ナツメの木剪定は冬から春!必要な道具・時期・コツを解説します!
ナツメの枝がたくさん生えてくると、不格好でいやな気分になりますよね。じつは枝がたくさん生えていると、木の成長を阻害してしまうことをご存知でしょうか。そのため、ナツメの木は剪定という枝を切る作業をおこなう必要があるのです。
しかし普段剪定をおこなっていない人は、なにをすればよいかよくわからないかもしれません。またナツメの木を育てるには、剪定以外にも害虫対策や果実の収穫時期がとても大切になってくるのです。
この記事では、ナツメの木の剪定と育て方について解説していきます。ぜひ参考にして、立派な木を育ててみてください。
目次
ナツメの木の剪定方法
ナツメの木の枝が伸びてくると木の形が不格好になったり風通しが悪くなるので、剪定をしなくてはいけません。それでは実際にどういった手順でおこなうのか、解説していきます。
剪定をする前に
ナツメの木は剪定をおこなう前に、作業に必要となる道具をそろえる必要があります。必要な道具とは、剪定ばさみ・植木ばさみ・脚立・掃除道具一式です。
剪定ばさみは切れ味が鋭いタイプのはさみで、直径2cm程の木を切るのに適しています。力のない女性や木を切ることに慣れていない方でもスムーズにたくさんの枝を切ることができます。しかし刃が大きいため、細かい枝を整えるには向いていません。
植木ばさみは持ち手が大きく、刃の部分が小さい独特な形状をしたはさみです。刃が小さいので、直径1cmくらいまでの枝を切るのに適してします。こういったことから、細い枝が混み合っている場所や細かく枝分かれをしている場所を整えるのに使っていきます。
脚立は、手の届かない場所で作業をおこなうために使います。また剪定時には大量の枝や葉がゴミとして出るので、ほうきとちりとりとゴミ袋を用意しておくとよいでしょう。
冬から春に剪定する
ナツメの木の剪定は、冬から春の時期におこなっていきます。ナツメは12~3月上旬に、落葉期と呼ばれる時期に入るのです。落葉期とは、枝の葉が落ちる時期のことをいいます。木に葉が付いていないと、枝の形が分かりやすいため、木の風通しをよくする形に仕上げることができるのです。
徒長枝・古い枝を取り除くのがコツ
木の剪定のコツは、徒長枝と・古い枝を取り除くことです。徒長枝とは、上の方向にまっすぐ伸びた枝のことをいいます。この枝は放置していると、風通しや日光の当たりを悪くして光合成の邪魔になってしまうことがあるのです。ほかにも徒長枝に木の養分が偏ってしまって、ほかの枝の成長を阻害してしまうおそれもあります。
また極端に伸びていなくても、古い枝があったら切り落としてあげましょう。ナツメの木は、新しい枝に実をつける性質をもっています。古い枝を放置していると、新しい枝まで養分がいきわたらずに実が小さくなってしまうことが考えられるのです。
もし剪定をおこなうことがむずかしく感じたら、剪定お助け隊のご利用を検討してみてください。弊社では、剪定業者のご紹介をいたします。無料相談も受け付けていますので、剪定にお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。
ナツメの育て方・特徴をおさらい
ナツメの木は剪定だけではなく、育て方も重要になってきます。しっかりと特徴を理解して、正しくナツメを育てましょう。
ナツメが好む環境と植える場所・時期
ナツメは日の当たりがよい環境を好みます。暑さや寒さ、乾燥にも強いのですが、過度な湿気は嫌います。そのため日の当たりがよく水はけのよい場所を探して、植えてあげましょう。
苗の植え付けは、12月か3月の間におこないましょう。春に向けて、日当たりのよい日が続いていくので、この時期から植え始めると成長を促進することができます。
水やりと肥料について
水やりの頻度は、あまり多くなくても大丈夫です。土が乾いていると感じたら、水をたくさん与えるようにしましょう。しかしあまりに与えすぎると、湿度に弱いナツメに悪影響を及ぼすので注意してください。肥料も11月〜12月の間に一度与えれば十分といわれています。
注意するべき病害虫
ナツメの木の脅威となる病害虫は、ナツメコガ・ハマキムシ・カイガラムシです。ナツメコガはナツメの実を食べてしまいます。ハマキムシは、葉を丸めてしまい、その結果光合成がおこなえなくなってしまうのです。
カイガラムシは養分を吸い取ってしまうため、生育を阻害してしまいます。葉や枝に白や茶色の点が付いていたら、カイガラムシによる被害でしょう。
ナツメコガとハマキムシの対処法としては、薬剤を撒きます。薬剤が浸透した葉を食べることで、虫を駆除できる種類のものを使うとよいでしょう。ただし、食用として果実を収穫するのであれば、薬剤の使用量にも注意が必要です。ただし、カイガラムシの種類によって成虫はカラにガードされているため薬剤が効きにくい場合もあります。カイガラムシは薬剤を使わずに取り除くこと可能です。つまようじを使って取りのぞきます。
果実を大きくするコツ・収穫について
ナツメの果実を大きくするには、コツがあるのです。ナツメの木は実をたくさんつけ、中には小さい実もあります。全部育てていると養分が分散されてしまって、ひとつひとつの実に栄養がいきわたらなくなってしまうのです。
そのため小さな実は、摘み取ってしまったほうがよいでしょう。そうすることで残った実にしっかりと養分がいきわたって、立派な実に育てることができます。
ちなみに収穫時期は、9~10月前後といわれています。実が赤く熟すほど甘味が強いのですが、熟れすぎると腐ってしまうので、気をつけましょう。
このようにナツメの木の育成は、剪定以外にもやるべきことがたくさんあります。もし自分でおこなうのが大変だと感じたら、業者を利用してみてはいかがでしょうか。剪定お助け隊では、全国にある加盟店の中からご希望に合った業者を紹介いたします。まずはお気軽にお電話ください。
むずかしい!時間がない!こんな時は業者に依頼
いざナツメの木の剪定をしようにも、仕事などで作業時間が取れないことも多いでしょう。そんな方は剪定業者を利用してみてはいかがでしょうか。
失敗のリスクを下げて時間の節約ができる
業者を利用するメリットは、安心して作業を任せられることや自分でおこなう手間を省くことができることです。初心者が剪定をおこなうのはむずかしいです。枝を切りすぎてしまったり、成長を促進させたい枝を切り落としてしまったりすることも考えられます。
木の成長を止めてしまう原因になることもあるので、剪定の知識や経験をもったプロ業者に依頼したほうが安心でしょう。業者に作業を任せておいて、自分は別の用事をこなすことができるので、時間を有効活用できます。
こんな業者に依頼しよう
業者を選ぶときは、しっかりと見極める必要があります。まず大事なのは、見積りの内訳がはっきりしていることです。見積りの内容が不透明だと、あとで追加料金が発生してしまうことがあります。最初の想定とは違った料金を請求されてしまうおそれがあるので、見積りを取って作業内容についても確認しましょう。
また、スタッフの対応のよさも重要です。電話で問い合わせたときなどの対応も参考にしてみてください。こちらの疑問に丁寧に対応してくれる業者なら、作業も安心してまかせることができるでしょう。また、業者の評判を知る方法として口コミサイトを参考にしてみてはいかがでしょうか。業者を利用した人の感想を知ることができます。
いくらくらい?剪定にかかる費用相場
庭木の剪定は木の高さによって、料金が変わってきます。高さ0~3m未満の低木は3,000円ほど、高さ3~5m未満の中木は6,000~7,000円ほど、高さ5~7m未満の高木は15,000~17,000円ほどです。
しかしこれはあくまで目安です。正確な費用相場を知りたい場合は、複数の業者から見積りを取って、比較して判断しましょう。剪定お助け隊では、見積りを無料でおこなう業者をご紹介いたします。
業者選びにお悩みの方は、弊社をご利用ください。24時間365日で電話相談を受け付けております。
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