庭木の剪定業者の選び方!4つのポイントと相場を知って納得の剪定を

花や樹木を育成する際に自分でおこなうことのできない作業があれば、業者に依頼することが最も一般的な流れになります。業者を選ぶ際には、あらかじめどんな基準で選ぶのか、どうすれば業者を見極めることができるのかを知っておく必要があります。
もし見極めることができずに不適切な業者を選んでしまえば、予想と違う仕上がりになったり、お金を余計に払うことになったりするおそれがあるかもしれません。そういったことを防ぐために、このコラムでは剪定業者の選び方についてご紹介していきます。選び方の基準を知り、あなたの納得のいく剪定を施せる業者に依頼しましょう。
目次
優良業者を見つけ出すための4つのポイント
優良業者を選ぶためには、剪定業者について知っている必要があります。そのため、まずは「剪定業者とは何か」や「優良業者とはどういった業者を指すのか」、「剪定業者の選び方の基準は何か」といった基本的なことから見ていきましょう。
剪定業者とは

このコラムを読んでいる方の多くはすでに知っていると思いますが、剪定業者とはお金をもらうことと引き換えに、依頼者の要望に合った植物の剪定をおこなう業者です。そのため、どのような植物にも対応できるような知識と技術を兼ね備えている人々の集団だと考えることができます。
優良業者とは
優良業者という言葉自体は分かりやすいですが、一般的な業者や悪徳業者との違いを知るためには明確な基準が必要になるでしょう。そして剪定業者の中でも優良だと考えられる業者の条件とは、「実際のサービスと見せ方のギャップが少ない」ことです。
例えば、とても高い技術を持った業者があるとします。しかし「安くて丁寧」といった主旨の宣伝をしているにも関わらず、「技術に見合った相場より高い料金を請求する」といった行動をとれば、それは依頼主に対して不誠実です。そのため、優良業者とはいえません。
それに対して技術は水準より低くても、料金の安さをサービスの強みにおいている業者があるとしましょう。この業者はそうした情報を明確に伝えているため、依頼主はそれらの情報を得てしっかりと理解したうえで仕事を依頼します。この場合は実際のサービスと見せ方のギャップが少ないといえるため、優良業者だと判断することができるでしょう。
業者選びのポイント
優良業者とは何かということについてはお分かりいただけたと思います。では、剪定業者の選び方においてどのような点を重視すればいいのでしょうか。ポイントは4つあります。
- 料金は適切か
- 資格はあるか
- 実績はあるか
- 相見積りをとる
以上がその基準となりうる4つのポイントです。今回はこのポイントついて詳しく掘り下げていくので、業者を選ぶ際の参考にしてみてください。
ポイント1.料金は適切か|費用相場を知れば見えてくる適正価格
1つ目のポイントは、料金が適切かどうかです。そして、ある業者の料金が適切かどうか知るためには、剪定業者に依頼する際の料金の相場について知っておく必要があるでしょう。そのため、ここからは料金体系ごとの料金相場についてご紹介します。
剪定業者の料金体系

剪定業者を料金体系で分類したとき、主に日当制と単価制の2つのグループに分けることができます。日当制とは、1人の業者に対して払う1日の料金が固定されている料金体系です。そのため、その時間内であればさまざまな植物の剪定を依頼することができるでしょう。
それに対して単価制とは、1つの樹木の剪定にかかる料金が示されている料金体系です。そのため、どれほど時間がかかってもその樹木の剪定にかかる料金が変わることはありません。
費用の相場
それぞれの体系における料金相場は以下のようになります。
日当制 | 1人当たり15,000円~30,000円程度 |
単価制 | 2m前後であれば3,000円程度 4m前後であれば6,500円程度 6m前後であれば16,000円程度 7m以上は要相談 |
費用で業者を探す際の注意点
剪定業者の選び方として示した相場は前述のとおりですが、費用の面で業者を判断する場合にはいくつか注意しなければならない点があります。まず挙げたいのは、料金の安すぎる業者は注意が必要ということです。
上で示した相場からかけ離れた料金を提示している業者は、サービスがずさんであったり、作業後に追加料金を請求される可能性もあります。そのため、安いからというだけで業者を選ばないようにしましょう。
次に挙げるのが、相場より高いからといって悪徳業者であるとは限らないということです。高い料金を提示している業者は、そのぶんサービスの内容が充実している可能性があります。大切なのは料金とサービスが見合っているかどうかです。料金だけで業者の良し悪しを判断するのは早計だといえるでしょう。
弊社の加盟店の剪定料金はホームページで確認することが可能です。また見積りによって最終的にかかる費用を明確に示すことができるため、追加料金を心配する必要もありません。業者選びに迷っていたらお気軽にご相談ください。
ポイント2.資格はあるか|完成度を左右する職人の腕
2つ目のポイントは資格を取得しているかどうかです。依頼しようか迷っている業者がよい剪定をしてくれるかを知るには、その業者が取得してる資格を確認することが有効だといえます。どのような資格があるのか、その資格を持っていると何ができるのかについて知り、剪定業者の選び方の参考にしましょう。
剪定業者が取れる資格

剪定業者が取得する資格にはさまざまな種類がありますが、ここでは以下の国家資格3つについて見ていきます。
- 造園施工管理技士
- 造園技能士
- 園芸装飾技能士
資格があることで保証される技術
・造園施工管理技士
造園工事の計画や進行において適切な管理をおこなうことが可能です。また1級であれば、造園事業において現場の主任技術者や管理技術者になる資格を満たします。
・造園技能士
私的施設か公的施設かを問わず造園に関する技術を持ちます。その技術は膨大な知識に裏打ちされているため、庭の剪定を任せるには十分な資格だといえるでしょう。
・園芸装飾技能士
植物の管理や配置に関する知識を持つことが保証されます。また、上の2つと違って人々を楽しませるための園芸技能に特化した資格であるといえるでしょう。
ポイント3.実績はあるか|多くの人から支持されている信頼性
3つ目のポイントは、実績があるかどうかです。実績には、その業者がどのような仕事をしてきたのかがあらわれます。そのため、実績を見ることでその業者のことがより深く理解できるといえるでしょう。
実績の重要性
実績とは、剪定業者がこれまでどのような依頼を受け、どのような結果を残してきたのかが分かるものです。そのため実績があるということは、場数を踏んでおり経験が豊富であるということを意味します。
また依頼が継続的に寄せられていれば、信頼性が高いということがいえるでしょう。こうしたことを知ることが、剪定業者の選び方において役に立つ情報になります。
実績を確認する方法
多くの業者はホームページが存在するため、そこを見ればその業者の実績を確認することができるでしょう。また、実績を見る際には創業からの期間の長さや1つ1つの依頼の満足度なども基準の1つにすることをおすすめします。
ポイント4.相見積りをとる|より優れた業者を見つけるための手法
4つ目のポイントとして、相見積りをとることが挙げられます。なぜなら相見積りによって、自分では気付かなかった業者のよさを見つけることができるかもしれないからです。剪定業者の選び方に迷ったら相見積りを実践してみましょう。
相見積りとは

相見積りとは、複数の剪定業者からその価格や作業内容についての見積りをもらい、比較することです。こうして項目ごとに業者を比較することで、先入観なく自分の依頼したい内容に合った業者を見つけることが可能になります。
相見積りで業者を探す際の注意点
相見積りをとる際には、見積りに料金がかからない業者を選ぶことをおすすめします。なぜならそこで料金が発生してしまった場合、剪定にかける予定だった予算をいたずらに消費してしまうからです。
弊社では相見積りを無料でおこなっています。そのため無駄に予算を削ることなく、よりよい業者に依頼を出すことができるでしょう。現地調査も無料でおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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