椿の剪定についてまとめてご紹介!病害虫の予防をして健康に育てよう

椿の剪定についてまとめてご紹介!病害虫の予防をして健康に育てよう

椿の生育にかかせないのが剪定作業です。椿の剪定にはコツがあります。適した時期に正しい方法で剪定をおこなわないと、花をきれいに咲かせることができません。

椿を健康に育てて、毎年きれいな花を楽しむために、このコラムでは椿の剪定についての正しい知識をご紹介していきます。また、椿につきやすい病害虫や、お手入れ方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

椿の剪定をする前に知っておくべきこと

椿の剪定は必須です。剪定をおこなうことによって、バランスよく成長することができ、病害虫の予防もできてしまうのです。剪定作業をおこなうにあたって、剪定に適した時期や方法について覚えておきましょう。

椿の剪定に適した時期

椿の剪定に適した時期

椿の多くは3月に花をつけます。椿の剪定に適した時期は、花がおわった4月~5月です。なぜならば、椿は6月頃から花芽をつけはじめるからです。花芽が出る前に剪定をおこなえば、剪定時に「花芽を切り落してしまって花が咲かなくなった」という失敗を防ぐことができます。

花が咲かなくなる原因

椿の花が咲かなくなる原因は、以下の理由が考えられます。

  • 剪定時に花芽を切り落してしまった
  • 鉢が大きすぎる
  • 庭に植え替えた

椿を大きな鉢や庭に植えると、より大きく成長しようとして養分を消費してしまい、花を咲かせることに栄養がまわらなくなるおそれがあります。

剪定して問題ない枝の種類

椿の剪定は風通しをよくし、全体をバランスよく整えることが目的です。枝が混みあっているところをすくように剪定していきましょう。

内側(幹の方向)に伸びている枝は幹の周りが混みあう原因となるので、積極的に切っていってください。また、交差している枝や枝分かれが激しい枝、長く伸びてしまっている枝を切っておくと見栄えがよくなります。

剪定は病害虫予防にもなる!

枝が混みあって風通しが悪いと、じめじめとして、椿に病害虫が住み着いてしまうおそれがあります。椿に住み着きやすい病害虫は以下のとおりです。

・チャドクガ
チャドクガは毒をもつ毛虫です。椿の葉に卵を産みつけます。チャドクガの幼虫が発生すると木全体に広がってしまいます。人間が刺されると痛みや痒みを伴う炎症を引き起こしてしまうのです。

・カイガラムシ
カイガラムシは貝殻のような見た目の虫です。カイガラムシの排泄物によって、椿はすす病という病気にかかってしまいます。カイガラムシが椿の枝や葉に住み着くと、椿の汁を吸い、株を枯らせてしまうおそれがあります。

病害虫が椿に住み着いているのを発見したら、すぐに駆除をおこないましょう。病害虫はあっという間に広がってしまうので、すみやかに対処しなければなりません。自分で病害虫を完全に駆除するのは困難です。駆除に不安のある方は、業者に依頼することをおすすめします。

弊社では椿に住み着いた病害虫の駆除を承っております。また、病害虫の予防もおこなっておりますので、椿の病害虫にお困りの方はお気軽にご連絡ください。

椿を健康に育てる2つの剪定方法

椿の剪定をおこなう理由はおもに「木を健康に保つため」「バランスを整えるため」です。剪定には大きく分けてふたつの方法があります。根元から切る「透かし剪定」と、枝の途中で切る「切り戻し剪定」のふたつです。

椿剪定に必要な道具

椿剪定に必要な道具

椿の剪定に必要な道具は、

  • 剪定ばさみ
  • 剪定ノコギリ
  • 作業用手袋
  • 脚立
  • ゴミ袋

椿の枝は固いので、剪定ばさみのほかにも剪定ノコギリを用意するのがおすすめです。剪定のこぎりは先が丸くなっているので、ほかの枝を傷つけにくいです。

剪定作業は、枝の先が身体に刺さったり、虫に刺されたりするおそれがありますので、長袖長ズボン着用で、皮膚を守りましょう。脚立に登って作業する際はくれぐれも落下事故に気をつけてください。

透かし剪定

透かし剪定とは不要な枝を、枝の根元から切り落として、混みあったところを間引いていく剪定の方法です。長く伸びすぎてしまった枝や極端に太い枝があれば切り落していきましょう。混みあった枝を剪定することによって風通しがよくなるため、病害虫の発生を防ぐことができます。

まずは、剪定ばさみで太い枝や伸びすぎてしまっている長い枝を枝の分かれ目の根元から切っていきます。次に、枝や葉の数が均一になるように混みあっているところを切っていきましょう。最後に、枝の先のほうや葉を間引いて枝先を整えて仕上げをおこなってください。

切り戻し剪定

切り戻し剪定とは、伸びた枝を途中で切って形を整えていく剪定の方法です。切ったところから新しく強い枝を出すことが目的です。切り戻し剪定は晴れた日におこないましょう。切った先が湿ってしまうとそこから病害虫が住み着くおそれがあるからです。

切り戻し剪定では、枝を根元から3分の1~半分くらいのところくらいで切ります。 また、花は咲き終わったあとも栄養を必要とするので、余分な栄養を使わせないように花後にも切り戻し剪定をおこなうとよいでしょう。花のすぐ下か、枝の根元で切ってください。

過度に切り戻し剪定をおこなうと、細かい枝がたくさん出てしまって枝が混みあう原因になりますので、必要な分だけおこないましょう。

自分での剪定が難しいときは業者が頼りになる!

自分で剪定をおこなうのが難しいときは剪定業者に依頼するとよいでしょう。特に背が高い椿の木の剪定はバランスを見るのが難しく、高いところでの作業は危険もともなうものです。

また、剪定方法を誤ると花が咲かず、剪定をきちんとおこなわないと病害虫が発生してしまうおそれがあります。確実にきれいな花を咲かせるには、剪定のプロである業者に依頼することをおすすめします。

弊社では椿の木1本からでもご依頼いただけます。知識と経験をもつ剪定業者をご紹介しますので、ぜひご相談ください。

椿を健康に育てるには剪定だけでなく手入れも大切!

椿の花をきれいに咲かせるには、適切な育て方をすることも重要です。日々のお手入れをしっかりおこなって、椿を健康に育てましょう。

剪定した切り口には癒合剤を塗っておく

剪定した切り口には癒合剤を塗っておく

剪定後の枝先は敏感になっているので、菌が侵入したり、乾燥したりと傷みやすいです。切り口を守る癒合剤を塗って、菌の侵入による病気を防ぎましょう。癒合剤はホームセンターで購入することができます。

適度なタイミングで肥料を与える

椿は年に2回肥料を与えます。1回でも大丈夫ですが、その場合は新芽の生育に作用する春に与えてください。

庭植えの場合は2月に有機質肥料を株元に埋めます。鉢植えの場合は3月に化成肥料を与えますが、花が咲いている最中の場合は花が咲き終わってから与えてください。2回目は秋の9月~11月の時期に同じ肥料を与えます。

病害虫に侵されていないか定期的に確認する

病害虫の発見が遅くなると、最悪の場合、椿が枯れて木がダメになってしまうおそれがあります。病害虫は早期発見することが重要です。

病害虫によって発生しやすい時期はさまざまですが、じめじめする雨季など春から夏にかけては特に発生しやすくなります。

チャドクガの場合は、4月~5月、7月~8月の年2回発生します。剪定以外の時期も定期的に椿の木を観察して、病害虫がついていないか確認することが大切です。病害虫の予防のための薬剤をあらかじめ散布しておくことも効果的でしょう。

業者から手入れのアドバイスをもらうのもおすすめ

椿の木を定期的に点検してもらえたら安心ですよね。年に数回でもプロの目で椿の健康を確認してもらうことができたら、椿を長生きさせて毎年きれいな花を咲かせることができるでしょう。

おすすめの方法は、年に1~2回プロの業者に剪定を依頼をして、その際にお手入れの相談などをすることです。弊社では丁寧に、椿の生育などの質問にお答えさせていただきます。椿の剪定や育て方についてお悩みの方はぜひお気軽にご連絡ください。

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