イチジクの剪定方法や適した時期をご紹介!おいしく育てて収穫しよう

イチジクの剪定方法や適した時期をご紹介!おいしく育てて収穫しよう

夏から秋にかけて旬の果物のひとつがイチジクです。イチジクは、比較的簡単に育てることができるため、庭木に植えて毎年収穫を楽しんでいるご家庭もあるのではないでしょうか。

育てやすいのはうれしいことですが、環境がよいとイチジクはぐんぐんと成長していきます。あまりにも大きくなったら、剪定を考えなければいけませんよね。しかし剪定の仕方によって、次の収穫の出来が変わってきてしまいます。

そこで、今回はイチジクの剪定方法や時期についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

イチジクの剪定時期や方法は?

ここではさっそくイチジクの剪定の仕方についてご説明していきます。おいしいイチジクをたくさん収穫するためにも、正しい剪定方法を理解しましょう。

イチジクの剪定時期

イチジクの剪定時期

イチジクは冬の寒い時期に剪定するのがよいです。春には成長をはじめますし、品種によっては秋まで実をつけるものもあります。また、冬は休眠期になるため、剪定時に樹液が多く出てしまうことを防ぐこともできます。そのため、だいたい11月から3月頃の間におこないましょう。

イチジクの剪定方法

イチジクにはたくさんの品種がありますが、その中でも大きくわけて「夏果」「秋果」「夏秋果兼用」の3種類があります。それぞれ芽のつき方が違うため、剪定の方法も異なります。品種ごとに適した方法で剪定しましょう。

夏果
夏果のイチジクは枝の先に芽をつけ、翌年に実がなります。そのため、剪定のときに芽のついた枝を落としてしまうと、イチジクが実らなくなってしまいます。実をつけたい枝は切らないように注意してください。

秋果
秋果は夏果と違い、実をつける年の春に芽をつけます。そのため、夏果のように、芽を気にしながら剪定をする必要はありません。長すぎる枝を切ってしまいましょう。

夏秋果兼用
夏果と秋果と両方の特徴をあわせもつのが、夏秋果兼用の品種です。芽のつけ方も夏果や秋果と同じです。前年伸びた枝に夏果の芽がつくので、夏果用の芽をいくつか残して剪定をします。そうすることで、まず残った芽は夏果が実ります。そして、剪定することで脇枝を出させれば、秋果の芽をつけさせることができるのです。

リフレッシュ剪定

リフレッシュ剪定とは通常の剪定とは違い、古い主枝から新しい主枝へ、リフレッシュさせることを目的とした剪定です。主枝とは幹から直接伸びた枝です。これによってイチジクの状態を常に若く保つことができます。若い状態を保つことができれば、しっかりと成長することができますし、イチジクの実の収穫量も安定させることができるでしょう。

リフレッシュ剪定の方法は、新しい太い枝を主枝として残し、古い主枝を切ってしまいます。この剪定には品種ごとの違いはないので、一度挑戦してみてはどうでしょうか。

剪定時の注意事項

枝を剪定すると、切り口が残ります。この切り口をそのままにしておくと、雨での腐食や、病害虫が発生する原因になりかねません。

ホームセンターなどで、切り口を保護することができる塗布剤が販売されています。そちらを切り口に塗っておくとよいでしょう。

剪定は難しそうだと思ったら

イチジクの剪定は、失敗すると次の収穫に影響が出てきてしまいます。「どう剪定すればよいかわからない」など、不安がある人は業者に依頼してみてはいかがでしょうか。業者に依頼することで、ご自宅のイチジクに適した方法で剪定してもらうことができます。

弊社では複数の業者をご紹介することができます。また、見積りの請求は無料です。お電話は24時間いつでも受け付けておりますので、いつでもご相談ください。

イチジクの育て方をご紹介!

ここまでイチジクの剪定についてご説明してきましたが、ここからはイチジクの育て方についてご紹介します。おいしいイチジクに育てるためにも、お世話の仕方を確認してみましょう。

まずは植えつけをしよう

まずは植えつけをしよう

イチジクは鉢植えか庭植えかによっても、少し育て方が変わってきます。まずはそれぞれの植えつけの方法をご紹介します。

鉢植え
時期は3月中旬~下旬におこないましょう。春になる直前におこなうことで、ちょうどよいタイミングで成長期をスタートできます。

土は赤玉土や腐葉土を使うとよいです。赤玉土はほとんどの植物と相性のよい弱酸性で、養分が豊富に含まれた腐葉土との組み合わせは、ほかの植物にもよく利用されています。

根がしっかりと張るまで倒れないように支柱と一緒にイチジクを浅めに植えつけます。鉢植えは乾燥しやすいので、表面にわらを敷いて、乾燥を防ぎましょう。

庭植え
時期は12月~3月の間がよいです。この期間はイチジクが休眠しているので、成長を妨げることがありません。

根の大きさ2倍程の穴を掘り、穴の下半分まで有機肥料などを入れます。その上に掘った土を戻しながらイチジクを植えつけてください。肥料が直接根に触れることがなくなり、肥料の与えすぎを防ぐことができます。

鉢植え・庭植えともに、地表から50cm程のところでイチジクの枝をカットしてください。そうすることで、後々樹形を整えていくことができます。

基本的なお世話

水やりや肥料などをはじめとした、基本的なお手入れは以下のとおりです。

水やり
イチジクは水きれに弱いです。水きれとは土が乾燥してしまい、植物が水を吸収できず、そのままにしておけばイチジクが枯れてしまう危険があります。乾燥しやすい鉢植えは毎日1回、夏場の暑い時期は2回、水やりをしましょう。

庭植えは水を含むことができる容量が限られている鉢植えに比べると乾燥しにくいですが、それでも夏場は乾きやすいので注意が必要です。そのため、土が乾いていたら、お水をあげましょう。

肥料
肥料は11月~1月の間に元肥、6月~9月には追肥を与えます。元肥は植え付け時や、植え替え時に土の中に施す肥料で、追肥は成長に合わせて栄養を補うために与えます。

化成肥料は即効性がありますが、効果が切れるのが早いですし、与えすぎると根が枯れてしまうことがあります。化成肥料は少量にして、効果が長く続き、土壌を改良することもできる有機肥料を多めの配合にするとよいでしょう。

摘果
イチジクは基本的に摘果はいりません。摘果とは栄養を集中させるために、余分な実を摘むことです。

ただし、あまりにもたくさんの実がついてしまうと、栄養が分散されます。栄養が分散されると、実が小さくなったり、甘みが少なくなってしまったりします。そのため、1つの枝に6~10個ほどになるよう摘果するとよいです。

害虫
イチジクの大敵はカミキリムシです。幼虫が木に穴をあけて中に入り、木の内側を食べてしまいます。とくに根のあたりを食べられてしまうと、栄養がいきわたらなくなり、あっという間にイチジクが枯れてしまうこともあります。

カミキリムシの幼虫がいる場合、枝に穴があいていますし、穴からおがくずのようなものが出ているので、注意して見てみましょう。また、成虫による被害はありませんが、卵を産みつけられるおそれがあるので、駆除してしまったほうが安心です。

病気
葉にはさび病、実には疫病があらわれることがあります。さび病になると葉の裏側にまだらな茶色が発生し、症状がひどい場合は実の成長が止ってしまいます。疫病になってしまった実は、表面に茶色いまだらな模様があらわれた後にカビが生えてしまうので、食べないほうがよいでしょう。

3種類の仕立てを解説!

イチジクの仕立て方には、鉢植えに向いている「開心自然形」、庭植えに向いている「杯状形」、どちらでも使える「一文字仕立て」の3種類があります。育てやすさなども変わってくるので、イチジクを育てる環境に合わせて、適した仕立てにしていきましょう。

開心自然形
鉢植えでおすすめなのが開心自然形です。この仕立ては主枝を3本とし、残りを剪定します。冬になったら伸びた主枝を30cm程で再び剪定します。後は毎年、主枝から枝が伸びていくので、適宜混みあったところを間引いていきましょう。

間引くとは枝をもとから剪定してしまうことです。間引くことによって栄養が分散されず、いきわたるようになります。また、影ができるところが少なくなり、しっかり光合成ができますし、風とおしもよくなり病害虫の予防にもなります。

杯状形
杯状形は庭植えに向いた仕立てです。主枝を4本残して、冬に50cm程に剪定します。その後は冬に芽を2つ程残して剪定し、混みあったところを間引きましょう。

一文字仕立て
一文字仕立ては2本の主枝を地面と平行に伸ばしていく仕立てです。高さが出ないため、お手入れや収穫が簡単になります。

方法は植えつけの際に、20cm~50cm程の高さで枝を切ります。2年目の冬に、主枝となる2本を残して剪定してください。残した主枝は左右にひもと真っすぐな棒などを使って誘引し、一文字になるよう固定します。誘引とは枝を固定することによって、樹形を整えることです。

その後、主枝から結果枝が上に伸びるようになるはずです。毎年収穫後の冬になったら、結果枝の芽を1つか2つ残して剪定しましょう。

収穫

イチジクは80日程で成熟します。収穫に適した時期が近くなると、急激に熟してしまいます。タイミングを逃すと熟し過ぎてしまうので、色つき具合や、やわらかさに注意して収穫しましょう。

また、早く収穫したい人はオイリング処理をするとよいです。通常より7日~10日程早く収穫できるようになります。この処理は実が大きくなって色つき始めたころにおこないます。

方法は簡単で、サラダ油やごま油などの植物性油をスポイトを使って、実の穴から1、2摘たらすだけです。植物性油に含まれるオレイン酸から、エチレンという実の成熟を促進するホルモンが発生し、早く収穫できるようになります。

弊社では依頼者のご希望に合う業者をご紹介することができます。剪定はもちろん、そのほかのお手入れについて相談に乗ることができる業者もありますので、お悩みの際にはぜひご連絡ください。

イチジクの剪定はプロにお任せ!

ここからは、イチジクの剪定を業者に任せるときにかかる費用と、業者の選び方についてご紹介します。自分で剪定するのは難しそうという人は、業者への依頼を検討してみてください。

イチジクの剪定にはいくらかかる?

イチジクの剪定にはいくらかかる?

イチジクの剪定にかかる費用には、まず業者の人件費が挙げられます。業者の人件費は、作業にかかる人数が増えると上がりやすいです。

そしてイチジクの本数や、大きさによっても費用が変動します。本数が多かったり、イチジクが大きかったりするほど、料金が上がります。値段の設定は業者によっても違うため、見積りをとって確認しましょう。

そのほかにも、出張費や剪定後のゴミの処分費などがかかる場合があります。業者に相談すれば、契約前に無料で見積りをとってもらえるところが多いです。そちらを利用して、まずは料金と費用の内訳についてよく確認をとりましょう。

業者の選び方

よい業者を選ぶためには、1社だけではなく、複数の業者に見積りをとりましょう。業者によって値段設定やサービス内容が違うため、見積りをとることによってしっかり比較ができるようになります。

弊社にお問い合わせいただければ、複数の業者の見積りをお出しすることができます。1社ずつ連絡を取らずとも、一度連絡していただくだけでいいので、大変便利です。ぜひご利用ください。

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