ザクロの剪定時期・方法とは?実りをよくするための作業もご紹介!
ザクロはおいしく、とても人気のあるフルーツです。また、夏に咲く花も秋に熟す赤い実も、その美しさから観賞用としても楽しめるフルーツです。そんな見た目もおいしさも楽しめるフルーツを、ちゃんと育てたいですよね。
ザクロに限った話ではありませんが、剪定などのお手入れ方法を誤っておこなうと、病気になりやすくなったり果実が実らなくなったりしてしまいます。最悪の場合は木が枯れてしまうおそれがあるのです。せっかく育てた木を無駄にするのは悲しいですよね。
この記事では、ザクロが枯れないための剪定方法を紹介させていただきます。正しい剪定方法を知って、ザクロを楽しんでください。
目次
ザクロの剪定時期|切り落とす枝の見極めかた
ザクロのお手入れで大切なのが、剪定です。剪定次第で、木が成長するか枯れてしまうかが決まってしまいます。この項目では、ザクロの剪定の仕方についてまとめました。
剪定のねらい
ザクロを剪定する理由としては、ほかの木と同様に風通しや日当たりをよくするためでもあります。また、勢いがよすぎる枝を剪定することで、花や実に栄養が行き渡ります。
剪定時期は冬
ザクロの剪定に適した時期は、葉が落ちる12~2月です。それ以外は生長時期となっており、剪定すると樹液が出て生長しにくくなってしまうおそれがあります。
【ザクロ剪定】切り落とすのは徒長枝
徒長枝とは、幹や主枝から勢いよく伸びる枝です。この枝を切らないと、ほかの枝に栄養が行き渡らず気に悪影響を及ぼします。そのため、徒長枝は根元から切り詰めたほうがよいです。
また剪定時に花芽のついた枝を切ってしまうと、花が咲かなくなって実がつかなくなるおそれがあるので、1年目の枝を剪定するのは控えましょう。
ザクロ剪定時の注意点
ザクロは枝先にとげがあるため、ケガに気をつけながら剪定しましょう。また、太い枝を剪定することは木にとっては大きな負担となり、枯れるおそれがあるので避けましょう。
また、短い剪定ばさみを使用すると高所での作業は登らなくてはならないので、刈込ばさみのような長いはさみを使用した方が無難です。しかし、刈込ばさみを使用しても枝の落下などでケガをするおそれがあります。高所での作業は、業者に相談しましょう。
業者に剪定をおこなってもらうことで、転落事故や枝の落下による事故を防止することができます。不安な方は、ぜひ弊社のコールセンターからご相談ください。
ザクロは剪定以外にも収穫に向けた手入れが必要
ザクロの手入れは剪定だけではありません。病害虫対策や収穫に向けた手入れも必要になってきます。この項目では、ザクロの収穫に向けたお手入れ方法についてまとめました。また、病害虫対策についてもご紹介いたします。
摘果(てきか)で実りを調整
摘果とは、未成熟の実を摘み取り、生育のよい身に栄養を行き渡らせる剪定方法です。つぼみや花の状態で摘み取ることもありますが、果実の段階で積むことで過剰な摘み取りを防ぐことができます。
摘果は実が付いたら早い段階で摘み取りましょう。大きすぎたり発育不足、形が悪かったりするものを摘み取っていきます。この際、病害虫の被害に遭っているものも取り除きましょう。
袋がけで実を守る
袋がけとは、その名のとおり実に袋をかけて雨風などから果物をしのぐ方法です。雨風から守るだけでなく、実の撥水性を保持することができたり実の発色がよくなったりします。
袋がけは乾いた果実におこないます。あらかじめ袋を膨らませておき、果実に袋をかけたら、留め金で止めて、袋の底をたたいて風船状にしてください。ちなみに、袋がけで病害虫を防止することはできないので、薬剤の散布は必要になってきます。
収穫時期の見極め
ザクロの実は、花が咲いて2~3か月後の9~11月ごろに収穫できます。よいザクロを選ぶポイントとしては、皮がしっかりと色づいて、茶色く変色したところがないものを選んでください。
病害虫対策もしておこう!
ザクロは、さまざまな病害虫にかかるおそれがあります。かかりやすい病害虫は、以下のとおりです。
・うどんこ病
うどんこ病とは、葉っぱに白いカビの菌が住み着く病気のことです。5~6月や9~11月に発生しやすく、日当たりや風とおしが悪いことが発生の原因となります。発生初期は薬剤を使って繁殖を抑え、症状が進んだ葉っぱは切り取ることが対策となります。
・モモノゴマダラノメイガ
6~8月にかけて、ザクロなどの果実に産卵をする、黄色い体に黒い斑点の模様をしたガです。果実に産み付けられた卵が孵化すると、幼虫が果実を食い荒らします。防除が行き届いていれば被害にあまり遭わないので、殺虫剤をまくなどして対策を取りましょう。
・カイガラムシ
白い貝殻のような笠をかぶって、枝や葉に住み着く虫です。木の汁を吸ってエサにするので、木の生育に悪影響を及ぼします。対策としては、卵から孵化した幼虫の段階で殺虫剤を散布することです。
・アブラムシ
アブラムシとは、葉や茎などに住み着く、体長2~4mmの虫です。体の色は緑や黒、赤や黄色など、さまざまあります。カイガラムシと同様、木の汁を吸って木の生育に悪影響を及ぼすほか、ウイルス病を持ち込んだり排せつ物がアリを誘引したりします。
対策としては、見つけた時点で殺虫剤を散布するほか、反射光を嫌う性質があるので、アルミホイルや銀色の反射テープを地面に張るなどして対策をしましょう。
実がならない……考えられる原因
お手入れをしても実がならない場合、さまざまな理由が考えられます。肥料や水が不足していたり、正しく剪定ができていなかったりするの がおもな理由です。また、反対に肥料や水のやりすぎ、剪定のし過ぎも実がならない理由のひとつです。
お手入れに困った場合は、業者に相談してみるのもひとつの手です。正しい剪定をしてくれるほか、消毒や害虫駆除など、木のお悩みを一気に引き受けてくれます。弊社ではお客様のお悩みにあった業者を紹介させていただきますので、まずはお電話ください。
剪定や消毒など……業者を利用したほうがよい場合
剪定や害虫駆除は自力でもできますが、業者に任せておいたほうが安心ですよね。この項目では、自力でやるより、業者に相談しておいたほうがよい場合や費用の相場、業者選びのポイントについてまとめました。
業者を利用したほうがいいかの判断
まず、業者に任せておいたほうがよいポイントは、木の大きさと場所です。背の高い木の剪定や害虫駆除は高所での作業になるため、転落などの事故に遭う恐れがあります。また、ぬかるみなど足元の状態が悪い場所での作業も、事故につながります。
木の大きさや場所以外にも、虫刺されや樹液などのかぶれに困ったり、剪定などをする体力や時間がない場合にも、業者を活用したほうがよいでしょう。
依頼するといくらかかる?
業者によっても値段はさまざまですが、3m未満の木はおよそ3,100円、3~5mの木は約7,100円、5~7mは約16,600円くらいになるでしょう。これに消毒や害虫駆除のオプションをつけると、別途料金がかかります。
業者選びで気をつけるポイント
業者選びで気をつけるポイントは、どの施工にどのくらいの料金がかかるかを明確にしているかです。また、料金が高すぎても困りますが、安すぎても適切なサービスが受けられないおそれあります。
そこで、複数の業者に見積りを取ってもらい、比較してもらいましょう。そうすることで、複数の業者から値段やサービス内容を比較して、しっかりとした業者を選びやすくなります。
「剪定お助け隊」にご相談ください!
剪定にお困りの場合は、剪定お助け隊にご相談ください。24時間365日対応のコールセンターがみなさんのお悩みを聞いてくれるほか、剪定だけでなく、消毒や害虫駆除など木のお悩みを一括で引き受けてくれる業者を紹介させていただきます。
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