芍薬の剪定でお悩み?初めての方も失敗続きの方もコレを読んで解決

芍薬の剪定でお悩み?初めての方も失敗続きの方もコレを読んで解決

春になると赤色やピンク色の大きな花が咲く「芍薬(しゃくやく)」。色合いが鮮やかで、花が大きく豪華なので、好きな人も多いでしょう。自宅で芍薬を育てているかたもいるのではないでしょうか?

しかし、一筋縄でいかないのが芍薬の剪定です。「曲がってしまった」、「枯れてしまった」といったさまざまな悩みがあります。せっかく芍薬を育てるなら、きれいな花を咲かせたいですよね。

今回は、芍薬を育てるコツをお伝えしていきます。これから芍薬を育てようと思っているかたも、今芍薬の育てかたでお悩みのかたも、この記事を読めばきっと解決策や効果的な育てかたを見つけることができますよ。ぜひ最後まで一読してみてください。

【芍薬】知っておきたい基本の剪定方法とスケジュール

芍薬を育てても、上手く育たないことがあります。しかし、正しい剪定方法とスケジュールでおこなえば、芍薬は大きくてきれいな花を咲かせてくれるでしょう。ここでは芍薬の基本の剪定方法と、スケジュールについてご紹介していきます。

芍薬は4月から6月に開花し、大きな花を咲かせます。涼しくなってきた10月ごろには植え替えをして、施肥は2月、7月前後、10月におこないましょう。栽培のスケジュールを適切に組んで実行すれば、芍薬は見事な花を咲かせてくれますよ。

次に芍薬の基本的な剪定方法をお伝えしていきます。大きく分けて4つの剪定ポイントがあります。

・摘雷(てきらい)

摘雷は、言葉の通り「蕾(つぼみ)を取り除く(摘む)」ことです。ひとつの茎に多くの蕾があると栄養が分散してしまい、大きな花を咲かせることが難しくなります。ひとつの茎につきひとつの蕾にすることで、栄養を集中して注ぐことができるようになります。

剪定方法はひとつの茎につきひとつの蕾になるように、脇芽の根本から切り取ります。脇芽とは、花が咲き始めたころに葉の付け根辺りから出てくる「小さい芽」のことです。また、脇から出ている蕾も切り取ります。

・芽かき

「芽かき」とは、不要な枝を切ることで、1つの茎に栄養を集中させる剪定方法です。また、栄養を集中させるだけでなく、風通しがよくなることで病害虫の発生を抑える効果もあります。細い茎や込み入っている茎など、不要だと思う茎や枝を根元から切り取りましょう。

・花がら摘み

「花がら摘み」とは、花が満開になりすぎて傷んでいる花を切り取ることです。花が傷みはじめたら、花のすぐ下を切り取れば完了です。そのときに、葉っぱをすべて切り取らないように注意してください。葉を2~3枚残しておくと光合成によって株を充実させてくれます。

・刈り取り

「刈り取り」とは、冬になる前に地面と株本の境目から茎を切り取る剪定方法です。冬の時期は全体的に枯れているように見えますが、地中では元気に生きています。次の年に再び花を咲かせることもあるため、「刈り取り」の剪定が必要です。

芍薬を育てるとき苗から?種から?

芍薬を育てるとき苗から?種から?

芍薬を育てるときに、「苗から育てるのか」「種から育てるのか」と疑問に持っているかたもいらっしゃるでしょう。じつは芍薬は、どちらからでも育てることができます。それぞれのケースについてお伝えしていきます。

●苗から育てる場合

こちらの方法が一般的であり簡単だといえます。まず市販で売られている苗を購入します。鉢で栽培する場合は、少し大きめの鉢に土を加えて苗を植えます。庭に植える場合は、西日が遮られ、風通しがよい場所を選んで植えるようにしましょう。

●種から育てる場合

芍薬の種は市販では売られていません。自分が育てた芍薬からとれた種を使うか、ほかの人から種を譲ってもらう必要があります。種から育てるので、苗から育てる場合に比べて難易度は上がります。

取れた種をたっぷりの水をいれたバケツに入れて、浮いてきた種は捨てます。脱脂綿のうえに種を数日間置き、土の上に種をばらまき、土をかぶせます。湿った土を使い、風通しのよい環境に置くとよく育つでしょう。

育てるにはコツが必要!肥料や水・虫のこと

芍薬をうまく育てるにはコツが必要です。花を育てる上で、水・肥料・虫は重要なポイントです。ここでは、上手く育てるコツをお伝えしていきます。

・水

花にとって水はとても大切なものです。そのため、乾燥させないように注意が必要です。鉢植えの場合は、表面の土が乾いたと思ったら、水をあげるようにしましょう。庭植えの場合、雨が数日間降らず乾燥しているようなら、たっぷりの水をあげましょう。

・肥料

芍薬には多くの肥料が必要です。肥料が少ないと上手く花が咲かないおそれがあります。必要な時期に、必要な肥料をあげるようにしましょう。

最初に苗を植えるときに必要な「元肥」、芽が出始める3月ごろに必要な「芽だし肥」、花が咲き終わった5月に必要な「お礼肥」、10月に「おい肥」、2月に「寒肥」が必要になります。

・虫

芍薬の害となる虫は、主に「アブラムシ」、「ヨトウムシ」、「コウモリガの幼虫」です。害虫は、花の生育を阻みかねません。被害を防ぐために害虫対策をする必要があります。虫が冬眠から覚めて活発に動き回る春から秋にかけて、定期的に殺虫剤を散布しましょう。

芍薬を増やしたい!株分けについて

芍薬を増やしたい!株分けについて

「株分け」とは、芍薬の株が大きくなって大株になったら株を分けることです。株分けをおこなうことで、芍薬の株の数を増やすだけでなく、栄養の分散をおこなうこともできます。

株分けをおこなうには9月下旬が適切な時期。株分けする時期を間違えてしまうと、デリケートな細い根を傷つけてしまうので、注意が必要です。1株に3~5芽を残して株分けすると効果的です。

初心者さん歓迎!人気のある芍薬の種類は?

芍薬は大きな花を持ち、色鮮やかなことから人気な花です。そんな人気の芍薬にも多くの種類があります。ここでは、芍薬の種類をご紹介していきます。自分のお気に入りの芍薬を見つけてみてください。

・サラベルナール

ピンク色の花弁がたくさんあり豪華な花です。

・リチャードカーバル

紫がかった赤い花を咲かせます。昔からある品種ですが、初心者でも扱いやすい芍薬です。

・かぐや姫

薄いピンク色で花持ちがよく、とても大きい花が特徴です。

・深山の雪

芍薬は赤やピンクの花のイメージが強いですが、深山の雪は白い花を咲かせることが特徴です。

このように、芍薬には人気があるものだけでもこれだけの種類があります。芍薬の種類は本当にさまざまありますので、きっと好みに合う種類のものを探し出すことができるでしょう。

まとめ

今回は、芍薬の剪定方法や育てかたについてお伝えしてきました。芍薬は、上手く育てることが難しい植物です。大きくて色鮮やかな色をつけてくれる「芍薬」。

そんなたくさんの魅力をもつ芍薬を、何とかきれいに咲かせたいですよね。手間はかかりますが、上手く花が咲いたときはそんな苦労も忘れてしまうほどです。

今回ご紹介した剪定方法や手入れを欠かさずにおこなうことが、きれいな芍薬を育てる大切なポイントです。ぜひご紹介したポイントを参考にして、きれいな芍薬を咲かせてみてください。お庭の光景が、パッと華やかになりますよ。

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