柏(カシワ)の木の剪定・お手入れについて|どんぐりから育てるには

柏(カシワ)の木の剪定・お手入れについて|どんぐりから育てるには

柏の木は、昔から食べ物を乗せるお皿として利用されており、今では柏餅を包むときの葉として親しまれています。また、庭のシンボルツリーとして楽しむ方もいるようです。このような柏の木を庭で育てるには、年に1~2回の剪定が必要になってきます。好みの樹形にするためにも、剪定をおこないましょう。

この記事では、柏の木の剪定や育て方について解説していきます。柏の木の剪定方法を知って、管理しやすい木にしていきましょう。

縁起の良い木「柏(カシワ)」とは?

柏の葉は柏餅などにも利用されているので、目にする方も多いでしょう。柏の木も庭に植えると存在感があり、庭のシンボルツリーとなってくれます。さらに、昔から「縁起の良い木」として知られているのです。ここでは、そんな柏の木について紹介していきますね。

柏の木ってどんな木?特徴を紹介

柏の木は、波型の大きな葉を持つ広葉樹で、大きくなると約10~15mまで成長します。柏の葉の緑も楽しむことができますが4~6月には黄緑やピンク、赤などの花をつけ、秋になると丸いどんぐりをつけるのも魅力的です。寒さや暑さに強く、病気も少ないことから、初心者にも育てやすい木となっています。

柏の木は縁起が良い木!

柏の木は、昔から「縁起が良い木」といわれています。その所以は、葉が枯れても落ちないことにあります。柏の木は、葉と茎の間を切り離す細胞が作られないため、枯れても落葉せずそのままの状態を維持しています。

春を迎え、新芽が出る季節になると枯れた葉が芽に押し上げられ徐々に地面に落ち始めます。枯れても落ちずにいる屈強な姿から、家が代々続くという子孫繁栄の意味が込められ、縁起の良い木といわれるようになりました。

柏の木の利用方法

柏の葉は、料理を乗せたり食材を蒸したりするのに利用されてきました。現在は、5月の端午の節句には、男の子の立派な成長を願う柏餅にも使われています。ほかにも、柏の木に丈夫さを活かして、家を建てるときの建材や台風などの風害を防ぐために植林されることもあるようです。

柏の木の剪定はコンパクトにしたいなら必要!

柏の葉は、料理を乗せたり食材を蒸したりするのに利用されてきました。現在は、5月の端午の節句には、男の子の立派な成長を願う柏餅にも使われています。ほかにも、柏の木に丈夫さを活かして、家を建てるときの建材や台風などの風害を防ぐために植林されることもあるようです。

剪定してよい枝の見分けかた

柏の木の剪定は、どのように育てたいかによって切る枝を見極めなくてはなりません。より大きく成長させたいときは、春に古い枝を剪定しておきましょう。古い枝がなくなることによって新しい枝に栄養分がまわり、たくさんの芽を出して成長が促進されます。

これ以上大きくしたくない場合は、秋に柏の木の主になる幹(主幹)を管理しやすい長さで切っておきます。そして樹形を整えるためには、主幹から伸びるしっかりした枝を数本残して剪定してしまいましょう。

そうすると、枝から芽が出て整った樹形で伸びてくれます。あとは、1年に1~2回ほど伸びた部分の枝を切り戻しておけば、樹形を維持することができるでしょう。

とくに秋におこなう剪定では光合成の邪魔をする平行に並んだ枝や、クロス状に重なり合う枝は木の成長を妨げるため、切らなくてはなりません。さらに、地面の近くに生えてくる枝も剪定するときに切るとよいでしょう。

柏の剪定で気をつけたいこと

柏の木は大きいもので15mほどにもなるため、はしごなどを使って剪定作業をおこなうことになります。このようなはしごを使った高所作業は、転落のおそれもあり非常に危険です。高所作業に慣れていない方には、あまりおすすめできません。

また、柏の木の剪定は、枝切りばさみなどを使って長い時間作業することもあるため、手などを傷めてしまうおそれもあります。柏の木を剪定する際は、休憩を挟みながら無理のない作業をおこないましょう。

柏を育てる|発芽~苗木を育てる方法

柏の木は大変丈夫であるため、初心者でも育てることができます。柏の木の中にもさまざまな品種があるため、お好みのものを育ててみましょう。また、どんぐりから育てることもできるので、柏の木の育て方を見ていきましょう。

柏の品種について

柏の木にもさまざまな品種があります。その代表的な品種が黄金柏と赤柏です。黄金柏は名前のとおり、葉がきれいな黄金色をしています。また、4月には黄金色の花をつけるのも魅力のひとつです。大きさも3~5mほどと柏の木に比べて大きくならないので、管理しやすい品種といえるでしょう。

赤柏は、ギザギザとした葉が特徴的な品種です。秋になると赤く染まり、美しい紅葉を見せてくれます。大きいものだと10mほどまで成長します。このように、柏の木にはさまざまな品種があり、好みに合わせて選び楽しむことができるのです。

柏をどんぐりから苗木にしよう

柏の木がつけるどんぐりを育てれば、苗木にすることができます。秋になると柏の木の下にたくさんのどんぐりが落ちているので、拾い集めることからはじめましょう。以下はどんぐりから苗木にする方法です。

【どんぐりから柏の木を育てる方法】

  1. どんぐりをバケツに入れ、水をバケツいっぱいまで入れます。
  2. どんぐりは水に浮かぶものと沈むものにわかれるので、浮かんでいるものは捨てましょう。水に沈んだものを使用します。
  3. 植木鉢やプランターを用意し、一番下に水はけのよい軽石を敷き詰めます。
  4. その上から害虫の繁殖を防いでくれる赤玉土と植物が育ちやすくしてくれる腐葉土をまぜたものを入れていきましょう。
  5. 拾ったどんぐりは、横に倒した状態で土の上に乗せ、上から土をかけていきます。
  6. 土が乾かないように水やりをしてください。

この状態のまま、春まで待つと芽が出始めます。双葉になりはじめたら、1本ずつ植木鉢に移していきます。そして、苗木まで大きくなったら、庭などに日当たりの良い場所植え替えて育てましょう。このように、どんぐりからでも簡単に柏の木を育てることができます。

植え付けした後の育てかた

苗木まで育った柏の木を庭に植えつけるには、2つのポイントがあります。まずは広いスペースに植え付けることです。柏の木は高さも伸びますが、横にも広がって伸びます。そのため、近くに植物があると影を作ってしまい、その植物の成長を邪魔してしまうのです。柏の木はそばに植物がない、広い空間に植えるようにしましょう。植え替えする際には、土に肥料をまぜておいてください。

また植木鉢から移す際に、根にダメージを与えないように注意して掘り起こすというのもひとつのポイントです。むやみに掘り返すと、横に広がった根を傷つけて枯れてしまうこともあるため、慎重に作業しましょう。

このようなポイントに気をつければ、とくに水やりや肥料を与えなくても自然に育ってくれます。しかし、小さなうちはカミキリムシなどの産卵の場所になりやすいとされています。薬剤などをまけば防除することもできますが、肥料を与えて柏の木の生育を助けてあげれば自然と寄り付かなくなります。

育った柏の木は剪定をおこない、樹形や高さを整えてあげましょう。ただし、大きくなった柏の木の剪定は高所作業になるため、危険な作業になります。高所作業に慣れていない方は、転落の危険性もあるため、業者に依頼して剪定してもらうことも考えてみてはいかがでしょうか。

弊社では優秀な剪定業者が多数加盟しているので、柏の木に合わせた剪定をさせていただきます。自分でできない高所での剪定は、弊社におまかせください。

まとめ

柏の木は、柏餅を包む大きな葉を持つ木です。葉が枯れても落ちないことから、代々家が続く子孫繁栄を意味する縁起の良い木とされています。初心者でも育てやすく、10~15mほどまで大きくなるため、庭のシンボルツリーとしても役割も担っています。

水やりや肥料もとくに必要がないため、手のかからない木でありますが、庭で育てるには剪定が必要になるでしょう。柏の木の剪定は、春や秋におこない管理しやすい高さに切り戻します。また、横に伸びる平行枝や、交差する枝、地面の際に生える枝は剪定するようにしてください。

しかし、柏の木の剪定は、高所作業になり転落の危険性があります。高所作業に自信のない方は業者に依頼して剪定してもらうとよいでしょう。

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