剪定ばさみの手入れ!研ぎ方や使う道具・調整方法・劣化原因まで解説

剪定に必要な道具

切れ味が悪くなった剪定ばさみは、注意点・やり方を守って手入れをおこなってみてください。

剪定ばさみを手入れせずにそのまま使い続けると、うまく剪定できなかったり剪定中にケガをしてしまったりするおそれがあります。また、正しい方法でお手入れをおこなわなければ、刃の切れ味が悪化するおそれもあるのです。

この記事では、剪定ばさみのお手入れ方法・正しい使い方をご紹介します。この記事を参考に、切れ味のよい剪定ばさみを正しく使って、安全にで美しい庭づくりをおこないましょう。

剪定ばさみの手入れ|研いで切れ味を戻そう!研ぎ方と道具の種類

剪定ばさみは、「砥石(といし)」という石を使って磨いて切れ味をよくすることができます。砥石を使った剪定ばさみのお手入れでは、砥石のほかにもクリーナー・歯ブラシ・油を用意しておいてください。砥石を使ったお手入れ方法は、以下から見ていきましょう。

1.砥石を使う前にまずは注意点を知ろう

1.砥石を使う前にまずは注意点を知ろう

砥石を使う前には、剪定ばさみに付着した汚れを落としておきましょう。クリーナーを使えばだいたいの汚れは取ることができるでしょう。汚れがこびりついて取れない場合は、お湯に浸して歯ブラシなどで磨くと取りやすいです。

剪定ばさみについた汚れを落としたら、砥石で剪定ばさみを研いでいきます。研ぐ際に注意していただきたいのが、薄く研ぎすぎないようにすることです。あまり薄く研ぎすぎると、刃が欠けたり刃こぼれをおこしたりするおそれがあるのです。このようなことを頭に入れ、以下の方法で研いでいきましょう。

2.剪定ばさみの研ぎ方

剪定ばさみは、大きな刃と小さな刃が組み合わさってできています。お手入れをおこなうときは、大きな刃と小さな刃を、それぞれ以下の方法で研いでいきましょう。

【大きな刃の研ぎ方】
大きな刃の表面を、20~25度程度の角度で研いでいきましょう。表面を研ぐと、裏側に返り(反り)ができるので、それを取るように裏側も研いでいってください。裏側は、15~20度程度で研ぐのがよいでしょう。

【小さな刃の研ぎ方】
小さな刃の研ぎ方は、基本的には大きな刃と同じです。ただし、小さな刃は表面だけ研ぐようにしてください。裏面を研ぐと、歪みが出てしまい切れにくくなるのです。

また、刃を研ぐときは、利き手でないほうで刃をしっかりと抑えて動かないように固定してから利き手で研ぐようにすると、作業がしやすいでしょう。

3.歪みの確認と仕上げ作業

剪定ばさみを研ぎ終わったら、歪みがないかを確認しましょう。最後に、ハサミの表面・刃と刃の間・中央にあるネジに油を吹きかけたら、作業完了です。

はさみを分解して研ぐ方法もある

刃の中央にネジがついているタイプは、大きな刃と小さな刃を分解することができます。分解すれば刃が研ぎやすくなるので、ネジがついているタイプはレンチなどで分解してから研ぐとよいでしょう。

簡単!砥石を使わないで研ぐ方法

剪定ばさみのお手入れは、砥石を使う方法以外に、「サンドペーパー」を使う方法もあります。サンドペーパーを使う方法では砥石を使った方法に比べて切れ味は落ちます。しかし、作業方法が簡単で、サンドペーパーを水につけて刃を研ぐだけとなっています。

「砥石を使って剪定ばさみを研ぐのはハードルが高い」と思う方は、まずはサンドペーパーで研いでみるとよいかもしれません。

おすすめ!剪定ばさみの調整方法と使い方・劣化を抑える手入れ

剪定ばさみは、使っていくうちにネジが緩んでいきます。もしネジが緩んでいる場合には、一度分解してネジを締め直してみることをおすすめします。そうすることで、剪定ばさみの切れ味が回復する場合があるからです。以下からは、剪定ばさみが緩くなったときの調整方法をご説明します。

はさみが緩くなったときの調整方法

はさみが緩くなったときの調整方法

剪定はさみが緩くなったときには、ネジを時計回りに締め直すことで解消可能です。ただし、ネジを締めすぎるとはさみを開閉しづらくなったり手が疲れたりするおそれがあります。そのため、開き具合を確認しながらネジを少しずつ閉めていき、適した開き具合に調整するとよいでしょう。

剪定ばさみの使い方を再確認

剪定ばさみをお手入れしたり調整したりしても枝が切りにくい場合は、剪定ばさみの日頃の使い方に問題があるかもしれません。

剪定ばさみを使用するときには、枝の内側(切り落とさない側)に大きなほうの刃が当たるようにしてください。そうすることで、切り口がきれいになります。また、このとき、剪定ばさみを持っていないほうの手で枝を持ち、押し下げるようにすると切りやすくなるでしょう。

樹液で劣化!剪定ばさみの劣化原因と日頃の手入れ

植物の中には、枝を切ると切り口から樹液が出てくるものもあります。その場合、樹液が剪定ばさみの刃に付着し、劣化の原因となってしまいます。樹液による劣化を防ぐためには、剪定ばさみを使った後に樹液を取り除いておくこととよいでしょう。

樹液は、基本的には水で落とすことが可能です。ただし、時間が経ってこびりついているものは、水で落ちないこともあります。なかなか樹液が落ちないようなら、80度程度のお湯につけながら、歯ブラシでこすり落とすとよいでしょう。樹液が落ちたら、水気を拭き取って乾燥した場所で保管しましょう。

研ぐのも剪定する時間もない!そんなときは業者に相談

「剪定ばさみを研いでいる時間がない」「そもそも剪定している時間がない」という方は、業者に剪定を依頼することをおすすめします。業者に依頼すれば、剪定にかかる時間や手間を大幅に削減することができます。また、剪定のプロが作業をしてくれるので、仕上がりも期待できるでしょう。

弊社では、迅速・丁寧に作業をおこなう剪定業者をご紹介します。剪定のための時間が取れない方は、ぜひご連絡ください。

個人で剪定できる庭木の高さ・大きさの限度とは

庭木を切るとき、伐採の場合は高さ3m・幹の太さ(直径)20cmが自分で作業できるボーダーラインとなっています。ただし、剪定の場合は、伐採と違って自分でできる限度は定められていません。

そのため、「背の高い木でも自分で剪定して大丈夫だろう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし背の高い木を無理に自分で剪定すると、さまざまなトラブルを引き起こす原因となります。ここからは、無理に剪定をして起こるトラブルを見ていきましょう。

無理に剪定をして起こるトラブル

無理に剪定をして起こるトラブル

高さがある木を剪定するときは、脚立に乗って剪定するのが一般的です。しかし、脚立に乗った状態で高い位置にある枝に無理に手を伸ばすと、脚立から落下して怪我をする危険があります。

また、大きな木では剪定ばさみだけでは枝が切りづらいため、剪定ノコギリなど比較的大きな道具を使うこともあるでしょう。

しかし、剪定ノコギリは、剪定ばさみよりも扱い方にコツがいります。もし慣れていない方が作業をおこなうと、誤って剪定ノコギリの刃が当たってご家庭の外壁や車を傷つけてしまうこともあるかもしれません。また、剪定する木が隣の家と近い場合は、隣の家のものを傷つけてご近所トラブルに発展することもあるのです。

そのようなリスクを避けるためには、剪定が難しい場合は無理におこなわず、業者に依頼するのがよいでしょう。

Q.1本しかないけどお願いできる?

剪定をしたい方のなかには、「1本しかないけど業者にお願いできるの?」という疑問を持っている方もいらっしゃるでしょう。結論から申し上げると、1本の庭木の剪定でも依頼できる業者が多いです。

ただし、なかには1本では受けつけていない業者もあるかもしれないので、念のため業者に確認しておくことをおすすめします。また、業者を探す際は、以下のポイントを確認してみてください。

  • 実績が多い
  • 追加料金がかからない
  • スタッフに相談しやすい
  • 料金表示が明瞭
  • こちらの日程にあわせて作業日を調整してくれる

上記の項目に当てはまる業者は、信頼できる業者である可能性が高いため、安心して依頼することができるでしょう。

弊社加盟店では、見積りは無料でおこなっていて追加料金もかかりません。また、作業日もご依頼者様のご都合のよい日の中から調整いたします。電話対応は平日・土日・祝日に関わらずいつでもおこなっているので、ご都合のよい時間帯にご連絡ください。

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