ムラサキシキブの剪定は冬に!基本のお手入れ方法もチェックしよう

ムラサキシキブの剪定は冬に!基本のお手入れ方法もチェックしよう

ムラサキシキブは紫色の果実を実らせるのが特徴的で、自宅の庭木や屋内の観葉植物として育てることで、生活に彩りを添えることができます。きれいにムラサキシキブを育てるためには、適切な剪定をおこなうことが必要です。正しい時期にムラサキシキブの剪定をおこなうことで、風通しがよくなり、すくすくと成長させることができるでしょう。

本コラムでは、ムラサキシキブの特徴の紹介や適切な剪定方法、剪定以外の日ごろのお手入れなどについてご説明していきます。ムラサキシキブを育てている方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

ムラサキシキブってどんな植物?

ムラサキシキブは、秋の時期に光沢のあるきれいな紫色の果実をつける植物で、観賞用の植物として親しまれています。ここでは、ムラサキシキブはどんな植物なのかについてご説明していきます。

ムラサキシキブの特徴

ムラサキシキブの剪定は冬に!基本のお手入れ方法もチェックしよう

ムラサキシキブは、シソ科ムラサキシキブ属に分類される落葉性の樹木で、日本全国に分布しています。成長すると樹高は2~3mほどの高さになり、花期である6~7月になると花径3~5mm程度の薄紫色の花を咲かせるのが特徴的です。

そして、9~11月ごろの秋の季節になるとムラサキシキブの実が熟して、光沢のあるきれいな紫色の果実が見られるようになります。果実の大きさは3~4cmほどで、葉の付け根付近にまとまって付きます。ムラサキシキブはお手入れがそれほどむずかしくなく、ガーデニング初心者の方でも育てやすいことから、庭木として多くの人に親しまれているのです。

コムラサキシキブとの違いは?

ムラサキシキブに似た種類にコムラサキシキブがあります。どちらも見分けが付かないほどよく似ていますが種類が異なります。ムラサキシキブは自生種と呼ばれ、ある特定の地域に古くから自生している種のことをいいます。一方、コムラサキシキブは園芸品種と呼ばれ、自宅の庭や公園、庭園などで栽培されている種のことをいうのです。

ムラサキシキブとコムラサキシキブを見分けるには、以下のような点に着目すると判断できるでしょう。ひとつずつ確認していきましょう。

・実のつき方
ムラサキシキブは実のつき方がまばらですが、コムラサキシキブは実が小さく1ヶ所にまとまってついているのが特徴です。

・枝垂れ
ムラサキシキブは、枝は上や横方向に直立して伸びているのに対して、コムラサキシキブは下方向に垂れているのが見られます。

・葉と花がついている位置
ムラサキシキブは1ヶ所の根元から葉や花が出ています。一方、コムラサキシキブは根元から少し離れた場所から葉や花が生えているのが見られます。

ムラサキシキブの剪定はいつ、どのように?

これまでムラサキシキブの特徴や、コムラサキシキブとの違いについて見てきました。それでは、ムラサキシキブを育てる際にする剪定はいつ、どのようにしておこなうとよいのでしょうか。ムラサキシキブを育てている方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

剪定は冬におこなうのがベスト!

ムラサキシキブの剪定は冬に!基本のお手入れ方法もチェックしよう

ムラサキシキブの剪定は、基本的に12~2月ごろの冬の時期におこなうのが望ましいです。冬の時期に剪定をおこなうことで、春以降に新芽が芽吹きやすくなり、花が咲きやすく、果実もきちんと熟してくれます。

どんな枝を切ればいい?

冬の時期に剪定する枝は、枯れてしまった枝や長く成長した枝を中心に切っていくとよいです。短い枝はそのままにしておきましょう。また枝が密集している箇所は、少し隙間ができるように剪定するとよいでしょう。

剪定方法を確認しよう

ムラサキシキブは芽吹く力が強いといった特徴があるため、時期を間違えなければ、どのように剪定しても大丈夫です。しかし、剪定に強いからといってむやみに短く切り詰めてしまうと、春以降の花や果実がつかなくおそれもあるため注意しましょう。そのため、ムラサキシキブに施す剪定は間引き剪定と枝透かし剪定をおこなうとよいでしょう。

・間引き剪定
間引き剪定は、枝が込み入って生えている部分の枝を切り落として、枝の数を減らすことをいいます。枝の数を減らして、枝同士に隙間を作ることで、風通しがよくなり成長が促されます。具体的には、切ってもよい不要な枝を見極めて、枝が分岐しているところから切っていくとよいでしょう。

・枝透かし剪定
枝透かし剪定は、太い枝や長すぎる枝、不要な枝などを中心に切っていき、樹形を調整する剪定のことをいいます。樹形を整えて樹木のボリュームを均一にすることで、水や栄養分が樹木全体に行き渡り、すくすくと成長させることができます。

具体的には、勢いよく真上に伸びている徒長枝や、ほかの枝と交差している交差枝、枝同士が絡み合っている絡み枝などを中心に剪定していくとよいでしょう。枝を切るときは根元から切り落とすとよいです。枝の途中から切ってしまうと、そこからさらに枝分かれして生えてきてしまい、結果的に枝が密集してしまうことがあります。

剪定以外のお手入れ方法も確認しておこう!

ここまでムラサキシキブの剪定について見てきました。ムラサキシキブを育てる際には、剪定以外にも日ごろのお手入れが重要になってきます。ここからは、ムラサキシキブの基本的なお手入れについてご紹介していきます。

【基本のお手入れ】

ムラサキシキブの剪定は冬に!基本のお手入れ方法もチェックしよう

ムラサキシキブを育てる際の基本となるお手入れは以下の通りになります。ひとつずつ確認していきましょう。

・管理場所
ムラサキシキブは暑さや寒さに強い性質を持っているため、日当たりのよい場所、もしくは午前中だけ日光が当たる半日陰の場所に置いておくとよいです。しかし、暑さには強いものの、乾燥には弱いため、真夏日など厳しい気温にさらされる場合は、半日陰の場所に置いておくなどして管理するとよいでしょう。

・水やり
ムラサキシキブの生育期である春から秋にかけては、土の表面を乾燥させないようにたくさん水を与えましょう。とくに夏場は表面が乾燥しやすいため、できるだけ毎日水やりをおこなうようにするとよいです。

・施肥
施肥はそれほど多く与える必要はありません。庭木の場合は2月ごろに寒肥として、鉢植えの場合は3~5月の時期に、効果が出るまでに時間がかかる遅効性の有機肥料を与えるとよいでしょう。むやみに肥料を与えてしまうと、花や果実がつかなくなることがあるため注意が必要です。

・病害虫対策
ムラサキシキブは病害虫の被害が少ない植物です。しかし、梅雨の時期にはうどんこ病やカイガラムシなどが発生することがあります。うどんこ病は発症するとうどん粉のような白い斑点が葉に現れます。

一方、カイガラムシは体長1~3mm程度で植物の養分を吸収してしまう害虫です。放置してしまうと最悪、ムラサキシキブが枯れてしまうことがあります。

病害虫を発生させないためにも、日ごろから適切なお手入れをおこなうことを心がけましょう。とくに正しい剪定をおこなうことで、植物の日当たりや風通しがよくなり、病害虫予防になります。

【植え替え】

ムラサキシキブは非常に根を張る力が強いため、できれば毎年植え替えをおこなった方がよいです。なぜならムラサキシキブは成長が早い特徴があり、長い間放っておくと鉢の中で根が伸びすぎてしまうからです。根が伸びすぎてしまうと水や栄養を摂取できなくなり、うまく花や果実がつかなくなることがあるのです。

【増やし方】

ムラサキシキブは挿し木や種まきをすることで数を増やすことができます。具体的な方法は以下の通りです。

・挿し木
挿し木とは、剪定した枝を鉢に挿すことで数を増やす方法のことをいいます。前年に伸びた枝を使う場合は、3~4月ごろの春の時期が適しています。また新しく伸びた枝を利用する場合は、6~7月ごろの梅雨の時期におこなうとよいでしょう。

・種まき
ムラサキシキブは種まきでも増やすことが可能です。実が熟す9~11月ごろに、実を取ってすぐにまきましょう。具体的には、実を潰して水で洗い、鉢やポットなどにまきます。翌年の春になれば発芽するので、発芽して2ヶ月くらい経った後は小鉢に植え替えるとよいでしょう。

うまく花や実がつかない、そんなときは?

ムラサキシキブを育てているけれど、うまく花や実がつかない場合は、剪定をはじめとする日ごろのお手入れが十分におこなわれていないことが原因でしょう。とくに剪定は、適切な時期におこなわないと、ちゃんと花や果実がついてくれないことがあります。

もしムラサキシキブがうまく育たないとお悩みの方は、まずは業者に相談してみることをおすすめします。弊社は全国のさまざまな業者と連携して、お客様に合った業者をご紹介しています。24時間365日いつでも電話対応をおこなっておりますので、まずはお気軽に一度お電話をしてみてください。

まとめ

ムラサキシキブは9~11月になると、光沢のあるきれいな紫色の果実をつけるのが特徴で、観賞用の植物として多くの人に親しまれています。美しい果実を実らせるためには、剪定をはじめとする適切な日々のお手入れをおこなうことが欠かせません。

ムラサキシキブの剪定は基本的に冬の時期におこなうのが望ましいです。剪定をする際は、枯れた枝や不要な枝を切り取る程度でかまいません。ムラサキシキブは剪定に強い性質を持っていますが、むやみに剪定をし過ぎてしまうと、きれいに花や果実がつかなくなってしまうため注意が必要です。

剪定以外にも、適切な管理場所や水やり、施肥をおこなうことできれいに花や果実をつかせることができます。ムラサキシキブがうまく育たない場合は、正しいお手入れができていないことが多いです。そのときは、まずは業者に相談してみることをおすすめします。弊社は24時間365日いつでも電話対応をおこなっているので、お悩みの方はご連絡をしてみてください。

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