ドウダンツツジ剪定は花が終わったあとがおすすめ!形は好みに合わせて
ドウダンツツジは壺状の花や、秋には美しい紅葉を見せてくれる魅力的な植物です。そんなドウダンツツジですが、形が乱れ理想どおりに育たないことがあります。
また、刈り込みにも強いのですが、剪定に失敗するおそれもあるので注意が必要です。そこで今回は、ドウダンツツジの剪定方法、剪定の時期を中心に解説していきます。
さらに、業者に依頼する際のアドバイスもあわせて紹介していきます。ぜひ、ドウダンツツジをきれいに咲かせるお手伝いをさせてください。
目次
ドウダンツツジの剪定方法は2通りに分かれる
ドウダンツツジの魅力のひとつは、様々な樹形を楽しめることです。樹形とは、木や枝からつくられている樹木全体の外観をさしています。
ドウダンツツジの自然に伸びた形を活かして花を楽しんだり、樹形を整えて丸みのあるかわいい形にすることもできます。また、庭木以外にも生垣としても利用されることもあり、ドウダンツツジの剪定方法は目的によって変わるのです。
花を楽しむなら自然樹形がおすすめ
自然樹形とは、ドウダンツツジが自然に伸びた形を活かしながら剪定する方法です。樹形を変えてしまうような剪定はおこなわず、折り重なるような枝を剪定するくらいにとどめておきます。
また、自然樹形は花を咲かせることに一番適した方法といわれ、剪定の際は、花芽を残しながら切ることが重要です。花芽を切り落としてしまうと、翌年に花が咲かなくなってしまうことにもつながるため注意してください。
形を整えるならしっかりと刈り込もう
ドウダンツツジは生垣として利用さることも多く、樹木の特徴としてしっかりとした刈り込みにも耐えることができます。多用な樹形を楽しむことができ、剪定のしやすい植物といえるのです。ドウダンツツジの樹形は目的によって仕立て方を選ぶとよいでしょう。
ドウダンツツジの形はどのようにすればいい?
ドウダンツツジを剪定し、形を整える際におすすめの樹形は主に二つあります。一つ目は、玉仕立てといわれるもので、丸みを帯びた形から、お庭の景観を彩る庭木として利用されることが多いです。
ドウダンツツジは自然樹形のお花を楽しむだけでなく、玉仕立てにすることで、より美しい紅葉を楽しむことができます。季節によって色合いを楽しむことができるのも魅力のひとつでしょう。
ただし、玉仕立ては内側の枝が混み合いやすいため、太めの枝を切ることで透かし、風通しをよくしておく必要があります。風通しが悪くなると、病害虫が発生するおそれがあるのです。
一方、角仕立ては樹形に角を残し、四角い箱型に整えていきます。四角い樹形から、生垣として利用されることも多く、複数並べれば、堀代わりの目隠しとして最適です。ドウダンツツジの葉を調節することで、高さをかえることもできます。
また、角仕立てでは、四角い樹形が伸びてくると、高い位置に葉が茂ることになります。花が咲いたあとの剪定で強く刈り込みをいれることで、下部の枝木が太い枝のみですかすかになるのを防ぐことができるのです。
プロへ相談するときはしっかりと要望を伝えよう
ドウダンツツジの剪定をプロへ相談する際は、なにを自分が優先して剪定したいのかきちんと要望を伝えておく必要があります。自然樹形でお花を楽しみたいのか、花よりも樹形を優先したいのかなど、目的によって剪定方法が変わってくるためです。
まずは業者にきちんと要望を伝えることが、理想のドウダンツツジへ近づく第一歩となるでしょう。剪定お助け隊では、多くの加盟店の中からご要望に合った業者をご紹介いたします。まずはお気軽にご相談ください。
ドウダンツツジのおすすめ剪定時期
ドウダンツツジの剪定時期として、花が咲き終わったころや落葉時期が挙げられます。また、秋頃に強剪定という剪定をおこなうこともあります。樹形が乱れてしまったときに、大幅に形を整えることができる有効な方法ですが、注意点もあるのです。
おすすめの時期1:花が終わったあと
ドウダンツツジの剪定に適した時期のひとつとして、花が咲き終わった6月頃が該当します。花が枯れ始めた1ヶ月以内であれば、翌年の春頃に咲く花芽がまだついていない可能性が高く、翌年咲く花まで切り落とすリスクを最大限下げることができるためです。
理想は、花芽がでるまえになりますが、実際には花芽を識別することはむずかしいため、花が咲き終わったあと、1ヶ月以内を目安に剪定をおこなっていきます。
おすすめの時期2:葉が落ちたあと
ドウダンツツジの落葉の時期に剪定をおこなうのは、夏季に無駄に伸びてしまった枝や枯れ木を切ることを目的としています。また、11月~3月頃に剪定をおこなうことで、葉が落ちていて枝についた花芽の判断がしやすくなります。
木の形が乱れているときは秋に切る
木の形が乱れてしまった場合は、大幅に形を整える強剪定をおこなう必要があります。この強剪定とは、太い枝を切ったり枝や芽を多く切り落とす剪定方法です。
夏頃から伸びてしまった不要な枝は、秋ごろに切り落とします。この時期は花芽がでてしまっているため、翌年に花がつかないおそれがありますが、ドウダンツツジは強剪定にも強く枯れてしまうことは少ないのです。
ただし、強剪定は乱れた木の形を大幅にかえることができますが、理想の形に育たなくなるというリスクもあります。そのため、樹形に不安を感じる場合には一度業者に相談することをおすすめします。ドウダンツツジは理想の形によって剪定方法も変える必要があります。
剪定お助け隊は、剪定のノウハウを身につけた多数の業者が加盟しています。剪定についてのお悩み事があれば、ぜひご相談ください。知識をもつプロに適切な剪定をしてもらえば、美しい樹形を保つことができるでしょう。
ドウダンツツジの枝はどう切ればいいの?
ドウダンツツジは細かい枝を生やす特徴があります。そのため、形を乱す枝を切ることや根元から切ることが大切です。また、枝切をおこなっておくことで病気や害虫からドウダンツツジを守ることができます。適切なドウダンツツジの剪定方法を知っておきましょう。
形を乱す枝を取り除こう
ドウダンツツジの剪定方法として、まずは理想の樹形を決めることが大切です。どんな形にしたいのか明確にしておくことで、不要な枝を選びやすくなるためです。
その際は、密に生えた枝や葉があまりついていない枝を切り落としていきます。無理に切って形を整えるのではなく、年間単位で理想の形に仕立てていくことを意識しておくとよいでしょう。
枝を切るのは「根元」!
ドウダンツツジは細かい枝を生やしやすいため、根元を切ることが重要です。ドウダンツツジの枝は数本に分岐して葉をつけていくため、中途半端な位置で枝を切った場合、不格好な形に枝が伸びるおそれがあるためです。枝分かれしている箇所の根元を切ることが重要です。
風通しをよくして害虫や病気防止
ドウダンツツジを健康に育てるには、風通しをよくする剪定をおこなうことが大切になります。密に生えた枝は空気の通りを悪くし、温度を上げてしまうのです。
通気性の悪い環境では害虫が発生しやすく、葉がうまく紅葉できないことや元気に育つことができない原因となります。一般的には、ドウダンツツジは病気や害虫に強いとされていますが、健康に育てるためには適切な剪定をおこない、風通しのよい状態にしておきましょう。
どう手をつければいいかわからないときは
ドウダンツツジの形が乱れてきてしまったら、強剪定をして形を整える方法もあります。しかし、やり方を間違えると樹形が理想の形に育たないばかりか、花の数を減らすことにもつながってしまいます。
ドウダンツツジを上手に育てるには、適切な時期に剪定をおこなっていくことが大切です。剪定方法に不安を感じる方は、一度業者に相談することをおすすめします。業者であれば、適切な剪定で形が乱れたドウダンツツジもうまく修復してくれるでしょう。
弊社では、24時間365日無料でお電話相談を受け付けています。ドウダンツツジの樹形が乱れている、病害虫が心配など、剪定のお悩み事があれば、お気軽にご相談ください。
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