ボトルツリーは剪定で復活する?正しい剪定方法や育て方をご紹介

ボトルツリーは地植えのものから鉢植えで育つものもあり、基本的に剪定がそれほど必要のない木です。しかし、葉が重なり合いすぎると成長に支障が出て、病気になったり枯れたりするおそれがあります。
また、木に勢いがなかったり樹形が崩れてる場合でも、剪定をおこなうことでボトルツリーが元気になったり見た目がよくなったりすることもあるのです。そこで、この記事ではボトルツリー剪定の仕方についてまとめました。また、植え替えが必要な場合もあるので、植え替えの仕方についても説明いたします。
目次
ボトルツリーの剪定方法
ボトルツリーに限らず、木の剪定は木を元気にしたり病気から守ったりするためにおこなうものです。この項目ではボトルツリー剪定の方法についてまとめました。
ボトルツリーを剪定する理由は?

ボトルツリーの剪定をおこなうおもな理由は、日当たりと風とおしをよくするためです。枝や葉が込み合ったままにしてしまうと、日が当たりにくくなったり風とおしが弱くなったりしてしまいます。
日が当たりにくい場所は栄養が不足してしまい、風とおしの悪い所はカビや菌が繁殖しやすくなります。
剪定する時期と必要な道具
ボトルツリーを剪定する時は、必ず切れ味のよい剪定ばさみを使いましょう。切れ味の悪いはさみを使うと、余計な傷をつけて木に負担をかけてしまうおそれがあるからです。
また、剪定前には刃をアルコール消毒したり、剪定後の木の切り口に癒合剤を使用したりすることで、病原菌の感染を予防することができるのです。
ボトルツリーを剪定する時期は、4~8月などの暖かい時期です。理由としては、寒い時期は木にとっては成長速度が遅い時であり、そこで剪定をおこなうと栄養不足になってしまうからです。
剪定方法と注意事項
ボトルツリーの剪定は、決まった方法があるわけではありません、そのため、剪定したいと思った時に剪定することができます。しかし、ボトルツリーの枝や葉は切りすぎてしまうと、光合成ができなくなって枯れてしまうおそれがあります。そのため、ボトルツリーを剪定する際は、ぶつかって生長の邪魔になっている枝や葉を切るようにしましょう。
また、ぶつかり合っている枝のどちらを切ればいいのか迷った時は、太いほうの枝を切るのがおすすめです。ボトルツリーは細い枝を残しておくほうが樹形がきれいに整うためです。
剪定が難しい場合はどうすればいい?
ボトルツリーに限った話ではありませんが、剪定の際、切りすぎるのが不安だったり地植えで育てていて剪定そのものが面倒だったりというケースがあると思います。そんな場合は、業者に相談してみてはいかがでしょうか。
業者であれば、ボトルツリーの剪定について熟知しているので、切りすぎるリスクを負わなくて済みます。また、弊社にお電話していただければ、お客様のご希望に添う剪定方法やお手入れができる業者を派遣させていただきます。
ボトルツリーを健康に育てる方法
ボトルツリーのお手入れは、剪定だけではありません。水やりや肥料、害虫対策なども必要になってきます。この項目では、ボトルツリーのお手入れ方法をまとめました。
ボトルツリーとは

ボトルツリーとは、根っこが丸く膨らんでいるアオギリ科・ブラキキトン族の植物です。樹高は観葉植物用の小さいものもあれば、30mほどのものまであります。おもな原産地はオーストラリアで、種類によってはピンクや赤い花を咲かせます。
ボトルツリーに適した環境は?
ボトルツリーはオーストラリアが原産地ですので、暖かく乾燥した環境を好み、寒くて湿気のある所を嫌う木です。そのため、日本で育てる場合は、直射日光やエアコンの風が当たらない暖かい場所で育てるようにしましょう。
水やりや土づくりはどうすればいいの?
ボトルツリーの水やりは、季節によっても変わってきます。暖かい季節の場合は、成長速度が早いので鉢の底から水が出てくるまで水やりをしましょう。寒い季節の場合は、成長速度が遅いので土の中まで乾燥している時に水やりをおこなってください。
また、ボトルツリーは乾燥や害虫除けのために、葉先への水やりも欠かせません。霧吹きで水を吹きかけて湿らせましょう。
ボトルツリーを育てるための土は、水はけのよい土を使用してください。肥料は、生育期に液体肥料を2週間に1回やるか、もしくは固形肥料を1か月に1回与えましょう。
ボトルツリーの害虫対策は、何をやればいいの?
植物を育てる際、害虫対策は必須になります。ボトルツリーにつきやすい虫と対策方法は、以下のとおりです。
・アブラムシ
全長2~4mmくらいで緑色や黒色の体を持つ小さな虫です。植物の汁を吸って生育を阻害するほか、ウイルスを媒介して植物を弱らせるおそれもあります。
対策としては、水で洗い流したり、反射するものを嫌う特性を生かし、アルミホイルを地面に張ったりして対処しましょう。
・カイガラムシ
体長3mmくらいの大きさで、その名のとおり、白い貝殻のような見た目の害虫です。アブラムシのように植物の汁を吸って生育を阻害するほか、カイガラムシのフンによって病気になるおそれもあります。
対策としては、歯ブラシでこすり落とすか、幼虫が現れる5~7月頃に、薬剤を木や枝に散布するなどです。
・ハダニ
体長0.5mmくらいの、赤色や黄色の体を持つ害虫です。葉の裏に寄生して汁を吸収します。吸収された部分は葉緑素がなくなってしまい、表面から見ると白い斑点ができて、放置すると落葉するおそれがあります。
対策としては、定期的に葉の裏に霧吹きで水を吹きかけたり、殺虫剤を散布したりするのが効果的です。
木のお手入れって大変、そう感じたらどうすればいい?
木のお手入れは季節や時期によっても変わってきますし、害虫なんていつなんどき現れるかわかりません。お庭の木のお手入れに困った場合は、業者に相談してみてはいかがでしょうか。
弊社の場合、コールセンターは24時間365日対応可能ですので、ボトルツリーの剪定でお困りの方は、いつでもお気軽にご連絡ください。
たまにはボトルツリーの植え替えも必要
ボトルツリーのお手入れには、植え替えも必要になってきます。ここからは、植え替えが必要な理由と、植え替えのやり方について説明させていただきます。
ボトルツリーの植え替えは、なぜ必要なのか?

植木鉢で育てている場合、底から根がはみ出したり木の大きさが鉢より大きくなったりした場合に植え替えが必要になってきます。庭植えの場合は特に必要はありませんが、土の質が悪くなったら、植え替えを考えたほうがよいでしょう。
植え替えをするタイミングは?
土は2年くらいたつと古くなって水分や養分を吸収し辛くなるので、2年に1回のタイミングで植え替えをしましょう。時期としては、5~9月の暖かい時期におこなうのがよいです。
植え替えは、どうやればいいの?
ボトルツリーの植え替えをおこなうにあたって、まずは道具を用意する必要があります。用意する道具は、以下のとおりです。
- 鉢
- じょうろ
- 棒
- 土入れ
- 鉢底ネット
- 土
- 鉢底石
植え替えをする際は、ボトルツリーの株より大きな鉢を使用してください。また、土は水はけのよいものを使用しましょう。
植え替えの手順については、以下のとおりです。
- ボトルツリーの根元を持ち、古い鉢から根を抜く
- 根の周りをほぐし、3分の1くらい土を落とす
- 新しい鉢にネットを敷き、鉢の深さ5分の1くらいまで鉢底石を入れる
- 土入れを使って、鉢底石の上に土を入れる
- 根と根の間を優しくつつくように、棒を土に挿す
- 株元めがけて、水をやる
自分で植物の世話をするのは大変
ボトルツリーは、比較的お手入れしやすい種類の木です。しかし、剪定やお手入れの仕方は素人判断では難しい所もあります。ボトルツリーに限らず、木のお手入れはテレビやネットで調べても詳しいことが出てこない場合が多いのです。
そんな植物のお悩みは、業者に相談しましょう。業者は植物のことを熟知しているので、お客様のお悩みを聞いてくれます。弊社では、お客様のお悩みに沿った業者を手配させていただきますので、ぜひお電話ください。
まとめ
ボトルツリー剪定は、樹形を整えて日当たりをよくしたり、全体の風とおしをよくしたりするために必要な作業です。しかし、ボトルツリーは決まった剪定方法があるわけではないので、好きな時に剪定することができます。そのため、生長の邪魔となる枝や葉が出てきた時だけ剪定するのがよいでしょう。
そのほかのお手入れに関しては、夏場はたっぷりと水を与えて冬場は土が乾燥したタイミングで水やりをおこないます。このとき、アブラムシやカイガラムシといったボトルツリーに発生しやすい害虫対策として、葉に霧吹きなどで水をかけておくと効果的です。
また、ボトルツリーが生長すると鉢のサイズを大きいものに交換する必要があります。そのため、ボトルツリーの生長具合を見て、植え替えもおこなってあげるのがよいでしょう。
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