桜の剪定って必要なの?正しい剪定知識や時期まとめ|病害虫の対処

桜は古くから日本の春の風物詩として扱われていて、桜を含む言葉が数多く存在しています。そんな中で「桜切るバカ梅切らぬバカ」ということわざを聞いたことはあるでしょうか。

これは「桜は枝を切ると腐りやすいから剪定しないほうがよい」「梅は剪定をおこなわないと花付きが悪くなる」という意味のことわざです。このことわざに従うのであれば、桜は剪定しないほうがよいと思う方もいるかもしれません。

実際に桜の枝を切ると、切り口が腐敗して木が弱ってしまうケースがあります。しかし、適切な時期に正しい方法でおこなえば、樹木への負担を抑えつつ剪定することが可能です。

剪定は、病害虫を予防するために重要な作業です。そこで、このコラムでは「桜の剪定方法」についてご紹介していきます。正しい剪定で病害虫から桜を守りましょう。

桜は剪定必要です!「植えて5年以内」「秋」にすべき理由

植物に発生する病害虫は、日当たりと風通しが悪い環境を好みます。そのため、生い茂った枝葉をすいて日当たりや風通しをよくする剪定は欠かせない作業です。しかし、桜の剪定はいつおこなってもよいわけではありません。

桜は「植えて5年以内」の剪定で樹形が決まる

桜は「植えて5年以内」の剪定で樹形が決まる

桜の剪定をする場合は、植えてから5年以内に樹形を整えるように枝の剪定をおこないましょう。剪定には大きく分けて、細かい枝の剪定と太い枝の剪定があります。基本的には細かい枝を剪定することになりますが、樹形や枝葉の茂り具合によっては太い枝を剪定する必要が出てきます。

しかし、樹木にとって太い枝の剪定は負担が大きくなりやすいです。とくに、桜はデリケートな植物なので、不用意に太い枝を剪定すると弱ってしまうおそれがあります。桜を植えてから5年以内であれば枝もそこまで太くならないため、剪定の際に樹木への負担を抑えやすいです。5年目以降は、細い枝を軽く剪定する程度にとどめておくとよいでしょう。

桜の剪定は「秋」にすると負担が少ない

剪定作業は植物に欠かせない作業である反面、植物へかかる負担が大きい作業でもあります。剪定による負担を軽減するためには、植物の生命活動がにぶくなる休眠期におこなうのがよいとされています。桜の場合は、気温が低下しはじめ葉が落ちる秋の終わりころに休眠期に入るため、剪定はこのタイミングでおこなうようにしましょう。

桜は木の中でも剪定の難易度が高い……

病害虫を予防したり、樹形を整えたりするためにも剪定は重要な作業です。しかし、桜はデリケートな植物なので、一歩間違えると剪定により傷口が腐って樹木が弱るおそれがあります。

そのため、自分で桜の剪定を成功させる自信がないという場合は業者に剪定を依頼しましょう。弊社では、剪定のプロをご紹介しています。お庭の桜の剪定でお困りの際は、ぜひご相談ください。

桜の木の剪定方法・枝の処分

ここでは、桜の剪定方法についてご紹介していきます。また、剪定後の枝の処分についても解説していくので、自分で桜の剪定をおこなうという方は参考にしてみてください。

剪定前の準備

剪定前の準備

【桜の剪定に必要な道具】

・剪定バサミ
細かい枝を切り落とすために使う道具です。

・ノコギリ
太い枝を切り落とすために使う道具です。

・癒合剤
剪定後の切り口を保護するための薬剤です。ひとがケガをした際に、傷口を保護するためにぬる液体バンソウコウといえばイメージしやすいかもしれません。

・脚立/ハシゴ
高所の剪定をおこなう場合は用意しましょう。

・汚れてもよい服/軍手
桜を剪定すると、枝の切り口から粘り気のある樹液が出てくることがあります。そのため、樹液で汚れても問題のない服装で剪定をおこないましょう。

【剪定をおこなう前の準備】

剪定をおこなう際は、枝の切り口から細菌が入りこむのを防ぐ必要があります。そのため、剪定道具は事前に煮沸消毒やアルコール消毒などをおこなってください。また、剪定をはじめる前に桜の全体像を確認し、剪定する枝の目星をつけておくと、樹形を整えやすくなります。

細い枝の切り方

日当たりや風通しを悪くしたり、樹形を乱したりするおそれのある枝を剪定バサミで切っていきましょう。太い枝を切ると樹木への負担が大きくなりやすいため、剪定するのは太さ2cm以内の枝に留めておきましょう。

また、枝を根元から切ると切り口が腐りやすくなってしまいます。そのため、枝は根元から10cm前後は残すように切ってください。

太い枝の切り方

先述のとおり太い枝の剪定は樹木への負担が大きいため、極力切らないことをおすすめします。細い枝と同様に根元から切ると切り口が腐りやすくなるため、どうしても切る必要がある場合はノコギリで枝の根元を10~20cmほど残した状態で剪定をおこないましょう。

切る際の注意事項

・枝の切りすぎ
枝の切り口が増えるということは、それだけ雑菌の侵入口が増えて弱りやすくなるということです。また、枝の剪定自体が樹木にとって負担のかかる作業なので、枝を切りすぎるとそれだけ生命力を消耗してしまい病害虫が発生しやすくなります。

・手で折る
細い枝の場合、剪定バサミを使うのが面倒くさくて手で折ってしまいたいと思うかもしれません。しかし、枝を折ってしまうと断面がガタガタになって、癒合剤をぬりづらくなってしまいます。癒合剤がうまくぬれていないと雑菌が侵入しやすくなり、断面が腐ってしまうおそれがあります。そのため、細い枝であっても必ず剪定バサミを利用しましょう。

切断面の保護

枝の剪定をおえたら、切断面を覆うように癒合剤をぬってあげましょう。癒合剤は切り口にぬることによって自然治癒を促進するものですが、中には殺菌成分が含まれているものがあります。桜は切り口が腐りやすいため、殺菌成分を含んでいるタイプの癒合剤を選ぶと切断面を保護することができます。

切った枝の処分方法

桜の剪定後は、切り落とした枝の処分をしなければなりません。挿し木をして繁殖させるのもひとつの手ですが、桜の枝は地面に根付きづらいため挿し木は難易度が高いです。そのため、基本的に切った枝は廃棄することになります。

自治体によっても異なりますが、剪定で出た枝や花などは燃えるゴミとして出せることが多いです。燃えるゴミで出す場合は、必ずゴミ袋に入るサイズに枝を切り刻みましょう。

業者に剪定を依頼すれば、面倒な枝の処分もしてもらえます。弊社では、桜の伐採から木の処分ができる業者をご紹介しています。剪定業者をお探しの際は、ぜひご相談ください。

剪定する枝の簡単な見分け方

樹木の剪定は、ただ目についた枝を切り落とせばよいというわけではありません。とくに、桜はデリケートなので剪定する枝はしっかり選ばないと、樹木が弱ってしまいます。そこで、ここでは剪定する枝の見分け方をご紹介していきます。

1.地面から~2mぐらいに生えた枝

地面から~2mぐらいに生えた枝

・ひこばえ
木の根元付近から生えている枝です。本来枝が生えていないような場所から生えてくる枝なので、目立ちやすく見栄えも悪くなってしまいます。

・胴吹き枝
木の幹から直接伸びる細い枝です。日当たりや風当たりを悪くするため、病害虫が発生しやすくなります。

2.こみあう原因になる枝

・ふところ枝、からみ枝、交差枝
木の幹へ向かって伸びていたり、ほかの枝に絡んでいたり、枝やほかの枝と交差している枝です。日を遮り、ほかの枝の生育に悪影響を与えることがあります。

・並行枝、下がり枝、さかさ枝
ほかの枝と重なり合うように平行に生えていたり、中心または下方向へ生えていたりする枝のことです。日当たりを悪くしたり、樹形を乱したりしてしまいます。

・車枝
一か所から車輪状に円を描いたように広がる枝のことです。一か所に偏って枝が生えるため、樹形が崩れやすくなります。

3.見映えがよくない&病気の原因となる枝

・枯れ枝
日光不足または栄養不足で枯れてしまった枝です。健康な枝に比べてやせ細った見た目をしているので、見栄えが悪くなりやすいです。

・病気の枝
病気の枝をそのままにしていくと、ほかの健康な枝にまで病気が広がってしまいます。桜の病気については次の章でご紹介していきます。

桜に付きやすい病害虫

桜の剪定をおこなう際は、樹木を間近で見ることになるのでついでに健康状態を確認しておきましょう。ここでは、桜に発生しやすい病害虫をご紹介していきます。桜の健康状態を確認する際の参考にしてみてください。

害虫

害虫

・毛虫類
桜にはチャドクガやイラガ、マイマイガなどさまざまな毛虫が発生します。これらの毛虫は、葉っぱを食べてしまうほか、針に触れて肌がかぶれるなどの被害がおきてしまいます。殺虫剤を葉や枝にかけて駆除しましょう。

・カイガラムシ
枝や葉などに寄生して樹液を吸うため、木を弱らせてしまう害虫です。また、後述するこうやく病の感染源になるケースもあります。

白い貝状の殻をまとっているため、枝葉に白い塊があったらカイガラムシのおそれがあります。成虫は殻に阻まれて殺虫剤が効きにくいため、歯ブラシなどでそぎ落として駆除するとよいでしょう。

・カミキリムシ
幼虫が幹や枝の中を食い荒す害虫です。桜の木の表面に小さい穴があり、その穴から木くずのようなものが出ている場合は中にカミキリムシがいる可能性が高いです。穴の中に直接殺虫剤を噴射すれば駆除できます。

病気

・てんぐ巣病
枝が一か所に集中して生えてしまい、まるで鳥の巣のようになる病気です。てんぐ巣病が発生した枝は花が咲かなくなるうえに、放っておくと病気がどんどん広まっていきます。基本的に有効な薬剤がないため、てんぐ巣病が発生した部分を切り落として対処しましょう。

・幼果菌核病
カビによる植物の伝染病の一種で、感染部分が腐ってしまいます。一度発症してしまった場合は、感染部分を切り落とし病状が広まらないように切り落とした周辺を消毒しておきましょう。

また、カビの一種なので湿度が高い環境を好みます。そのため、桜の剪定をおこなって日当たりや風通しをよくすれば、ある程度の予防が可能です。

・こうやく病
木の表面に、膏薬(こうやく/ろうや脂を練って作ったぬり薬)をべったりとぬったようにしてカビが生える病気です。カイガラムシの排泄物を栄養源とする菌なので、桜がこの病気を発症している場合はカイガラムシが寄生しているおそれがあります。見た目が悪いだけでなく木を弱らせてしまうため、発症箇所を見かけたら歯ブラシなどでそぎ落としましょう。

桜を枯らさないためには、病害虫は早期の対処が必要になります。しかし、病害虫を見つけ出すのはなかなか難しく、予兆を見つけ出せずに対処が遅れた結果、桜が弱ってしまったというケースもあるのです。

プロに桜の剪定を依頼すれば、剪定の際に病害虫の確認もおこなってくれます。その上、業者によってはその場で病害虫の対処をしてくれることもあります。

弊社では、植物の病害虫の知識が豊富な業者もご紹介しています。そのため、植物のことはよくわからないという方でも安心して、剪定を任せることが可能です。相談窓口は通話無料なので、お気軽にご相談ください。

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