ヒバ剪定マニュアル|人気の庭木を美しく保つための方法・枯れる原因

ヒバ剪定マニュアル|人気の庭木を美しく保つための方法・枯れる原因

ヒバをお庭にお持ちの方は、定期的な剪定をおこなっていく必要があります。剪定は木の見た目を美しくするだけでなく、木の健康も保つことができます。

剪定しないまま放っておくと、木が生長しすぎて庭木として管理できないサイズになってしまうこともあるので、庭木の管理には欠かせない作業なのです。

ここでは、ヒバの剪定の方法や、ヒバという木の特徴を紹介していきます。お庭にある木を手入れする方法を知って、木の健康管理や枯れの防止に役立ててみてください。

ヒバを剪定でかっこよくしたい!正しい時期や方法を解説します

ヒバを剪定したくても、方法がわからなければ手を付けられません。ここでは、「剪定」という作業の意味からはじめ、ヒバの管理に必要不可欠な剪定の方法を確認していきます。道具があればだれでもチャレンジできるので、これを参考に試してみてください。

剪定とは:木の形を整えて成長と健康を保つお手入れ

剪定とは:木の形を整えて成長と健康を保つお手入れ

剪定とは、木の枝を切る作業のことです。しかし、ただ枝を切って木の大きさを小さくするというだけではありません。木の成長にとって必要ではない枝を選んで切ることで、光の当たり具合を調整し、木の成長を助け、木の健康を保つための作業を剪定といいます。

剪定にはさまざまな方法がありますが、ヒバの剪定では「透かし剪定」という剪定をしていきます。これは、不要な枝を取り除いていく「間引き」をすることで、木全体の枝葉の密度を下げる剪定です。

ヒバの剪定の手順に関しては、「剪定方法」で詳しく説明していきます。以下で剪定の時期や道具を確認してから、具体的な方法をご覧ください。

剪定の時期

ヒバの剪定は1年中いつでもすることができます。いつ剪定をしてもよいのですが、特におすすめなのが3月と10月に年2回のペースでしていくことです。

特に10月には、枯枝や枯葉が目立つようになります。少なくとも、この時期には一度剪定をおこなうのがよいでしょう。

剪定に必要な道具

道具は植木バサミを用意します。片手で持って使うための小型のハサミです。基本的には細い枝を切っていくことになるのでこれで十分です。

剪定時、ヒバの樹高が高い場合は脚立を用意してください。服装は、ケガを防ぐためになるべく長袖の服を選び、手には軍手をしましょう。もし夏に剪定をするのであれば、帽子やタオルなどで直射日光対策も忘れないでください。

剪定方法

剪定で目指すのは、枝の間にほどよいスペースができてボリュームダウンした姿です。剪定の基本的な流れは、枯れた枝や葉を取り除き、そのあと枝先を切り詰めていくという順番です。

剪定は木の上のほうから順番に進めていくと、切った枝などが木に引っかかるのを防げるので作業しやすいです。木の前面と背面を決めて、片面ずつ上から剪定していきましょう。切り方は以下のとおりです。

■枯れた枝葉を取り除く
まずは枯れた部分を取り除いていきます。枯れるのは木の内側の枝なので、表面の枝をかき分けて、中の枝の様子を見てください。枝が枯れているとその先の葉が茶色になります。また、簡単に折れるような枝は取り除きましょう。

■枝先を切り詰めて葉や枝の密度を下げる
枝先の葉を減らすときは、太い枝を残して枝の分岐点をはっきりさせるようにします。こうすることですっきりとして見栄えがよく、木の全体に日光がいきわたるようにもなります。

同じ場所から何本も枝が出ているときは、ひとつの分岐点に2、3本の枝が残るようにするとバランスがよいです。細い枝から順番に取り除いてください。

注意点

剪定では、必ず一本一本の枝をチェックしながら切っていってください。木の輪郭に沿ってまとめて全体を刈り込むように剪定をしてしまうと、切ったものが木の中に入り込んで枝に絡まってしまいますし、切り口も目立ちます。必ずひと枝ずつチェックして切ってください。

このように、ヒバの剪定は枝を丁寧に処理していく必要があります。1本のヒバを剪定するのには、時間がかかることでしょう。生け垣や庭木としてヒバを何本も植えているようなときは、自力で剪定をするのは時間も労力もかかりますので、業者に依頼することをおすすめします。

弊社では、剪定に対応できる業者をご紹介しております。ヒバの剪定や管理でお悩みの際は、ぜひ一度弊社にご相談ください。無料の相談ダイヤルで、作業を依頼していただける業者をご紹介いたします。

ヒバが庭木として人気がある理由

ヒバとはそもそもどのような木なのか、特徴を紹介していきます。ヒバは庭木や街路樹、生け垣、さらには材木としてなど、身近なところでよく使われる人気のある木です。特徴と、人気の理由を見ていきましょう。

ヒバとはどんな木?

ヒバとはどんな木?

ヒバは庭木や生け垣としてよく使われている針葉樹で、「アスナロ」と呼ばれることもある木です。園芸用の種では「チャボヒバ」や「ニオイヒバ」という品種があり、庭木としてはこの2種が植えられることが多いです。ヒノキの仲間なので、香りのよい木材として知られています。

枝先は細かく枝分かれをするのが特徴的です。大きさは成木で2メートルほどのものから、高いものでは10メートル以上になるものまであります。

人気の理由はさわやかな匂いと成長のしやすさ

ヒバは、その匂いのよさで人気がある木です。また、枝の密度が高いので、刈り揃えて生垣にしたときの目隠し効果も高いです。春になると付く星型の白っぽい花もかわいらしく、これもまた人気の理由になっています。

また、ヒバは生命力が強く、どんな所でもよく育つというのも、庭木として人気がある理由のひとつです。ヒバは陰樹(いんじゅ)といって日陰でも育つことができる木なので、日陰や湿気があるところでも元気に育ちます。庭や街頭などの、どこか必要なところに植えて育てるということがしやすい木なのです。

ただし、生命力が強いということは、放っておいても伸び続けるということです。ヒバは森林では10メートル以上にもなる木なので、世話をせずに放っておくと、いつの間にか背が高くなりすぎてしまうということも十分にありえます。ヒバの剪定など、こまめな世話をしていくには、業者の手をかりるのがよいでしょう。

弊社にお電話いただければ、弊社加盟の剪定業者をご紹介することができます。無料の電話窓口で、必要な作業についてお聞かせください。お客様にとって最適な業者をご案内させていただきます。

丈夫なヒバだけど枯れることもある…その原因とは

ヒバは日陰でも育ち、湿気にも虫にも強いですが、枯れることもあります。これは、寿命でない限り必ず原因があります。原因として考えられることと予防方法をご紹介しましょう。

枯れる原因はふたつある

枯れる原因はふたつある

枯れる原因にはおもにふたつが考えられます。ひとつめが木を深く植えすぎている「深植え」(ふかうえ)という状態で、もうひとつが根っこにカビが生えてしまっている状態です。まずはそれぞれの見分け方を解説します。

■原因その1:深植え
木を深く植えすぎていると、根も地中深くに生えることになります。このような状態だと根まで酸素が届かず、木が酸欠になってしまうのです。木の根元を掘ってもなかなか根っこが生えているところまでたどり着かない場合は深植えになっているといえます。

深植えは酸素が届かない状態なので、その上に水やりなどをすると逆効果になってしまいます。枯れる前に気づくためには、一度根のある深さまで掘って確認したほうがよいでしょう。

■原因その2:カビなどの繁殖
根元でカビなどの菌が繁殖すると、枯れることにつながります。カビはにおいで判断できるので、根元の土のにおいをかいでみましょう。カビのにおいがした場合は根元でカビが繁殖しています。

枯れさせないためには

ヒバを枯れさせないためにも、深植えの解消と、カビ対策をしっかりしていきましょう。まず、深植えを解消するときは、幹の根元の土を掘っていき、根が生え始めている位置を見つけます。その根の深さにあわせて周囲の土も掘り起こし、木が生えている場所の地面を一段低くしてください。

カビに関しては、根絶は難しいと考えましょう。予防する手段としては、木の周囲の風通しと日光の当たり方をよくし、カビが育ちにくい環境を作ることです。そのうえで、カビのある地面の土を掘り起こし、表面の土を地中深くに埋め込んで、土の上下を入れ替えてください。

カビは空気にふれている場所で育つ「好気性」(こうきせい)の細菌なので、ある程度はこの方法で死滅させることができます。

剪定を業者に依頼したときの費用相場

ヒバは立木として庭に植える場合と、生け垣として植える場合のふた通りの植え方があります。剪定を業者に頼んだ場合、立木と生け垣の場合で費用の計算方法に違いが出ます。両方のパターンを見ていきましょう。

■立木の剪定の費用相場

  • 3メートルまで :およそ4,000円
  • 5メートルまで :およそ10,000円
  • 7メートルまで :およそ20,000円
  • それ以上      :見積りが必要

■生け垣の費用相場

  • 幅1メートルあたり :およそ1,500円

費用に関しては業者によってさまざまで、剪定自体の費用に加えて出張費やごみの片付け費用がかかる場合があります。見積りのときにはそのような費用が加算されて、業者がホームページなどで表示している価格よりも高くなることも考えられます。そのため、費用は見積りを取って判断しましょう。

ヒバの剪定に関して、見積りで費用を確認してみたいという方には、弊社の加盟業者で無料の見積りを取ってみることがおすすめです。弊社の業者紹介では、電話相談で業者を派遣するところから、業者による現地調査・お見積りまでは料金をいただいておりません。

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