パキラ剪定の時期と方法を紹介!パキラは挿し木で増やすこともできる

パキラ剪定の時期と方法を紹介!パキラは挿し木で増やすこともできる

パキラを育てていると枝や葉が伸びていくため、おしゃれな見た目を保つには剪定して整える必要があります。しかし、やみくもに枝を切り落としてしまうと、切り口から新しく枝や葉が出てこなくなるおそれがあるのです。そのため、剪定で失敗しないためには、パキラの剪定に関しての知識をつけてから、作業に取り掛かることが大事です。

この記事では、パキラを剪定する前に確認することや剪定方法、剪定時の枝を利用したパキラの増やし方について紹介します。また、パキラ剪定で困ったときの対処法についても載せていますので、剪定に自信がない方も安心してお読みください。

パキラの剪定をする前に確認しておくべきこと

間違ったパキラの剪定では、生育をよくするどころか枯らしてしまうおそれがあります。パキラを剪定する前に、まずは剪定に使用する道具や残しておきたい成長点について確認しましょう。

まずは剪定用の道具を準備

パキラ剪定の時期と方法を紹介!パキラは挿し木で増やすこともできる

パキラ剪定に必要な道具は、基本的には小柄な剪定ばさみだけで十分です。観賞用なら、それほど高い位置で作業をしないので、ハシゴや長い枝切りばさみなどはなくても問題ありません。また、カッターや工作用のハサミなどで代用する方もいるかもしれませんが、剪定ばさみ以外で切ると枝を痛めやすいので、使用をひかえるほうがよいでしょう。

成長点には要注意!

パキラの剪定をはじめる前に、成長点を切らないように位置を確認しておくことも大事です。成長点は枝や葉が新しく生まれてくる地点なので、切ってしまうとそこから上にパキラが育たなくなります。枝の根元付近にある褐色の節が成長点なので、その節より少し上を剪定しましょう。

パキラの剪定方法

パキラの剪定は、切り落とす枝の種類や時期など、重要なポイントを押さえておけばそれほど難しくはありません。ここでは、基本的な剪定方法と、きれいに剪定するためのコツについて紹介していきます。

基本的な剪定方法

基本的な剪定方法

剪定する枝はおもに、全体のバランスを悪くしている枝や、密集しすぎている枝です。剪定するときは剪定ばさみを使って、生長点より少し上の部分を切り落としましょう。

また、パキラを低くするために茎を剪定するときも、枝の剪定と同じように、成長点を避けて切るようにします。パキラが大きくなりすぎたときは成長点ごと剪定する場合もありますが、基本的には成長点を残しておき、剪定後も新しく枝や葉が生えるようにしましょう。

きれいに剪定するためのコツ

きれいにパキラを剪定するコツとしては、5~7月ごろの成長が盛んになりはじめる時期に作業することです。8~9月ごろにパキラの生長がピークを迎えますので、その前に剪定して形を整えておくと、枝や茎が伸びてもきれいな見た目になるでしょう。

パキラを剪定したら挿し木で増やそう!

パキラの数を増やしたいときは、剪定したあとに挿し木をするとよいでしょう。挿し木をおこなえば、種を使わなくてもパキラを生やすことが可能です。また、鉢植えの土のにおいが気になる方は、土を使わないハイドロカルチャーという方法もあります。この項目では、挿し木の説明やその方法、ハイドロカルチャーについてご紹介します。

挿し木とはいったい?

挿し木とはいったい?

挿し木は、パキラを剪定して切り取った枝を育てて新たに木を増やす方法です。多くの庭木の枝は、水や栄養を与えることで切り口から根を出し枝や葉を伸ばす性質があるので、これを利用して木を生やすことができます。挿し木に使う枝は、剪定で切り取った不要なものなので、失敗してもほとんどリスクがない増やし方といえるでしょう。

挿し木のやり方

基本的なパキラの挿し木は、次のような手順でおこないます。

  1. 剪定した枝から長さ10~20cmのものを選ぶ、もしくは大きめの枝から作る。
  2. 枝の切り口から2節ほどで切って、葉がついた細い枝が2、3本残るようにする。
  3. 葉が大きい場合は半分ほどの長さに切り落として、蒸散で水分が抜けるのを抑える。
  4. 切り口に発根促進剤(切り口を保護して根の成長を早める薬剤)をつける。
  5. 用土に枝を挿しこみ、土全体に水がしみこむよう時間をかけて水やりをおこなう。

紹介した手順でおこなえば、パキラの葉や枝が水を吸いすぎるのを防ぎ、根が出やすくなるので、挿し木が成功しやすくなります。あとは、毎日水やりをすれば、1~2週間ほどで根や新芽が出てきます。

ハイドロカルチャーで挿し木をする方法もある

用土の代わりに、ハイドロボールとよばれる丸い人工土を使う、ハイドロカルチャーでも挿し木ができます。

ハイドロカルチャーで育てると、透明な容器に入れたときに、ハイドロボールどうしの隙間から水の量が見えるため、水を与える量がわかりやすくなります。また、用土の中には微生物や雑菌などが入っていますが、ハイドロボールには含まれていないため、清潔でにおいの心配をしなくてよいメリットもあるのです。

ハイドロカルチャーでの挿し木は、基本の手順で使った用土の代わりにハイドロボールを使うだけで問題ありません。ただし、ハイドロボールは水をためこむ性質があるので、用土よりも容器中の水の減りが遅く、湿気によって根腐れが起こりやすいことに注意してください。

根腐れを防ぐためには、水やりの量をハイドロボール層の5分の1ほどにします。また、水やりの頻度も、容器中の水がなくなってから2、3日後におこなう程度に留めておきましょう。

剪定で困ったら業者に相談にしてみよう!

パキラは頻繁に剪定しないとはいえ、毎回自力でおこなうのは手間がかかるでしょう。もし、剪定する時間がとれない場合や、剪定が面倒だと感じたときは業者に任せる方法があります。

剪定業者に任せれば、自力で剪定する必要がなくなるため時間に余裕が生まれます。また、業者がもつ豊富な知識や経験のもと剪定するため、自力よりもきれいな仕上がりを期待できるでしょう。さらに、パキラだけでなく、ほかの庭木についても一緒に剪定してもらうことができます。

弊社では、お住まいの地域に対応した業者をすばやく見つけられます。業者選びに迷ったときは、無料見積りで複数の業者を比較して、適切なところを絞り込むことも可能です。もし、業者選びでわからないことがあれば、24時間対応のコールセンターで相談することもできます。「業者の選び方がわからない……」という方も、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

パキラ剪定では、まず剪定ばさみを用意して、成長点の位置を確認しましょう。剪定するときは、木のバランスを悪くしている枝や密集している枝を、成長点より少し上から切り落とします。時期としては、5~7月頃がおすすめです。

パキラの数を増やしたいときは、剪定時の枝を使って挿し木をおこないます。10~20cmで葉のついた枝が2、3本伸びている枝を用意し、切り口に発根促進剤をつけて用土へ挿しこみましょう。このとき、用土の代わりにハイドロボールを使って挿し木をおこなうこともできます。

もしパキラの剪定時に手間だと感じたり困ったりしたときは、剪定業者に任せる方法があります。業者に依頼することで、パキラやそのほかの庭木もきれいに整えてくれるでしょう。

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