芙蓉(フヨウ)の剪定方法総まとめ!お手入れの年間スケジュールもご紹介します
芙蓉は夏になると白やピンクの花を咲かせる植物です。その美しさから、庭木としても広く親しまれています。芙蓉は温暖な気候を好み、日当たりのよい場所で育てると、元気に大きく成長してくれます。
芙蓉を元気に育て、きれいな花を咲かせるためには、剪定が欠かせません。この記事では、芙蓉の剪定方法や、育て方などをご紹介していきます。
目次
芙蓉の剪定はいつ?どのようにおこなえばいい?
まずは芙蓉の剪定方法からご紹介していきます。剪定時期を間違えると花つきにも影響が出てくるので、気をつけてください。
芙蓉の剪定は葉が落ちてから!
芙蓉の剪定は冬になって、葉が落ちてからおこないましょう。芙蓉はその年の春に伸びた枝に花芽をつけます。そのため、春に枝を切ると、花芽を落としかねません。冬に葉が落ちてからなら、花に影響なく剪定ができます。目安としては11~2月頃です。
剪定は樹形を確認しながらおこなうのがおすすめ
剪定をするときは剪定ばさみや軍手などを用意しましょう。芙蓉は放置すればどんどん大きくなる植物なので、小さく切り詰めてください。芙蓉は成長力の強い植物なので、細かい枝をたくさん切る剪定にも耐えられます。
樹形を確認しながら、枝が混みあうところがあれば根本から切り落とします。株まで日光が当たるように剪定すると、たくさん花を咲かせてくれるでしょう。
剪定後には防寒対策を忘れずに!
芙蓉は耐寒性が低い植物です。日本でも北海道や東北などの寒い地域では、冬になると枝が枯れてしまいます。しかし、しっかりと防寒対策を取れば、越冬することもできます。
寒さで枝が枯れてしまうような地域では、12月頃に根元から15~20cmほどの高さで切ってしまいます。その後、マルチングといって、株元をビニールなどで覆い、寒さから守ってやります。春になればまた成長をはじめ、芽が出てくるでしょう。
弊社では剪定から防寒対策まで相談にのれる業者をご紹介することができます。業者なら芙蓉の環境に合わせて、適切にお手入れすることができます。剪定や防寒対策をお考えのお客様は、ぜひ弊社までご連絡ください。
芙蓉のお手入れ年間スケジュール
芙蓉の剪定以外にも、欠かせないお手入れがあります。ここでは季節に合わせたお手入れ方法をご紹介していきます。
春のお手入れ
春は苗の植え付けや、植え替えに適した季節です。どちらも3~4月におこなうとよいでしょう。植え替えは2~3年ごとに1回が目安です。
また、新芽をつけた枝を剪定して、挿し木で増やすにも適した時期です。挿し木をするのであれば、5~6月頃がよいでしょう。
夏のお手入れ
芙蓉は8~9月に花を咲かせます。そのあいだに緩効性の化成肥料を与えると花付きがよくなります。与える肥料の量は、通常の半分よりやや少なめでよいです。
芙蓉は庭植えなら基本的に水やりがいらない植物ですが、もし真夏に土が乾燥していることがあれば水をあげましょう。鉢植えは土の表面が乾いたのを目安に水やりしてください。
秋のお手入れ
秋にも挿し木で芙蓉を増やせるチャンスがあります。その年に伸びた枝を剪定して使いましょう。また、種まきに適した季節は春です。秋に取った種を翌年の5月ごろにまいてください。
秋になると気温が低下し、徐々に葉が落ちるようになるでしょう。葉が落ちたら、剪定の準備をしてください。
冬のお手入れ
剪定は葉が落ちたら11月頃からでもおこなえます。花芽に影響が出ないように、遅くとも2月までにはおこないたいところです。寒い地域の場合、12月中に剪定しましょう。剪定したらすぐに防寒対策もおこなってください。
また、12~1月のあいだに肥料も与えましょう。この時期の肥料は、油かすなどの固形有機肥料がよいです。上手に冬を越せれば、また翌年きれいな花を咲かせてくれるでしょう。
弊社でご紹介する業者では、剪定だけでなく、季節に合わせたお手入れもおこなうことができます。無料相談窓口もございますので、お電話お待ちしております。
芙蓉の天敵は害虫!正しく対処しよう
芙蓉はあまり病気の心配のない植物ですが、さまざまな害虫に狙われやすいです。風通しをよくすることで害虫の発生を防ぐ意味でも芙蓉の剪定は大切です。
どんな害虫がつくの?
芙蓉につく害虫はおもに、カイガラムシ・アブラムシ・ハマキムシ・カミキリムシなどです。
・カイガラムシカイガラムシは枝や幹から栄養を吸い取ります。そのため、芙蓉の栄養が不足し、成長ができなくなるどころか、最悪枝が枯れてしまうこともあります。
・アブラムシ葉や新芽から栄養を吸い取る虫です。排泄物はすす病の原因にもなることから、発生したら早めに対処したいです。
・ハマキムシ糸を出して葉を巻くことからハマキムシと呼ばれています。巻いた葉の中に潜み、葉を食害していきます。
・カミキリムシカミキリムシの幼虫は幹の中に侵入し、内側を食害していきます。そのため、株に直接ダメージがいき、芙蓉が枯れてしまう原因になるので、注意が必要です。
害虫を見つけたら駆除しよう!
カイガラムシは種類によっては、成虫になると貝殻のような固い殻で覆われるため、薬剤が効かなくなってしまいます。そのため、幼虫のうちに殺虫剤で駆除するか、成虫はブラシでこすって取り除くしかありません。そのほかの害虫については薬剤が有効なため、見つけ次第駆除しましょう。
害虫がつかないための予防策
害虫を予防するにも剪定は大切です。芙蓉が大きくなると枝葉が増え、混みあって風通しが悪くなります。風通しが悪くなると、湿気がたまり、害虫が発生しやすくなるのです。混みあった枝は根元から切り落とすように剪定し、風通しをよくしましょう。
また、害虫を防ぐ方法として、消毒をおこなうのも有効です。しかし、消毒のために薬剤を散布するのは素人には難しいため、業者に依頼することをおすすめします。
害虫対策も弊社にお任せください。弊社がご紹介させていただく業者が、しっかりと対応させていただきます。いつでもご相談ください。
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