともあるため、剪定が大変に感じるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときは、剪定業者にお願いしましょう。剪定業者であれば、ヒイラギナンテンのことを知り尽くしているので、スムーズに剪定してくれます。また、剪定だけでなくお手入れの方法も相談すると教えてくれるはずです。
剪定業者をお探しの場合は、弊社にお任せください。弊社には加盟している剪定業者が多くありその中から、選んでいただくことが可能です。24時間365日お電話で対応しておりますので、剪定業者をお探しの場合は、ぜひ弊社へご相談ください。
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