夏みかんの剪定時期・方法を解説!おいしいみかんを収穫するコツも

夏みかんの剪定時期・方法を解説!おいしいみかんを収穫するコツも

おいしい夏みかんを収穫するためには、適切な方法で剪定をおこなうことが大切です。夏みかんの剪定方法は樹齢によって異なります。樹齢にあわせた剪定方法を知らないと、栄養素が分散してしまい、おいしい夏みかんが実らなくなってしまうのです。

また、夏みかん剪定以外にも、摘果や病害虫対策をおこなうことで、よりおいしい夏みかんが収穫できるようになります。

そこでこの記事では、樹齢にあわせた夏みかんの剪定方法や摘果の方法、病害虫対策についてお伝えします。この記事を最後までお読みいただくことで、おいしい夏みかんを育てることができるようになるでしょう。

夏みかんの剪定は樹齢によって切りかたが違う

おいしい夏みかんを育てるためには、適切に剪定をおこなうことが大切です。そんな夏みかんの剪定は樹齢によって剪定方法が異なるので、気をつけましょう。ここでは、樹齢ごとの夏みかん剪定の方法や剪定をおこなう時期などについてお伝えします。

樹齢によって異なる剪定方法

夏みかんの剪定時期・方法を解説!おいしいみかんを収穫するコツも

すでにお伝えしている通り、夏みかんの剪定方法は、夏みかんの樹齢によって異なります。おもに、樹齢1年~3年の幼木と、樹齢4年以上の成木によって剪定方法を変えるようにしましょう。樹齢ごとの具体的な剪定方法については、後述します。

剪定時期は春先がベスト

夏みかんの剪定時期は春先が適期です。そのため、2月~3月ごろに剪定をおこなうようにしましょう。夏みかんは、春先になると枝が増え始めるため、この時期が剪定の適期なのです。また、夏みかんの成長期は1年を通して何度かあり、冬を除く春夏秋に成長期が訪れます。夏みかんは、成長期がくるたびに枝を伸ばすため、こまめな剪定が必要となるのです。

剪定の基本的なイメージ

成木と幼木とに区別して剪定をおこなう必要がある旨をお伝えしましたが、両者に共通した剪定のポイントがあります。

共通のポイントとして、「開心自然系」と呼ばれる樹形に整えるようにしましょう。開心自然系の樹形とは、主幹を中心として、枝葉が横に広がる樹形です。この形に整えることで、夏みかんの成長に欠かせない日光を、木全体にまんべんなく当てることができます。

また、樹形が乱れていたり枝葉の量が多かったりする場合、枝葉をたくさん剪定したいとお考えになるかもしれませんが、控えるようにしましょう。植物は生き物であるため、枝葉をたくさん切りすぎると木に負担がかかってしまい、樹勢が弱くなるのです。

そこで、一度に剪定をおこなう枝葉の量は、全体の1割程度にとどめておきましょう。剪定する量を1割程度に抑えておくことで、木に与えてしまう負担が軽減され、おいしい夏みかんを育てることができるのです。

成木の剪定方法

成木といわれる樹齢4年以上の木の剪定は、年によって剪定方法を変えます。夏みかんは、たくさん実る年と、あまり実らない年とを交互に繰り返しています。また、一度実をつけた枝には再び、実が実らないといったことも特徴です。

実があまり実らない年の剪定は、込みあっていたり樹形を乱したりしている枝を軽く間引くだけで十分です。間引くとは、不要な枝を取り除く作業のことを指しています。反対に、実がたくさん実る年の剪定は、一度実をつけた枝を間引いて、栄養が分散しないようにしておくとよいでしょう。

幼木の剪定方法

樹齢1~3年の幼木の剪定は、開心自然形の樹形をつくるために、主幹を50cmほどの長さにそろえるようにしましょう。また、主幹の長さをそろえることができたら、不要な枝は切り落としてしまいましょう。

不要な枝の量が多いと、栄養が分散してしまい、ひとつひとつの実にいくはずの栄養が少なくなってしまうのです。そのため、太い枝を3~4本残して、そのほかの枝は切り落とします。

剪定後は切り口のケアを

夏みかんの剪定は、剪定後に切り口のケアまで大切にしてあげましょう。剪定後の枝の切り口をそのまま放置しておくと、病気や害虫が侵入してしまうおそれがあります。

夏みかんが病害虫にかかってしまうと、実が実らなくなったり枯れてしまったりするおそれがあるのです。そのため、枝の切り口は、癒合剤と呼ばれる傷口を早く癒すために塗る薬剤で保護してあげるとよいでしょう。癒合剤は、通販やホームセンターで購入することができます。

剪定についてお困りなら

おいしい夏みかんを実らせるためには、正しい剪定が大切です。植物の生育に欠かせない日光がまんべんなく当たるように、開心自然系と呼ばれる樹形に整えながらも、樹齢にあわせた剪定も大切になります。

また、一度夏みかんが実った枝には、再び夏みかんが実ることはありません。そのため、剪定せずに放っておくと、本来であれば実にいくはずの栄養が分散されてしまうのです。このように、夏みかんの剪定には気をつけるべき点が多く、甘くおいしい夏みかんを育てるには経験が必要になるのです。

この記事をお読みの方の中には、「自分でもできるかな…」とご不安な方もいるのではないでしょうか。もし、夏みかんを正しく剪定できるか不安だという方は、剪定をプロに依頼してみてはいかがでしょうか。

プロであれば、樹齢にあわせた剪定をおこなってくれて、おいしい夏みかんを実らせることができるようになるでしょう。弊社では、24時間365日いつでもご相談を承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

おいしい夏みかんを収穫するためのコツ

適切な夏みかん剪定により、実を実らせることができたら、実際に収穫しましょう。ただし、剪定と同様に、収穫にもコツがあります。正しい収穫の方法がわかれば、夏みかんをよりおいしくすることができるでしょう。

甘くするには「摘果」

夏みかんの剪定時期・方法を解説!おいしいみかんを収穫するコツも

剪定をおこなうことで、枝の量が少なくなり、栄養素が分散してしまうという問題点を改善することができる旨をお伝えしました。栄養素の分散は、摘果することでも防ぐことができます。摘果とは、まだ小さい夏みかんを摘み取ることです。

あえて実を摘み取り、実の量を減らしておくことで、ひとつひとつの実に栄養素が集中して、甘くおいしい夏みかんになるのです。そこで、葉の枚数10~15枚に対して、実の数が1つになるように、夏みかんの数を調整しましょう。

収穫時期の見極め

夏みかんは、収穫時期を正しく見極めることが大切です。収穫する時期によって、夏みかんの酸味が異なるため、収穫時期を間違えると、酸味が強烈になってしまいます。そこで、夏みかんの収穫は、4月下旬~5月下旬におこなうようにするとよいでしょう。この時期は、夏みかんがもっともおいしくなる時期です。

病気や害虫にもご注意を!

夏みかんは、ミカンハダニと呼ばれる害虫に気をつけなければなりません。ミカンハダニは春先になると発生しやすく、夏みかんの葉や枝、果実に寄生して、表面から栄養を吸収します。ミカンハダニに吸われてしまった夏みかんは、葉緑素が破壊されてしまい、白い斑点ができ、全体的に白っぽくなってしまうことが特徴です。

ミカンハダニの被害にあってしまうと、実の見た目が悪くなるだけでなく栄養素までなくなってしまうため注意が必要です。そのため、ミカンハダニを見つけたら早めに駆除するとよいでしょう。ミカンハダニは、薬剤を使うことで駆除することが可能です。

また、再びミカンハダニが発生しないように対策することも大切なことになります。夏みかんを適切な方法でこまめに剪定することができれば、木の風通しがよくなり病害虫の発生を防ぐことができるのです。

そのため、おいしい実を収穫するためにも、木の健康を維持するためにも、お手入れの中で剪定が重要な役割になるのです。もし、剪定方法に不安がある方は、一度業者に相談してみてはいかがでしょうか。

業者であれば、おいしい実を育てる方法や木の健康を維持するための方法に精通しています。夏みかんでのお困りごとは、業者に相談することで解決できることが多いのです。弊社では、24時間365日いつでもお電話にてご相談を承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

樹木のお手入れでお困りのときは……

適切な夏みかん剪定の方法がわかっても、実際に実施することができなければ、おいしい夏みかんを収穫することはむずかしいといえます。剪定が自分にもできるかご不安に思われた方の中には、業者に依頼することも不安だという方もいるでしょう。そこでここでは、業者を利用するメリットや業者選びのポイント、剪定の費用相場をお伝えします。

プロである業者にご相談を!

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夏みかんの剪定をプロに依頼するメリットを知ることで、かかる費用と比較することができます。もし、依頼するメリットのほうが、かかる費用よりも大きく感じられたら、プロにお願いするとよいでしょう。

・より確実においしい夏みかんが収穫できる

プロにお願いする大きなメリットのひとつが、より確実においしい夏みかんが収穫できるようになることです。経験が浅い方にとって、夏みかん剪定には気をつけるポイントが比較的多く、適切に剪定をおこなうのは簡単とはいえないでしょう。

また、おいしい夏みかんを収穫することができなかった場合、自分ひとりでは、なかなか原因を特定することがむずかしいのです。そこで、実績豊富なプロに剪定を依頼することで、おいしい夏みかんを育てることができるようになります。

・時間を節約できる

時間を節約できる点も大きなメリットといえるでしょう。おいしい夏みかんにするためには、枝の量や樹形を整えることが大切で、こまめな剪定が必要となるのです。日々の生活が忙しく、なかなか夏みかんのお手入れの時間を捻出することができないといった方は、プロに依頼することがおすすめです。

よい業者を選ぶためのポイント

業者選びには以下の2つのポイントがあります。業者選びに失敗しないためにも、ぜひ参考にしてください。

・複数社から見積りをとる

夏みかんの剪定料金は、業者によって異なります。同じ剪定をおこなってもらうのであれば、できるだけ費用が安い業者にお願いしたいと思われる方が多いのではないでしょうか。実際にかかる費用は、見積りをとらなければわかりません。そのため、複数の業者から見積りをとって、比較検討するとよいでしょう。

・親身に相談に乗ってくれる業者を選ぶ

剪定の費用は、業者選びの大切な要素のひとつですが、その業者が親身に相談に乗ってくれるかどうかも同じくらい大切です。とくに、おいしい夏みかんが収穫できないとお悩みの方などは、親身に相談に乗ってくれて、原因と対策方法を分かりやすく伝えてくれる業者がよいでしょう。原因と対策方法がわかれば、今後は業者に頼らなくても自分で夏みかんを育てていくことができるようになります。

費用を知るには?

業者によって剪定の料金設定を、時間制にしている業者と、単価制にしている業者があります。そのため、時間制と単価制に区別して費用相場をご紹介します。

【時間制の場合】
時間制の場合、1時間あたり2,000円~3,000円くらいが相場になるようです。時間制の料金設定をとっている業者に剪定を依頼する場合、依頼をする前に、何時間ほどで作業を完了できるか確認しておくとよいでしょう。

【単価制の場合】
単価制の場合、剪定の時間に関係なく、木1本あたりの固定の料金になっています。樹高によって費用相場が変わりますので、樹高ごとの費用相場を以下にまとめました。

低木 (樹高0~3m) 3,000円前後
中木 (樹高3~5m) 6,000円~7,000円
高木 (樹高5~7m) 15,000円~17,000円

また、上記のほかにも追加費用が発生する場合があります。剪定した枝葉は処分しなければなりません。料金の中にゴミ回収費用が含まれていればよいですが、含まれていない場合は別途請求されてしまいます。ゴミ回収費用の相場は、45リットルのゴミ袋がひとつあたり500円前後、軽トラック1台分の量になると5,000円前後です。

「剪定お助け隊」にいつでもご相談ください

先述の通り、実際にかかる費用は、見積りをとってもらわなければ確認することができません。業者への依頼は、見積りをとるところがスタートなのです。

弊社では、夏みかんの剪定が可能な業者を複数社ご紹介することが可能です。そのため、業者を比較検討していただければ、お客様にとってよりよい業者選びのお手伝いができます。

弊社は、24時間365日いつでもお電話にてご相談を承っております。夏みかん剪定のことでお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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