ヒメシャラの育て方は簡単!特徴と美しく元気に育てるためのポイント

ヒメシャラの育て方は簡単!特徴と美しく元気に育てるためのポイント

木肌が美しく、初夏に白い花が咲くヒメシャラは庭木として人気のある樹木です。これからお庭に植える木を選ぶ際には、ヒメシャラを候補に加えるのもいいでしょう。しかし木を植えるとなると、気になるのはしっかりと管理していけるのかというところです。木の手入れは手間がかかって大変なイメージもありますよね。

そこでこのコラムでは、ヒメシャラの育て方についてご紹介します。ヒメシャラの管理は大変なのかどうか、その特徴や注意点、ヒメシャラの楽しみ方までわかりやすく解説しています。これからヒメシャラを育てたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

ヒメシャラの育て方

ヒメシャラの育て方は簡単!特徴と美しく元気に育てるためのポイント

ヒメシャラを元気に育てるためには、いくつかポイントがあります。基本的なヒメシャラの育て方をみていきましょう。

・半日陰の場所で

ヒメシャラは日当たりのよい場所を好みます。ただし、夏場に西日が当たると土が乾燥してしまいますので、午前中は日が当たり、午後から夕方には日陰になる半日陰がベストです。土が乾燥してしまう場合には木の根元をワラやビニールなどで覆うマルチングをしておくとよいでしょう。

・植えつけは冬場

お庭にヒメシャラを植えつけるのは、休眠期である12月~2月ごろが最適です。休眠期のヒメシャラは眠っていて養分をあまり必要としませんので、環境が変わったり多少根を傷つけたりしても大きなダメージにはなりません。

ヒメシャラは根が浅いので地中の水分を吸い上げる力が弱く、乾燥にも弱いので適度に湿度を保った土壌を好みます。培養土や赤玉土、腐葉土などを土に混ぜて植えつけてあげましょう。

・水やりは頻繁に

乾燥に弱いヒメシャラは庭植えであっても水やりをする必要があります。夏場に土が乾燥すると元気がなくなって葉が枯れてしまうこともあります。土の状態に注意し、乾燥していればたっぷりと水を与えましょう。

・肥料はそれほど必要ない

もともと生育が穏やかなヒメシャラは、肥料を与えなくても十分に育ちます。もしも元気がなくなってきたという場合には、油かすなどの有機肥料を枝の先あたりの地面に埋めて与えましょう。枝の先と根の先は同じくらいの位置にあります。地中の養分は根の先から吸収されますので、そこに埋めることで吸収の効率がよくなるのです。

・剪定は不要な枝を間引く程度

ヒメシャラの枝はゆっくりと伸びますので、それほど樹形が乱れることはないでしょう。そのため、枝を切る剪定は最小限で十分です。あまり強い剪定をおこなうと木が弱ったり、切られた枝を伸ばそうとして自然な樹形が乱れたりすることがあります。

枯れた枝や混みあった枝などを適度に間引く程度に切り落とし、日当たりと風通しをよくしましょう。剪定はヒメシャラの休眠期である12月~2月ごろにおこなうと、木への負担が少なくて済みます。

・病害虫

ヒメシャラに発生することが多い害虫はチャドクガ、コガネムシなどです。チャドクガはヒメシャラの葉に卵を産みつけ、卵からかえった幼虫は葉を食い荒らします。コガネムシも葉っぱを食べ、その幼虫は地中で根も食害してしまいます。

また、カビ菌が原因でさび病などにかかることも多いです。さび病にかかると葉に斑点ができ、感染が広がれば最悪は枯れてしまいます。害虫や病原菌は多湿の環境で発生することが多いです。病害虫を予防するためには、剪定をして木の内側に日当たりと風通しを確保し、湿気がこもらないようにすることが大切です。

ヒメシャラは庭木にできる木の中では比較的手がかからず、育てやすい木だといえるでしょう。次章ではヒメシャラの特徴と魅力について解説します。

ヒメシャラってどんな植物?

ヒメシャラの育て方は簡単!特徴と美しく元気に育てるためのポイント

ヒメシャラはツバキ科の落葉樹で、サザンカやシャラ(ナツツバキ)も同じツバキ科の仲間です。シャラとヒメシャラの花は白くて形もよく似ていますが、ヒメシャラのほうがひと回り小さいです。花だけでなく、シャラとヒメシャラは育て方もほぼ同じという特徴があります。

生長が遅いのでこまめに手入れする必要はなく、比較的育てやすい樹木です。湿度の高い環境を好み、日本海側の地域でよく自生しています。寒さには強いですが、暑さと乾燥には弱いので頻繁な水やりなどの管理に若干の注意が必要です。

初夏ごろに花を咲かせ、秋になると葉が赤く紅葉します。1年を通してさまざまな表情を楽しめ、庭に植える木としてとても人気です。そんなヒメシャラの苗は1,000円から30,000円程度で販売されています。

自生しているヒメシャラは10m以上に生長することがありますが、お庭に植える場合は2mほどにとどめて育てることも可能です。上に伸びる枝を剪定で切ることで、大きくなりすぎないように調整することができるのです。次の章ではヒメシャラの楽しみ方や上手に管理する方法をご紹介します。

ヒメシャラをもっと楽しもう!

ヒメシャラの育て方は簡単!特徴と美しく元気に育てるためのポイント

手入れの手間がかからず、自然のままでも美しいヒメシャラは家のシンボルツリーとして最適です。ゆっくりと育つので家を建てたときや子供が生まれたときなどに植えれば、一緒に生長を楽しむことができるでしょう。

ヒメシャラには株立ちで育てられる品種もあります。株立ちは1本の太い幹から枝分かれしているのではなく、根元から数本の細い幹が生えてくる品種です。株立ちは横に広がって伸びるため、玄関先や庭先の目隠しとして活用できます。

また、ヒメシャラは枝を挿し木にして増やしたり、盆栽にして楽しむこともできます。お庭に新たなヒメシャラを育てるのも、家の中で盆栽を仕立てるのも、充実したヒメシャラの育て方だといえるでしょう。

ただ、手がかからないとはいってもまったく放置していていいわけではありません。生育が遅いとはいえ、放っておけばヒメシャラは10m以上にまで成長します。大きくなりすぎると管理が大変ですし、伸びすぎた枝が近隣にはみ出してトラブルになることもあるでしょう。定期的な剪定で生育をコントロールすれば、より美しい樹形を保つこともできます。

また、ヒメシャラには害虫が発生することもあります。せっかくの美しいヒメシャラに虫がわいてしまっては台無しですので、剪定して日当たりや風通しをよくして害虫の発生を予防しましょう。

しかし、剪定の道具をそろえたり、正しい方法をマスターしたりするのは大変です。剪定は簡単そうにみえて技術のいる作業でもありますので、失敗すれば木を弱めたり、せっかくの美しい樹形を乱したりということもあります。

そうならないためには、剪定業者を頼るのもひとつの方法です。確かな技術をもったプロに任せれば、ヒメシャラの健康と美しさを保ちながら、適度な大きさを保ち続けることができるでしょう。

剪定業者を探すのが面倒だという場合には、剪定お助け隊にご相談ください。剪定お助け隊には多数の剪定業者が加盟しており、相談いただけばお近くの剪定業者を無料でご紹介します。紹介も見積りも無料ですので、見積りをみてから正式に依頼するかどうか判断することができます。そろそろ剪定が必要だと思ったら、ぜひ剪定お助け隊をご利用ください。

まとめ

ヒメシャラは成長が穏やかなため育てやすく、庭木としておすすめの樹木です。乾燥に弱いので、こまめに土の状態を確認して水やりをするのがヒメシャラの育て方のポイントです。それさえ押さえておけば、ヒメシャラを育てるのに難しいことはありません。

ただし、放っておけば大きくなりすぎてしまうこともありますので、定期的な剪定で大きさを調整する必要があります。病害虫を予防するためにも、剪定は効果的です。自分で剪定するのが大変だと思ったら、剪定業者に依頼しましょう。

剪定業者を探すなら、剪定お助け隊が便利です。無料の電話相談でご要望を聞き、最適な剪定業者をすぐに紹介することができます。ヒメシャラの手入れでお困りの際には、ぜひ気軽に剪定お助け隊にご相談ください。

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