キャラボクの剪定は年1回でOK…ちょっとした手間をかければ完璧!

キャラボクの剪定は年1回でOK…ちょっとした手間をかければ完璧!

キャラボクは成長が遅く、剪定があまり必要ではないため、庭木として育てやすい樹木です。しかし、剪定せずに放っておくとじょじょに大きくなり、やがて手に負えない状態になってしまいます。キャラボクは1年に1回程度剪定するのが好ましく、剪定に強い木なので自分で剪定する方も、失敗することも少ないです。

このコラムでは、キャラボクの剪定を自分でやってみようと考えている方のために、剪定について解説していきます。また、育てかたや増やしかたもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

キャラボクは手がかからない…でも剪定は必要です

キャラボクは剪定の手間がかからない木として紹介されることも多いですが、年に1回程度の剪定は必要です。なぜキャラボクは剪定が必要なのか、見ていきましょう。

キャラボクは成長が遅い

キャラボクは成長が遅く、一般的に大きく成長しても4メートル程度なため、庭木として管理しやすい樹木です。さらに、日当たりがよくない環境でもよく育ち、秋冬でも葉が緑色のまま枯れないため、生垣としてよく育てられています。

剪定のメリット・剪定しないデメリット

剪定には、不要な枝を切り落とすことで、木全体に日光や栄養が行き届きやすくするねらいがあります。また、木の内側の風通しをよくなるため、じめじめした環境を好む害虫を寄せつけにくくする効果もあります。

キャラボクは成長が遅い樹木ですが、ずっと剪定しないままでいると、樹形はくずれて大きくなっていきます。キャラボクは株立ちといって、地表から出る株数が増えて、木が横に広がろうとします。そうなると、自分で剪定するのが難しくなってしまいます。

このように、キャラボクは剪定があまり必要ない樹木ではありますが、健康に育てるために、定期的な剪定は必要なのです。

剪定は業者に任せるという手も!

庭木としてキャラボクを育てている方のなかには、剪定の手間があまりかからないという特徴に魅力を感じ、植えた方もいらっしゃるかもしれません。また、これまでキャラボクを剪定せずにすんできたため、いざ自分で剪定しようとしても不安に感じる方もいるでしょう。そんな場合は、剪定を業者に任せてはいかがでしょうか。

剪定を業者に依頼する場合、木1本からでも受け付けてくれる業者も多いです。キャラボクを生垣として育てている場合、剪定料金は生垣の幅で計算されることが多く、1mあたり500円前後が相場となっています。

生垣ではなく単体として育てている場合では、一般的には、樹高に応じて剪定料金が設定されます。樹高が3m以下の木では、1,000円から3,000円程度が相場となっています。

また、さきほどご紹介した相場料金は「単価制」での金額ですが、業者によっては「日当制」で料金が決まることもあります。日当制とは、1人の職人が1日作業する場合の金額で、相場は15,000円から30,000円程度です。日当制は、地域によって料金に差がでやすい傾向にあります。

さらに、切り落とした枝の処分費や、剪定の難易度などによっても金額が変動することがあります。業者への依頼を考えている方は、実際に木の様子を見てもらい、事前見積りを出してもらうと安心です。

キャラボクの剪定は年1回で十分!でも適当にカットしてはダメ

キャラボクは年に1回程度剪定してあげると、大きな樹形のくずれを防げます。しかし、せっかく大切に育ててきたキャラボクを、適当に剪定してしまうと、見た目を悪くしてしまうこともあります。

キャラボクは丈夫!適当にカットしても枯れないけど…

キャラボクは丈夫な木で、剪定をして枯れてしまうことはあまりありません。しかし、適当に剪定してしまうと、樹形がくずれて見た目が悪くなってしまったり、刈り込んだ部分が茶色く目立ってしまったりします。キャラボクをきれいに剪定するために、使用する道具、剪定時期、剪定方法についてみていきましょう。

剪定に使う道具

生垣を剪定する際には刈り込みばさみがよく使われますが、キャラボクの剪定では、木ばさみを使うとよいきれいに仕上がります。

刈り込みばさみは刃が長いので、枝をまとめて切り落としやすいですが、丁寧な剪定はしにくいです。いっぽう、木ばさみは持ち手が大きく刃が短いのが特徴で、細い枝を1本ずつ切り落とす作業に向いています。

はさみ以外の道具としては、背が高い木を剪定するために脚立を使うことがあるかもしれません。脚立を使用する際には、安全に十分気をつけてください。また、剪定の際には枝で体を傷付けてしまうかもしれないため、長そで長ズボンと、軍手を着用するようにしましょう。

剪定方法その1:新芽を摘む

キャラボクははさみで剪定するよりも、新芽を摘んで伸びないようにすることで、キレイに仕上がります。なぜなら、はさみで剪定すると葉を切り刻んでしまい、木の内部が見えてしまうからです。木の内部が見えると、枝の茶色が目立ってしまい、見た目を悪くしてしまいます。

いっぽう、新芽を摘む方法ではそのような失敗はしないので、丁寧に剪定したい方におすすめの方法です。新芽を摘む時期は3月から5月ごろ、新芽が伸び始めた時期におこないます。新芽が出たばかりでまだ柔らかいこの時期が、新芽を摘みやすいのです。

剪定方法その2:木ばさみによる基本的な剪定

枝数が増えて密集している部分を剪定して、内部をすっきりさせたい方は、木ばさみを使って不要な枝を切り落としていきましょう。

木ばさみを使う剪定方法は、新芽を摘む剪定方法と同じように、3月から5月ごろおこないます。剪定で切り落とす枝は、弱った枝や、樹形から大きくはみ出ている枝です。さらに、木の幹に向かって伸びる枝や、真上に向かって伸びる枝も切り落とすと、よりすっきりします。

剪定方法その3:ワンランク上の剪定・玉散らし

キャラボクを単体で育てている方は、おしゃれな「玉散らし」という剪定をしてみてはいかがでしょうか。玉散らしとは、幹から伸びる枝ごとに丸い玉(緑葉のかたまり)がついているように見える仕立てかたで、和風な雰囲気が魅力的な剪定方法です。

玉散らしに仕立てるには、理想とするイメージに近づくよう剪定していくことがポイントです。理想の形の外枠より内側にある、太い枝や不要な枝を、枝元に近い箇所で切り落としましょう。

ここではおしゃれな剪定方法として玉散らしをご紹介しましたが、ほかにも、テーマパークや会社などでは、キャラクターやアルファベットの形に剪定されることもあります。キャラボクの仕立てかたを変えて新しい魅力を楽しみたい方や、きれいに仕上げたい方は、プロである業者に相談してみてはいかがでしょうか。

キャラボクは疫病を除く?育て方の基本と普段のお手入れ

キャラボクには、ある言い伝えがあることをご存じですか。また、そのような言い伝えだけでなく、キャラボクにはほかの樹木にはない魅力があります。キャラボクを元気に育てて魅力を引き出すために、基本的な育てかたやお手入れについて解説していきます。

古くからの言い伝え

キャラボクには、庭に植えると家族の疫病を取り除いてくれるという古くからの言い伝えがあります。そのため、以前は庭にキャラボクを植える人は多かったようですが、この言い伝えが少しずつ忘れさられた現代では、キャラボクを庭に植える人は減ったようです。

しかし、このような言い伝えがなくても、キャラボクはあざやかな緑の葉を1年中見られ、ときには思い思いの形に仕立てて楽しむことができるという魅力があります。キャラボクを育てている方は、日々のお手入れにみがきをかけ、キャラボクの魅力をより楽しみましょう。

キャラボクが育ちやすい環境

キャラボクは日かげでも成長する樹木ですが、まったく日光が当たらない場所では元気に成長できません。日光が十分に当たらないと、成長が極めて遅くなったり、葉の色が健康的な緑色にならなかったりしてしまいます。キャラボクの日当たりをさえぎっているものがある場合、できれば取り除いてあげるとよいでしょう。

キャラボクの基本的なお手入れ

キャラボクの基本的なお手入れは、水やりと肥料やりです。水やりについては、植え付けから2年間ほどは、土の表面が乾いたタイミングで、たくさん水を与えます。なぜなら、植え付けたばかりのキャラボクは根が弱っているため、水分を効率よく吸収できないからです。

そのため、植え付けたばかりのキャラボクは、土のなかの水分が途切れないよう、毎日の水やりが必要です。植え付けから3年前後経てば雨で十分な水分を吸収できるので、水やりは不要です。

肥料やりについては、庭植えの場合は2月ごろ、鉢植えの場合は3月ごろにおこないます。活発に成長する春以降にそなえ、この時期に肥料を与えておきましょう。肥料の種類は、庭植えの場合は有機肥料、鉢植えの場合は化成肥料を与えてください。

気をつけたい害虫・病気

キャラボクが被害にあいやすい害虫は、カイガラムシです。カイガラムシは白色の小さな虫で、植物の葉や茎の汁を吸うため、被害にあうと成長に影響をおよぼします。カイガラムシを見つけたら、ブラシや細いホウキなどで早めに取り除くようにしましょう。

カイガラムシの被害に早く対処しないと、カイガラムシが媒体となって、スス病にかかるおそれもあります。スス病はカビの一種で、植物に付着すると、ススをかぶったように黒く変色し、成長がさまたげられます。スス病を発見したら、その部分を剪定で切り落とし、被害が拡大を防ぎます。

キャラボクの増やしかた・植え替え

キャラボクの生垣を拡大させたい方や、単体の木として新たにキャラボクを育てたい方は、「とり木」でキャラボクを増やしてみましょう。とり木は、2月から3月ごろにおこないます。

とり木をするときは、根元近くに生えている若い枝を使います。とり木に使う枝の根を出させる部分に切りこみを入れて外皮をはがします。外皮をはがしたら、土に植えてU字型の針金で固定して完成です。しばらく水やりを続けて根が生えてきたら、その部分を切り離して、苗木として植え替えます。

苗木の植え替えは、3月下旬ごろか、10月から11月にかけておこないます。植え付けでは腐葉土か堆肥を混ぜた土を使い、深めに植えてください。根の下に有機肥料か緩効性化成肥料を与えると、育ちやすくなります。植え付けから2年間ほどは、根が水分をしっかり吸収できるよう、土の表面が乾いたのを見計らって、たくさん水を与えましょう。

キャラボクのお手入れでお困りのときは

ここまで、キャラボクのお手入れについてご紹介してきましたが、「剪定がうまくいかない」「成長が悪い」など、さまざまな不安やお悩みを抱えることがあるかもしれません。そんなときは、プロである業者の力を借りてみましょう。

剪定などのお手入れを業者に依頼する場合、その後もいろいろな場面で庭木の相談ができるよう、長くお付き合いしたくなるような、信頼できる業者を選びましょう。さまざまな庭木について深く理解していて、剪定以外の作業も相談できるような業者が理想的です。

当サービスでは、知識と経験が豊富な業者をご紹介いたします。また、現地での事前見積りをご提示してから作業をご依頼いただくため、あとになって追加費用が発生しない点が安心できるポイントです。庭木のお手入れでお困りの方は、ぜひご相談ください。

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