南高梅剪定の仕方|実を収穫するには手入れが必須!元気に育てるコツ

南高梅の木で質のよい実をつけるには、時期ごとの剪定が重要です。南高梅の剪定は複雑で、植えはじめから3年目までは剪定方法が異なります。そのため、南高梅で実をつけたいのであれば、年数ごとの剪定方法を知っておくべきでしょう。

このコラムでは南高梅剪定の方法や、実をつけるために知っておきたい情報について紹介します。さらに、南高梅を元気に育てる方法や病害虫対策も載せています。最後まで読めば、南高梅の育成で注意するべき点を意識しやすくなるでしょう。

南高梅剪定の方法と伸びたまま放置するリスク

南高梅剪定は複雑で、植えてから年数ごとに剪定方法が変わってきます。この項目では、剪定に必要な道具、植えてからの年数や時期ごとの剪定方法について紹介します。

剪定の前準備

南高梅剪定の方法と伸びたまま放置するリスク

まず剪定に必要な道具である、剪定ばさみと剪定のこぎりを用意します。細い枝は剪定ばさみで、太い枝や幹を切るときは剪定のこぎりを使いましょう。また、高所での剪定をおこなうために、南高梅の木の高さに合った脚立を用意してください。

剪定方法

南高梅の剪定方法は、次のようにおこないます。

・1年目

植えはじめは、まだ若木の南高梅を成長させることが目的です。9~11月ごろに、地表から30~60cmの位置で幹を切り取ります。こうすることで、梅は横にも枝を伸ばすようになり、のびのびと育てることができるでしょう。

また、栄養を集中させるために、幹から伸びる枝(主枝)は3本ほどにします。そのほかの主枝は、生えたばかりの枝(新鞘)のときに捻枝や摘心をして、伸びを緩やかにしておきましょう。捻枝は新鞘をちぎらない程度に根元からねじる方法で、摘心は新鞘の先端を剪定ばさみで切り取ることです。

・2年目

2年目では、12~1月頃に南高梅の樹形をおおまかに整えていきます。主枝の横から生えてくる枝(側枝)を、主枝1本につき3本ほど残るように、根元から切り落としましょう。また、残した側枝は全体の3分の1ほどの長さに切り取ります。

・3年目 3年目も剪定時期は12~1月頃であり、生育を悪くする枝を取り除く間引き剪定をおこないます。木の内側で密集している枝や、外に伸びすぎている枝を根元から切り落としましょう。

・4年目以降

4年目からは、南高梅を春・夏・冬の年3回で剪定をおこないます。

4月頃におこなう春の剪定は、成長が盛んになる夏に向けて南高梅の形を整えます。伸びすぎた枝を短く切る、切り戻し剪定をおこないましょう。ただし、花芽がつく箇所を切り落とすこともあるので、花数を減らしたくない方は枝を切り過ぎないようにしてください。

7~8月頃の夏では、花芽を切らないように間引き剪定をおこないます。同じ時期に花芽がつきはじめるので、花芽を避けて密集している枝や伸びすぎた枝を取り除きましょう。

そして、10~12月頃の冬は、夏と同じように密集している枝や伸びすぎた枝を間引きます。注意点として、この時期には花芽の準備がおこなわれています。花芽がつく箇所は通常の枝よりも少し膨らんでいるので、その部分を避けて剪定すると、翌年の花数が減りにくくなるでしょう。

さらに、間引き剪定が終わったあとは、残した枝に5~6個ほど花芽が残るように、枝を剪定のこぎりなどで短く切り落とします。花芽の数を調整することで、花や実のつき具合がよくなるのです。枝を短く切ったとき、枝の治りを早くする癒合材で切り口を保護しておくと、病原菌などに侵入されにくくなります。

剪定せずに放置するとどうなる?

南高梅を剪定しないままだと、枝が込みあったり外へ枝が伸びすぎたりしていきます。密集している枝があると木の風とおしが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。また、外に伸びすぎた枝があると、日当たりが悪くなったり栄養の消費が激しくなったりするので、南高梅の生育が悪くなるのです。

うまく実がつくような南高梅にするためにも、剪定しておきましょう。もし、自力で作業するのが難しい場合は、業者に剪定を任せることもできます。知識や経験が豊富な業者に剪定を任せることで、南高梅が健康的に育ちやすくなって実のつきもよくなるでしょう。

南高梅を収穫するためのポイント

南高梅の実がつくためには、いくつかの条件があります。南高梅をうまく受粉させて、実をつけるのに必要な栄養を蓄えさせましょう。この項目では、南高梅に実をつけるために注意したい、「複数の品種を育成」「人工受粉」「木の栄養」について紹介します。

ひとつの品種だけでは自然に実がつかない

南高梅を収穫するためのポイント

南高梅は、ひとつの品種だけでは自然に受粉できない性質(通称:自家不和性)があります。そのため、自然に受粉させるにはほかの品種を植える必要があります。南高梅が受粉しやすい梅の品種としては、「花香実」や「白加賀」などがあるので、一緒に植えておくと実がつきやすくなるでしょう。

人工受粉なら安定して実がつく

南高梅のような自家不和性の植物でも、人工的に受粉すれば実をつけやすくなります。

人工受粉のやり方はまず、やわらかい筆や綿棒の先端に花粉をつけましょう。花粉は、花の中心以外から生えている雄しべについています。そして、花の中心から伸びている雌しべに花粉をつければ完了です。

道具がない場合は花をひとつ摘み取って、直接花粉をほかの花の雌しべにつけても受粉させることができます。ただし、雨の日は雨水で花粉が流れ落ちることがありますので、人工受粉は晴れた日におこなうのがおすすめです。

受粉させてもダメなときは栄養・体力不足?

受粉させても実がつかないときは、実をつけるための栄養や体力が不足しているかもしれません。勢いの強い枝があると栄養を持っていかれますし、剪定時期や方法を間違えると梅が体力を消耗します。

葉の色合いが悪くて花芽や実のつきが悪いときは、南高梅が栄養不足で弱っているサインです。南高梅剪定や肥料やりなどの手入れ方法を見直しましょう。

南高梅の木を元気に育てるコツ

木を丈夫にするには、南高梅剪定だけでなく肥料やりや水やりといったお手入れ方法についても重要です。そこで、水やりや肥料やり、木の増やし方や植え替えのコツについて見ていきましょう。

水やり

南高梅の木を元気に育てるコツ

植えてから2年以上たっている南高梅の場合は、水を与えなくても育てることができます。ある程度根が育っているなら、自然に降る雨だけで水をまかなうことができるのです。しかし植えてから2年未満の若木は、根が未発達で水を吸収する力が弱いので、表面が乾燥するたびに水を与えておきましょう。

肥料やり

肥料やりは、12~1月頃におこないます。休眠期に入る前に肥料を与えることで、花芽がつく前に南高梅へ栄養が蓄えられます。栄養が蓄えられることで、新鞘や花芽のつきがよくなるのです。

肥料を与えるときは、栄養を吸収する根の先端付近に肥料を埋め込みます。また肥料は、栄養がゆっくりと溶けだす緩効性肥料を使用しましょう。緩効性肥料なら、南高梅に長期間栄養を与えることができます。

南高梅の木の増やし方

南高梅の木を増やす方法は、剪定した枝を使って木へと育てていく挿し木が主流です。挿し木に使用する枝は10~12月に剪定した枝で、3月頃に作業をおこないます。挿し木をおこなう日まで、剪定した枝は切り口を水コケで覆い、ビニール袋に入れて冷蔵庫などの冷暗所で保存しましょう。

そして、挿し木の手順は以下のようにおこないます。

  1. 枝を15~20cmほどの長さになるように切る。(切り口を斜めにすると挿しやすくなる)
  2. 枝の切り口を2~3時間ほど水か殺菌剤につける。
  3. 鉢全体の4分の1ほど鹿沼土か赤沼土を入れる。
  4. 鉢がいっぱいになるまで挿し木用の土を入れる。
  5. 土に水を与えて湿らせておき、枝が半分ほど隠れるように土へ挿しこむ。

あとは、鉢を覆うようにビニール袋をかぶせて、土の表面が乾かないように水やりをすれば、2か月ほどで発根してきます。このとき、軽く日光が当たる窓際などに置いておくと、根が出やすくなるでしょう。

植え替え

南高梅を鉢植えで育てているときは、11~2月頃に植え替えをおこないます。使用している鉢よりも、一回り大きいサイズの鉢へ植え替えましょう。植え替えをおこなわないと、南高梅が根を伸ばすスペースがなくなり、根詰まりや根腐れが起こります。

根詰まりや根腐れが起こると、根から養分や水分が吸収できなくなるので、やがては枯れてしまうでしょう。根詰まりや根腐れ対策のためにも、3~5年に1回は植え替えてください。また、植え替えるときに古い根や枯れた根を切り取ることで、育ちをよくすることができます。

病害虫を寄せ付けない対策

病害虫の被害を受けると、実の質が落ちたり生育が悪くなったりします。南高梅を元気に育てるためにも、病害虫の種類や対策方法について見ていきましょう。

おもな病害虫

病害虫を寄せ付けない対策

南高梅が被害を受けるおもな病気は、果実に黒い斑点が発生する黒星病です。黒星病が発生すると見た目が悪くなり、実の質が低下します。変色した部分を取り除けば、食べても問題がないようですが、見た目が気になる方は対策しておきましょう。

また、発生する害虫としては白い芋虫であるコスカシバの幼虫や、小さいつぶつぶのアブラムシ、丸い形のカイガラムシなどがあります。害虫が発生すると、南高梅の幹を食われたり樹液を吸われたりして、南高梅の生育を阻害してくるのです。

病気や害虫の被害を受けた箇所があると、そのほかの健康的な実や枝にも被害が広がります。そのため、南高梅に異変があったときはすぐに対策することが大切です。

対策方法

対策方法としては、それぞれの病害虫が発生しやすい時期に薬剤を散布することです。たとえば、黒星病は春先になると発生しやすい病気なので、春頃に殺菌剤をまくようにしましょう。害虫の場合も、適切な時期に殺虫剤をまきます。

また、枝を剪定して風とおしをよくしておくことも大事です。ほとんどの病害虫は湿気を好むので、風とおしをよくして湿度を低く保つと予防になります。

しかし、南高梅剪定が大変な方や病害虫の具体的な対策がわからない方がいると思います。そういった方は、剪定業者に任せれば、失敗するリスクなく剪定や病害虫対策をしてくれるでしょう。ただし、剪定業者によっては剪定以外の作業を依頼できないこともあります。

弊社で紹介する業者は、木の剪定や消毒、肥料やりや伐採などさまざまなサービスを提供することができます。また、庭木1本から依頼を受け付けているので、木に関するお困りごとなら対処することができるでしょう。

なにか気になることがあれば、24時間無料で受け付けている弊社の電話相談をご利用ください。なんでもご相談をお聞きいたします。

まとめ

南高梅剪定は、1年目は木を成長させるために、2年目は樹形を整えるためにおこないます。また、3年目では南高梅の生育をよくするために、枝を間引きましょう。そして4年目以降は春・夏・秋に剪定をおこない、南高梅が育ちやすい状況を保ちます。

南高梅は自家不和性なので、実をつけるには複数の品種を育てるか、人工受粉が必要です。受粉させても実がつかないときは、栄養や体力が不足しているかもしれません。

南高梅を元気に育てるには、若木のうちの水やりや冬の肥料やりが大事です。鉢植えでは、冬頃に植え替えもおこないましょう。

病害虫から南高梅の木や果実を守るためには、適切な薬剤の散布や剪定が重要となります。もし、自力でおこなうのが難しいときは、剪定業者に任せれば対処してもらえます。

業者選びで迷う場合は、弊社の業者紹介サービスを利用すれば、理想の業者を見つけやすくなります。見積りも無料でおこなっていますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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