ブラシの木の剪定はタイミングが重要!増やしかた・育てかたも解説
ブラシの木は初心者の方でも比較的育てやすいといわれていますが、剪定をするときには重要なポイントがいくつかあります。剪定する時期を間違えてしまうと花が咲かなくなってしまうといったことがありますので注意しましょう。
これまでブラシの木を育ててきた方は、ブラシの木を増やすこともできます。この記事では、ブラシの木の剪定で大切なポイントや増やし方・お手入れ方法などについて解説していきます。
目次
ブラシの木の剪定で大切なポイントとは
ブラシの木を剪定するときは、時期や枝を切る箇所について注意する必要があります。ここでは、ブラシの木の剪定をするときに大切なポイントを3つご紹介します。また、剪定の注意点についてもお伝えしていますので参考にしてみてください。
剪定は適度におこなう
ブラシの木は、剪定をしないと形が崩れるといったことはありませんが、不要な枝の整理をすることで若い枝に栄養がいくようになります。また、あまり剪定しすぎると根を傷めてしまうので剪定は適度におこなうようにしましょう。
剪定時期は新芽が伸びる前!
ブラシの木の剪定時期は、新芽が伸びる前の3月の上旬頃が最適です。なぜ新芽が伸びる前に剪定するのかは、花が咲かなくなる失敗を防ぐためです。
また、ブラシの木は寒さに弱いので、冬に剪定をしてしまうと木が弱ってしまうことがあります。ブラシの木を剪定するときは時期に気をつけましょう。
ブラシの木は「透かし剪定」
ブラシの木を剪定するときは、透かし剪定をおこなうといいでしょう。透かし剪定とは、増えすぎてしまった枝を根本から切り、風通しをよくするという剪定方法です。
透かし剪定をするときは、ひこばえ(根本から伸びる枝)や細い枝や枯れた枝を切断し、形を整える程度にしましょう。そのときに、はみ出している枝も切断し樹形を整えましょう。最後に全体を見て枝が密集しているところを見極め、剪定していきます。
剪定の注意点
ブラシの木を剪定したいと思ったときに注意しなければいけないことがあります。それは、新芽が出る前に剪定をしないと、花が咲かなくなってしまうことがあるということです。
また、冬に剪定をすることはおすすめできません。冬の寒さに耐えられず、木が弱る原因となってしまうからです。剪定時期に注意して不要な枝は取り除き、ブラシの木にとって育ちやすい環境を整えてあげることが大切です。
「いつ頃切ったらいいかわからない」「どの枝を切ったらいいかわからない」といった、ご自分で剪定することが不安な方は業者に依頼をして、剪定してもらうと安心でしょう。
業者に剪定を依頼する際の費用
業者に依頼をして剪定をしてもらうとき、費用がいくらくらいかかるか気になりますよね。それではブラシの木を業者に依頼した場合、費用はどれくらいかかるのか見ていきましょう。
ブラシの木は高さが2~3mに成長するものがほとんどです。木の高さが、3m未満のものは剪定の相場が1本1000円~3000円となります。
業者によって料金が異なりますので、まずは無料で見積りをしてから比較するといいでしょう。弊社では、お見積りが無料となっておりますので剪定でお悩みの際はお気軽にご相談ください。
お庭を花いっぱいに!ブラシの木の増やしかた
「お庭にもっとブラシの木を増やしたい!」そんなときにはどうすればいいでしょうか。ブラシの木を増やす方法は2種類あります。
方法その1:挿し木
まず1つ目の方法が挿し木です。挿し木とは、増やしたい木の枝の一部を切り取り、土に挿して発根させるという繁殖の方法です。ブラシの木もこの挿し木で増やすことができます。
ブラシの木の挿し木に最適な季節は6月から7月ごろです。新しく伸びた枝を10cmほど切り取り、挿し木用の土に挿します。あまり根付きはよくないのでたくさん挿しておきましょう。日当たりの良い、風通しの良い場所に置いて水をあげましょう。
方法その2:種まき
2つ目が種まきをする方法です。種まきの最適な時期は、4月です。実の中に種が入っています。種が発芽できるようになるまでには、実のままでさらに1~2年放置する必要があります。このとき、実はもぎ取らず木についたままにしておいてください。1~2年後に実から種を採取するようにしましょう。
種をまいたあと発芽はしても、花が咲くまでには時間がかかります。種まきをして花が咲くまでには早くて3~4年はかかります。じっくりと成長を見守りましょう。
種を購入するならこんな種類も!
ブラシの木はオーストラリア全域からニューカレドニアで多く生育されており、20種類以上あるといわれています。種を購入する前に、多くの種類の中からお気に入りのものを見つけておくとよいでしょう。それでは、主な種類を見ていきましょう。
・ハナマキ
別名:金宝樹(キンポウジュ)と呼ばれています。
・マキバブラシノキ
葉は細くてマキの形に似ています。
・シロバナブラシノキ
白い花を咲かせるブラシノキの仲間です。
・シダレハナマキ
葉はマキに似た形をしており、枝先が下に垂れるタイプです。
植え付け・植え替え
次にブラシの木の植え付けや植え替えの方法について見ていきましょう。
・植え付け
ブラシの木は寒さに弱いので、植え付けは、4月の中旬から9月にかけておこないましょう。植え付けをするときには水はけのよい土を用意してください。庭植えや鉢植えをするときには有機質肥料か、効き目がゆっくりな緩効性化成肥料を肥料として土に施します。
・植え替え
ブラシの木は植え替えを嫌う植物です。しかし、鉢植えの場合は鉢の底から根が出たら根詰まりしている可能性があります。そういったときは、植え替えをしましょう。
植え替えるときは、古い鉢から取り出し一回り大きな鉢に植え替えます。そのときに、根についた土を落とさないように注意しましょう。日当たりの悪い場所に植えると花付きが悪くなるので、植え替えたら、日当たりの良い場所に置き、水をあげてください。
ブラシの木を元気に育てるためには……
せっかくブラシの木を育てるなら、元気に育てたいですよね。元気に育てることができれば、ブラシの木は5~6月に多数の美しい花を咲かせます。しかし、ブラシの木にとって良い環境を整えても、なかなか花が咲かないといったこともあるかもしれません。
また「初めてブラシの木を育てる」「ブラシの木をどこに植えたらいいかわからない」などブラシの木を育てるにあたって、お困りの際には庭木のプロに相談するといいでしょう。
弊社では、全国に加盟店がありますのでお客様に1番近い業者をご紹介できます。お気軽にお問い合わせください。
ブラシの木を健康に育てるためのお手入れ
ブラシの木は、初心者の方でも比較的育てやすい木ですが、健康に育てるためには日ごろのお手入れはかかせません。それでは、お手入れ方法についてみていきましょう。
ブラシの木の特性
お手入れ方法の前にまず、ブラシの木は、どんな特性があるのか見ていきましょう。ブラシの木は、オーストラリアが原産です。科名はフトモモ科です。名前の通り、ビンを洗うときに使うブラシのような形をしています。花の色は、赤やピンク、白などもあります。
暑さと乾燥には強いブラシの木ですが、寒さには弱いので霜や雪には注意しましょう。ブラシの木を育てるときは、日当たりの良い場所で育ててください。開花の時期は、5~6月ですが春と秋に開花する種類もあります。
水やり
ブラシの木は乾燥に強いといわれていますが、水やりもかかせません。庭植えの場合は、雨のみでも大丈夫です。植えたばかりの苗木には土が乾く前に、たくさん水やりをしましょう。
また、2年以上たった木には水やりはほとんど必要ありません。水をあげすぎると、根が腐ってしまうことがあります。水をあげるときには、土の状態をしっかりと確認しましょう。
肥料
ブラシの木は、肥料はほとんど必要ない植物ですが、植物の育ちにくいやせ地などの場合は、化成肥料を与えます。肥料を与える時期は、庭植えの場合は2月、鉢植えの場合は3月におこないます。また、肥料は与えすぎると花付きに悪影響を及ぼすので気をつけましょう。
病気と害虫
ブラシの木はほとんど害虫が発生しない植物です。ブラシの木の実が害虫と間違われることがあるくらいです。また、気をつけるべき病気もとくにありません。
この記事では、ブラシの木の剪定方法や増やし方、お手入れ方法についてご紹介してきました。ブラシの木は剪定頻度も少なく、お手入れ方法もほかの植物に比べて手間がかからないことがおわかりいただけたのではないでしょうか?
また、ブラシの木の種類もいくつかご紹介しました。これから育てていこうと考えている方や新しいブラシの木の種類をお庭に増やしたいと考えている方は、どれにしようか迷ってしまうかもしれませんね。もしお庭のメンテナンスを業者に依頼することがあれば、そのときにアドバイスをもらってもよいかもしれません。
弊社では、お庭の総合的なメンテナンスができる業者の紹介が可能です。24時間365日お電話にて、剪定などお庭に関するご相談を承っております。庭木のプロに相談し、きれいなお庭を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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