松の透かし剪定|切る際のコツと適期は?季節によって違う松の剪定

「庭にある松の木の形を整えたい」、「松の木を健康的に育てたい」、というときは、松の木を剪定しましょう。今回は、とくに松の透かし剪定について紹介します。冬におこなう透かし剪定は、枝を適切に減らすことで松の形や状態を整えるものです。

さらに、松の木の春と冬の剪定方法の違いや、病害虫の対策についてもみていきます。松のお手入れを正しくおこない、きれいな庭を維持していきましょう。

松の透かし剪定の仕方と時期

松の剪定について調べていると、透かし剪定という方法が出てくることがあるでしょう。これは、どのような剪定なのでしょうか。ここでは透かし剪定について、必要な持ち物やポイントなどをみていきます。

透かし剪定って?

透かし剪定って?

透かし剪定は、枝や葉が増えすぎてしまったときによくおこなわれる剪定方法です。この剪定では、増えすぎた枝や枯れている枝を根元から切っていきます。

透かし剪定をすることで枝を適切に減らし、木の日当たりや風通しをよくすることができます。それによって、木の健康な生育を促し、病害虫から木を守ることにもつながるのです。余計な枝を切ることで、伸ばしたい枝にしっかりと栄養がいくというメリットもあります。また、木の見た目をすっきりさせることにもなるでしょう。

剪定に必要な持ち物

剪定をはじめる前に、まずは必要な道具を用意しましょう。また、剪定にふさわしい服装をする必要があります。

剪定に必要な道具は、剪定バサミ、のこぎり、脚立です。服装については、肌を傷つけないように長袖と長ズボンがよいでしょう。汚れてもよいものを用意してください。そして、帽子や手袋もあるとよいです。靴は、サンダルなどではなく、かかとのあるしっかりした靴をはいてください。

透かし剪定のポイント

松の透かし剪定をおこなう時期は、秋がよいでしょう。松は葉が落ちないため、秋になると枝に葉がついていることが多いためです。葉がたくさんついていると内側まで日が当たらずに松の成長を妨げることになります。

また、秋は松の休眠期でもあります。休眠期に剪定をおこなうと、切り口から病気に感染したり樹勢に影響を与えたりすることが少なくてすむのです。

透かし剪定をするときのポイントは、次のとおりです。

1.完成形をイメージする
まずは、剪定後の完成形をイメージするため、枝の重なりなどを確認しましょう。いろいろな角度からみたほうがよいので、最初に上から枝の向きを確認し、次に下から枝の重なりを確認します。

最後に木から離れたところから全体をイメージしましょう。松の枝は、Y字型になるように揃えると見た目のバランスがよいといわれています。このY字型に揃えるためには、どの葉を切ってどの葉を残したらよいかも確認しましょう。

2.重なった枝は切る
透かし剪定では、重なった枝は切っていきます。樹形を整えたい場合には、ハサミではなく手で葉を取っていきます。剪定バサミで切ると樹形が乱れてしまうことがあるためです。手で葉を取るときには、むしり取るようにするのがポイントです。松の葉がとがっているため、刺さってけがをしないように手袋などを着用しましょう。

3.上から下・奥から手前に切る
剪定をするときは、スムーズに作業を進めるためにも「上から下」、「奥から手前」の順番で切っていきます。この順番が違うと、剪定済みの枝に誤って体や腕が当たり不要に枝を短くしてしまうことがあります。

また、先に切った枝が落ちて下の枝を傷つけてしまうこともあるのです。切るときは枝の根本から切り落としましょう。

剪定後は切り口の手入れを忘れずに

ここまで剪定の方法を紹介してきましたが、忘れてはいけないのが剪定後のケアです。枝を切り落としたあとの切り口は傷口と同じで、雑菌や害虫などが入りやすい状態になっています。そこで、切り口はケアしておく必要があります。ホームセンターなどで売られている癒合剤を使用しましょう。

髙くて大きな松の透かし剪定

高くて大きな松は、ぜひ透かし剪定をしたいところではありますが、自分で剪定をおこなうのは危険をともないます。松剪定にはかなりの体力が必要といわれていますし、はしごを使って高いところでおこなう作業となります。足場も決して安定しているといえず、ハサミなどの道具を持って作業することは危険です。

松が高かったり大きかったりして自分で剪定が難しい、転落の危険がある、などと感じたときは、プロの業者に依頼することもできます。

弊社では、松の剪定についてのご相談をいつでも受け付けています。無料でお見積りもおこなっていますので、お気軽にお問い合わせください。

松の剪定方法「春と冬での違い」は?

松の剪定は年2回おこないます。時期としては春と冬で、時期によって剪定方法が違います。それぞれの方法の特徴や効果の違いをみていきましょう。

春の剪定法

春の剪定法

春には、4月から5月にかけて「ミドリ摘み」という剪定をおこないます。松の新芽が数本立ち上がってくるのをかき取ることによって自然な形を維持することが目的です。新芽が手で摘み取れるぐらい柔らかいうちにおこなうとよいでしょう。

ミドリ摘みの方法は、中心に出ている勢いのよい新芽を指でつまんでかきとります。左右に伸びている小さめの芽は、バランスよく残してください。残した芽の長さが違う場合は、先端を指で摘み取ることで長さを揃えます。

冬の剪定法

冬には、先ほどご紹介した透かし剪定と、「揉み上げ剪定」という剪定をおこないます。揉み上げ剪定をおこなうのは11月から12月頃です。古い葉を手でしごき取り、下枝にも日が当たるようにしていくことが目的です。また、古い葉を取ることで害虫が葉の間で越冬するのを防ぐこともできます。

庭の美観を整えたいけど、失敗しそうで心配なら……

以上、松の剪定方法についてみてきました。「庭の美観を整えたいけど、自分で剪定すると失敗しそうで心配……」という場合は、プロの業者にまかせることをおすすめします。

業者に依頼するとき、気になるのが料金ではないでしょうか。松の剪定料金は、職人さんの人数や作業時間によって設定されている場合や、木の種類や高さなどによって設定されている場合があります。

職人さんの人数で設定されている場合は、職人1人1日あたり15,000円~30,000円程度が相場です。木の高さで設定されている場合は、3メートル未満では3,000円程度、3~5メートル程度では6,000円~7,000円程度、5メートル以上では15,000円~17,000円程度が相場となります。

また、出張料金や枝葉の処分料金が別途かかることが多いです。まずは見積りを依頼し、どこまでが料金に入っているのかをしっかり確認しましょう。

弊社では、木1本からの剪定など、お客様のご要望に合わせて対応ができる業者をご紹介しています。電話での無料相談をしたうえで、事前に現地調査と無料のお見積りを業者に依頼することができます。 24時間受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

松に発生しやすい病害虫|被害を防ぐポイント

せっかく松のお手入れをして育てていても、病害虫の被害に遭ってしまったら大変です。松に発生しやすい病気や害虫、その被害を防ぐ対策法を考えていきましょう。

発生しやすい病気

発生しやすい病気

松に発生しやすいのは、葉の病気です。「葉ふるい病」は、カビの仲間によって起こる伝染病です。秋の初めごろの新葉に黄色~淡褐色の小さい病斑が出現します。春になると病気が進み、黄褐色~灰褐変となって枯れ、落葉してしまいます。

「すす葉枯病」も、カビの仲間によって起こる伝染病で、とくにアカマツがかりやすいです。5~6月ごろに針葉の先端から赤褐色に変わり、葉の半分ぐらいまで進むとこれが止まります。患部にはたくさんの小さな黒色の粒のような点がみられ、病状が進んだ葉は灰色に変わったあと落葉します。

このほかにも、針葉に赤褐色の帯状のものができる「赤斑葉枯病(せきはんはがれびょう)」や、黄色の袋状のものができる「葉さび病」など、松の葉が感染する病気があります。

発生しやすい害虫

松は害虫の被害にも遭います。とくに多いのがマツノマダラカマキリで、この虫には1匹あたり15,000匹の寄生虫やセンチュウがいるといわれています。センチュウはマツノザイセンチュウというもので、枯れた木の幹に卵を産みます。これが成虫になると他の木の枝を食べたり、マツノザイセンチュウに感染させたりします。

マツカレハという害虫もいます。これは森林に発生する害虫で、越冬した幼虫が春に木に登り葉を食べます。7月に成虫になると産卵し、11月頃まで新しい幼虫が葉を食べるのです。このほかにも、カイガラムシやアブラムシの被害に遭うこともあります。

被害を防ぐ対策法

このような病気や害虫は、被害を防ぐために対策をしなければいけません。まずは、松の手入れや肥料やりをしっかりとおこない、木を強くしておくことが大切です。また、剪定によって日当たりや風通しをよくし、病害虫を発見しやすくしておきましょう。

病気や害虫の被害がはげしい場合には、薬剤をまきましょう。害虫については、予防するための薬剤もあります。マツカレハなどの予防には、10~11月頃に松の幹元から1~2mのところにワラや新聞紙を巻き幼虫を捕獲し、これを春になったら焼却するという方法もあります。また、被害に遭った葉や株は、早めに処分して感染の拡大を防ぐことも重要です。

松の木が病害虫の被害に遭って手に負えないと感じたら、被害の拡大を防ぐためにも早めにプロにみてもらいましょう。また、剪定によって木の病気やトラブルを解決することもできます。

弊社では、木の消毒殺菌などの作業にも対応する業者をご紹介しています。24時間いつでも受け付けていますので、お気軽にお申し付けください。

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